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登場キャラクター編集


フォージャー家編集

東国(オスタニア)の都市部に暮らす三人家族の家庭。

精神科医の夫、市役所勤めの妻、エリート校に通う幼い娘と、一見すれば仲睦まじい暖かい家庭。――しかし、彼ら全員はそれぞれの事情を理由に利害関係で集った赤の他人……疑似家族である。

全員が尋常でない秘密を抱え、それをお互いに伏せたまま家族ごっこを続けている。それでも数多くの困難を乗り越える中で、彼らはこの奇妙な関係の中に安息を求め始めている。


ロイド・フォージャー(CV:江口拓也暗号名〈黄昏〉
おやこ 黄昏~
  • 精神科医。バーリント総合病院勤務。バツイチ子持ち。2年前に前妻と死別。子供が1人。しばらく結婚に慎重になっていたが、1年前に仕立て屋で偶々出会ったヨル・ブライアと結婚。
    • 前妻との娘・アーニャを一人前に育てるため、名門イーデン校への入学を希望。二次審査は両親同席が必須の面談だったのだが…。
    • 娘の服を仕立てに行った先で偶然出会ったヨルからの申し出があり、最終的にお互いの利益のため結婚。
    • 家庭では料理担当。また、娘の教育に尽力している。
  • スパイ。西国〈ウェスタリス〉に所属する諜報員の中で最も腕の立つエージェント。コードネーム〈黄昏〉。
    • 最新の司令である「オペレーション〈梟〉:危険人物に近付くため学校の懇親会に潜入せよ」のために7日間で妻子の確保が必要になる。
    • 孤児を引き取り、独身女性を後妻として迎える。両者とも家族を演じることには協力的だが…なんかクセが強め?
    • よりよき世界のため、オペレーションの成功、ひいては戦争の回避を目指し、今日も持てる技術と知識と力を尽くす。
アーニャ・フォージャー(CV:種﨑敦美被験体007

アーニャ
Anya
  • 小柄な6歳の女の子。偏食でピーナッツをよく食べる。にんじんが嫌い。人ごみが苦手。
    • アングラな孤児院にいたところをロイドに引き取られる。その後、経歴を改竄され、2年前に死別したロイドの前妻との実子ということになる。
    • ここ1年程の間に4度家族を変え、施設も2箇所目という“問題児”。
    • 新しい父・ロイドの希望に応えるため名門イーデン校を受験。合格を目指す。
    • 聡く好奇心旺盛で周りの心の機微によく気付く。冒険アニメ『スパイ大戦争』が好きでちょくちょく過激な発言もする。
  • とある組織の実験により偶然生み出された、他人の心を読む超能力者。組織から逃亡し、保護を求めて居場所を転々としていた。
    • 実年齢は4~5歳程度。知能・知識とも相応だが、心を見透かしたような言動は孤児院でも気味悪がられていた。
    • 過去に心を読んだせいで”魔女”と冷罵されたことがあり、エスパーであることが周囲にバレたらあっさり捨てられてしまうと考えている。
    • 娯楽に飢えていたため、黄昏がスパイであることを知って大興奮。彼の要求と希望を叶え、偽家族を維持することに尽力する。
ヨル・フォージャー(CV:早見沙織暗号名〈いばら姫〉
yorヨル・フォージャー
  • 首都バーリント市役所の公務員。27歳。旧姓はブライア(BRIAR)。家族は成人している弟が1人。以前は鍼灸マッサージの仕事についていたが転職してきた。
    • 結婚適齢期とされる女性の一人暮らしは怪しまれて通報されるとの世情を知り、偶然仕立て屋で出会ったロイドとお互いの利益のため結婚。
    • 少々世間知らずだが正義感が強く、温厚で物腰柔らか。問題の解決方法は物理的な手段に寄りがち。
    • 得意な家事は掃除。ティータイムの用意も担当している。
  • 殺し屋。幼少から仕込まれた殺人術で依頼あらば殺す。情報は徹底して秘匿されているらしく、弟や夫にも裏の顔は知られていない。
    • 元の家は貧しく、弟の養育費のために始めた仕事。数十名の警護を一人で制圧し、暴れ牛を素手で無力化する人間兵器。
    • 独身女性に向けられる疑惑の目から逃れるため、父子家庭のフォージャー親子に後妻として迎えられる。
    • 周囲の目を欺くための偽装家族であることは承知の上で、本人なりに良き母であろうと奮闘している。
ボンド・フォージャー(CV:松田健一郎
Anya & Bond癒し
  • フォージャー家の飼い犬。
    • 『SPYWARS』の主人公・ボンドマンにちなんでアーニャが命名した。
    • 対外的には、アーニャが犬を欲しがっていた時に拾われた。
  • 未来予知能力者
    • プロジェクト〈アップル〉によって生み出され、フォージャー家に出会うまでの長い間、実験動物として扱われてきた。
    • 学生によるテロ活動の際に爆弾犬として利用されようとしていたが、アーニャの読心と自身の未来予知が奇跡的に噛み合ったことでフォージャー家の一員として加わる。
    • 見えた未来の光景は絶対不変ではなく、行動によってある程度干渉できるが、犬であるため内容までは深く理解できず、見たものを他人に伝えることもできないのが欠点。
    • 同じ超能力者であるアーニャだけは読心によって同じ光景を見られるものの、彼女の知識の範疇での解釈になってしまう。

