ジョージ・グルーマン
じょーじぐるーまん
CV:堀江瞬
東人民共和国屈指の名門イーデン校の1年生。物語の中心人物であるアーニャ・フォージャーのクラスメイトである。逆三角形のような顔立ちをしたネガティブ思考で根暗な人物。
深刻そうな口調で会社の経営をデズモンドグループに移譲する件について部下と語らう父の様子を見てしまい、「自分の今までの生活が、デズモンドグループによって失われる」と恐慌。しかし子どもの自分に何ができるわけでもなく、その焦燥と絶望を“デズモンドの一族への復讐”という方向に向ける。
スパイを雇って嫌がらせするなど大人顔負けにして子どもっぽい工作の末、もっとも身近なデズモンドの人間である同級生のダミアン・デズモンドからその境遇を同情され、彼と和解。クラスメイトたちから激励されつつ学校を後にした。
と思いきや実はグルーマン製薬会社はデスモンドの温情によって友好的買収をされるだけであり、倒産するわけではないと判明。確かにグルーマンの会社はなくなるものの生活環境は変わらない。つまり本人の完全な早とちりである。
そして彼は周囲の冷視と盛大な勘違いに死にそうになりつつ今日も学校に通うのだった。
まあ彼も彼で同情されたのを良いことに調子に乗ってジュースや最高級キャビア丼を奢らせる、ダミアンの星バッジをつけて悦に入ると傲慢な態度に出ていたため、手痛いしっぺ返しを食らったと言える。
再び登校した際はベッキーに「貰ったもの、ちゃんと返しなさいよね」、ダミアンからは「ジュース代も返せよな」と忠告され(せめてもの情けなのかキャビア丼の代金は請求してなかったりする)、アーニャからはドンマイと言わんばかりに肩を叩かれるのだった…。
その後は
- 42話の食堂における伝説のお菓子争奪戦で、さらりと最後の一皿を購入する幸運を見せるも、未練タラタラのアーニャ達に退学騒動の件を持ち出されて泣く泣くトランプ勝負をさせられ、お菓子が1/5に減る
- 69話で伝説のお