西国情報局対東課〈WISE編集

〈黄昏〉の所属する組織。東国に対する諜報を目的とする、西国の政府機関。

東国側で新たな戦争の火種が懸念されたため、〈黄昏〉を派遣し戦争を回避すべく「オペレーション〈梟〉」を発動し、両国間の均衡を保とうと暗躍する。

相当数のエージェントを抱える機関であり、有能な幹部陣によって秘密保持も徹底されている。

しかし作戦の内容がいささかアバウトだったり、暗号の伝え方がなんだか気の抜けるやり方だったり、そのしわ寄せが〈黄昏〉に回って過剰労働させてしまったり、イーデン校の特待生「皇帝の学徒」への昇格を『4ヶ月で星(ステラ)8つ』と現実味のない皮算用をするなど、どこか危ういポンコツさも漂ってくる(おまけに、あまり問題にはなっていないがその黄昏も自室の鍵の暗証番号を偽名の語呂合わせで行うというややポンコツな一面を覗かせている)。

さらに、東国のスパイ狩りによって多くの女性諜報員が捕まったため、〈黄昏〉は自分で妻役を探さなくてはならなかった。


WISEの最高責任者。オペレーション〈梟〉で黄昏を派遣する決定をした。


Handler

東国で活動するWISE諜報員の〈管理官(ハンドラー)〉を務める女性。黄昏の上司にあたり、同じく東西平和への拘りが強い。

表向きは在東西国大使館の外交官として東国に滞在している。


夜帷

WISEの女性諜報員で、コードネーム〈夜帷(とばり)〉。表向きはバーリント総合病院の事務員。

感情を一切顔に出さず、淡々と任務をこなすクールビューティーだが、WISE内部では気味悪がられている。

実は先輩スパイである黄昏に凄まじい恋心を抱くクーデレ。黄昏以外の人間のことは軽視しており、隙あらばヨルを追い出してフォージャー家の妻の座を乗っ取ろうとまで考えているため、本性を知ったアーニャからは警戒されている。


ガーデン編集

東国都市部の何処かにある緑豊かな豪邸。

その実態は、東国の国益と国民を害する者を抹殺する暗部集団。いわゆる【アサシン】を主務とする闇組織である。

経緯は不詳だがヨルは幼少期に才能を発掘され、組織指折りの始末屋へと成長した。

規模は不明だが、WISEに比肩し得る情報網を持つこと、マフィア等の裏社会に通じている点を鑑みると、小規模だろうと相応の人員や協力者がいると考えられる。

普段は電話のみで連絡を取り合うが、緊急時や大型の案件を取り扱う際には庭先で作戦計画を指示する。


ガーデンの長。帽子を被った長髪色黒の壮年男性。

普段は庭木の剪定を嗜む穏やかな人物だが、ヨルの師匠でもありその腕前はヨルにさえ殺気を気付かせない熟練者。


SPY×FAMILY LOG3

「任務に集中なさい 全員死にますよ」

「…だが、ガーデン(われわれ)の敵ではないな」

ヨルが市役所で勤務する部署の部長。

厳格で規律に厳しい性格。

正体は「ガーデン」の連絡役で、本人も手練れの殺し屋。

殺し屋の気配を察知してすぐに背後をとって相手の骨を折る、バーで拝借したダーツで牽制、鹵獲したスナイパーライフルでの狙撃や負傷した状態での拳銃での牽制など様々な攻撃方法に長けている。


バーリント市役所編集

金髪カール。ヨルの職場の後輩。

ヨルに対して嫌味、皮肉を言うが当のヨルからは「善良な方」だと思われている。

頼られると弱い。料理が得意でヨルの南部シチュー完成に貢献した。


オレンジのショートボブ。ヨルの職場の後輩。苗字はマイヤーズ。

笑顔で無神経なことを言いがち。

美容やオシャレに気を使っているが料理の腕前は缶詰なら開けられる程度らしい。

カレシが喜ぶとかで制服のスカート丈をかなり短くしているがそれをエロい目で見てくると言って課長を嫌っている。

父親は戦争に行って亡くなっている。


長い黒髪で眼鏡が特徴でスタイルが良い。喫煙者。

事務員の中では一番の年上だがヨルの事を「先輩」と呼んでいるので現在の市役所勤めはヨルの方が長い模様。カミラ同様ヨルに対してよく皮肉を言うが特に家庭を持ってからのヨルにはポジティブに受け止められてしまっている。

子供が二人おり、上の子はイーデン校を受験するという。

(バスジャック事件の際のヨルとの電話で子供は無事イーデン生になっていた事と事件に遭った3~6組には在籍していない事が確認できる。)

その他にも食事は家政婦に任せている、など裕福な家庭であることがうかがえる。


カミラの彼氏。ユーリと同じ集合住宅に住んでおり近所づきあいで親しい様子。

ヨルに当たりのキツいカミラを窘めたり「意外といいヤツ」とフォローする事も。

カミラ曰くデートに遅れてきてもヘラヘラしている事があるらしい。しかしなんだかんだいいながらもカミラとはラブラブな様子。


課長。禿げ上がった頭で眼鏡をかけた小太りの男性。

エロい目でジトーっと見てくる、とミリーに嫌われている。

ヨルと秘密警察(ユーリ)との繋がりを疑ったロイド扮する保安局員に名前を使われて本人のあずかり知らないところで痔を患っていることにされてしまった。


財務部の職員。役所の書類を横流ししたことで国家保安局によって連行され、ユーリたちの拷問を受ける。既婚者にもかかわらず女遊びのための金欲しさに役所の書類を横流ししていたしょうもないおっさん。結果、家族を大事にしているユーリの逆鱗に触れている。


名門イーデン校編集

標的の息子が通う東国一の教育機関。全校生徒2500人。6〜19歳まで全13学年制。

その在り方から様々な差別や選民思想的な特待生による横暴、通学生の誘拐などトラブルの種も多い。


東国政財界の社交場でもある“懇親会”に列席するには、“皇帝の学徒”(インペリアル・スカラー)と呼ばれる特待生の親であることが必須条件。

特待生になるには優れた成績や社会貢献に応じて授与される褒章・星(ステラ)を8つ獲得する必要がある。

逆に、成績不振や不品行に対して与えられる罰点・雷(トニト)を8つ集めてしまうと即時退学となる。


ヘンダーソン先生

寮長クラスのベテラン教師。「エレガンス」を大事にしている。アーニャら初等生3組29名のクラス担任。

高潔さを貴ぶ厳格な紳士で、入学試験で目にしたフォージャー家の振る舞いに感銘を受けており、ロイドに一目置いている。

生徒に対しては厳しく公平に接するが、生徒間の友情を尊重する一面もあり、友情故の行動には規則違反であっても多少の配慮を示すことも。


ダミアン・デズモンド

アーニャのクラスメイト。オペレーション〈梟〉の標的である国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの次男。

常に取り巻きを従えるガキ大将だが、父親に認めてもらうため努力を欠かさない一面もある。

アーニャとは入学初日から喧嘩するなど確執があるが、密かに惹かれている。

彼とアーニャが仲良くすることでデズモンド家に直接お呼ばれされれば作戦は飛躍的に進むため、黄昏にとっては攻略対象の一人なのだが…?


ベッキー

アーニャのクラスメイト。大手軍事企業ブラックベルCEOの娘。高慢な性格だが、ダミアンとの喧嘩がきっかけでアーニャと仲良くなる。

ブラックベルはデズモンド・グループとつながりがあるが、ダミアンのことは快く思っていない。


friends

ダミアンの取り巻きコンビ。細い方がユーインで太っている方がエミール。同い年のダミアンに対しても敬語で接し、学内ではいつも一緒にいる。

窮地のダミアンを命を賭けて救おうとしたり、ダミアンの意思に反してでもダミアンのためになる行動を選択することもあるなど忠誠心は非常に高い。

また、時にはダミアンをからかったりイタズラを仕掛けたりと年相応の友人として接する場面もある。


ドッジボール回に登場した怪童。小学生に似つかわしくない体格をしており、"魔弾のビル"の異名を持つ。球技での実力はもはや小学生の域を脱しており、ドッジボールではダミアンたちを恐怖のどん底に叩き落とした。

ただし、自身にとって想定外の事態が立て続けに起こると小学生らしい反応を見せることもある。


アーニャのクラスメイト。デズモンド兄弟のテストの成績を改竄するべくスパイ「東雲」を雇う。


デズモンド家編集

無題

国家統一党総裁。東西での戦争をひき起こそうと企んでいるらしく、混乱の火種として西国に警戒されている。

引きこもりで用心深く、表舞台に出てこないが、息子が通うイーデン校の懇親会にだけは顔を出すという。オペレーション〈梟〉の標的。


メリンダ

デズモンド家の妻であり、ダミアンとデミトリアスの母。買い物先で大量の荷物を落としそうになったところをヨルに助けられ、それを期に仲良くなった。


無題

デズモンド家長男でありダミアンの兄。皇帝の学徒。


国家保安局〈STATE SECURITY SERVICE SSS〉編集

スパイ狩りなどをしている東国内の治安維持組織。市民からは「秘密警察」とも呼ばれ恐れられている。

この尋問が終われば僕は帰れる

ヨルの弟。元は飛び級で外務省に勤めていたエリート。

シスコンで、姉のためならなんでもしかねないところがある。

ヨルの裏の仕事は知らず、ユーリ自身も秘密警察であることは伝えていない。

東国の世情もあって独り身の姉を案じていたのだが、いつの間にか結婚していたことを人づてに聞かされ…。

姉のいるこの国を脅かす存在を彼は許さない。


ユーリの上司。クールな性格で本名は不明。ユーリに姉離れをするよう忠告している。ユーリが登場すると大抵彼も登場するため出番はそこそこ多め。


ユーリの部下。男性が多い秘密警察の中では珍しい女性。ユーリが飛び級して入ってきているため、彼よりは年上である模様。


その他編集

フランキーがいっぱい

モジャモジャ頭の情報屋。表向きはタバコ屋だが、情報収集が主な任務。

独身・恋人なし。偽物とはいえ家族を持つ〈黄昏〉をしばしば羨みながらも、強力にサポートする。


アーニャが補欠合格したという情報を聞き、もしもアーニャが落ちてしまったらと不安になったヨルの妄想の中に登場した、イーデン校受験生の父親。当然ながら作中の世界においても架空の人物である。名前の由来は生贄から。


キース氏

東国の過激派学生のリーダー。

ボンドたち犬を使ったテロで戦争勃発を目論む。


デズモンド兄弟のテストの成績を改竄するべくジョージに雇われたスパイ…のつもりでいる馬鹿。


過激派組織「赤いサーカス」幹部。バスジャック編にて登場。元々は娘がいた父親のため非情になり切れない部分も。


 東国の重要人物。宇宙飛行士。イーデン校の懇親会にて講演。


本名不明。ハープーンに雇われた殺し屋達のリーダー格の眼鏡の男。

殺し屋としての仁義を重視しており、赤子連れを手当たり次第殺せばいいと発言した男を「殺人鬼と殺し屋を一緒にするな」と容赦なく殺害している。

鋭敏な嗅覚の持ち主で、香水の匂いからオルカの存在を察知したり、爆薬の臭いを感知している。

ガーデンから逃げ延びた後は、船に爆薬を仕掛けていた情報屋を咎め諍いを起こすも、解体が間に合わなかった爆弾を救助艇の側に偶然投げ捨てられ、海に投げ出されて情報屋と共にサメに襲われる羽目になった。


本名不明。ハープーンに雇われた情報屋で、船内の至るところに盗聴器を仕掛けたり、無線の傍受を行って殺し屋達に情報を提供している。

一方で、船内の至るところに西国製の爆弾を仕掛け、船を爆破し戦争の火種を作ろうと画策していたが、ガーデンから逃げ延びた殺し屋のリーダー格の男との諍いをしていた隙に解体が間に合わなかった爆弾を救助艇の側に偶然投げ捨てられ、爆発の余波を食らって転覆する。

その後、殺し屋と共にサメに襲われて物語からフェードアウトする。


東国最大規模のマフィア・グレッチャーファミリーの先代ボスの娘。

組の内部抗争によって父達を失い、さらに元部下で現在のボスであるレオナルド・ハープーンに命を狙われているため、ガーデンの協力のもと、産まれたばかりの息子グラム・グレッチャー(CV:大井麻利衣)と部下のゼブと共に第三国へ亡命することになる。船内ではシャティ・グレイの偽名を使い、殺し屋を欺くために整形手術をしている。

ヨルとマシューの護衛、アーニャのサポート、ロイドの密かな活躍のおかげで無事に亡命に成功。ヨルに心から感謝の気持ちを示し、彼女とその家族の幸せも願いながら客船を後にした。


グレッチャーファミリーの元構成員。

過去に戦後の食糧難の際にオルカからパンを分け与えられたことから彼女に好意を寄せている。

荒事はあまり得意ではないようで、殺し屋に狙われている状況に常にビビっていたり、ドアのノックに対して恐慌していたが、有事の際には体を張ってオルカを凶弾から守っている。

また少々迂闊な面があり、故郷を離れる際に家族へ連絡したことで、計画が殺し屋達に露呈してしまった。だがその後は体を張ってオルカを凶弾から守るなど、漢を見せた(防弾チョッキを着込んでいたので命に別条はなかった)。

船内では、有名百貨店の店舗開発部のファーシル・グレイを装っている。


  • オーセン夫婦

90話でフォージャー家の隣りの部屋に引っ越してきた老夫婦。

夫がさらっと妻に花を渡したり、お互い口説きあいながらキスをしたりと、夫婦関係は年月たっても非常に良好なようだ。実は元々バーリント出身であり、戦後で別の街で仕事をした後、定年退職で元の街に戻ってきたそうだ。


ジークムント・オーセン

夫。通称「ジーさん」。年齢のこともあって物忘れがひどく、心の中の文章も安定せず、あやふやになっている。また、もごもごとしゃべることがあるため、心を読まないとよく聞き取れないことがある。定年退職前は大学で教師をやっており、かなり勉強に熱心な一面を見せている。

近所のアーニャには、家探しを手伝ってくれた件から孫のように可愛がっており、彼女の古語の勉強にも喜んで手伝い、結果的に古語のテストで第二位を獲得し、学力で初めてステラを手に入れるに至った(おまけで数学でトニトも一緒にもらってしまったのは置いといて)。


バーバラ・オーセン

妻。通称「バーさん」。夫とは違い物覚えがよく、物忘れで聞き返したり、夢中になって一方的に語り出す彼に手を焼いている。近所のフォージャー家が訪問した際はお菓子を焼いてくれている。


地下テニス大会「キャンベルドン」の主催者。息子と娘のペアの優勝に1000万を掛けて様々な妨害工作を仕掛けてまで大勝ちを狙おうとしたが、ロイドとフィオナのペアには悉く通用せず、目論見は失敗した。しかし試合を通して真っ当なテニス選手を目指す決意をした息子の姿に(大負けしたことは一切嘆かず)泣きながら感動したりと、親としてはそこまで悪い人物ではない。また、実物を見て賞品を選ぶ事を快く許可したり、ロイドとフィオナの目的だった絵画を渡せなくなったお詫びの補填もしたりと気前は良かったりする。


キャンベルドンの出場者である、兄のアナンと弟のカタンの二人組の兄弟。

スポンサーの指示で筋肉増強剤を使用するものの、フィオナの地雷を踏み抜く形でロイドを侮辱する発言をしたために、フィオナにボールをぶつけられまくってボコボコにされてしまい敗れた(しかも試合描写は完全カット)。


秘密警察に逮捕された新聞記者。


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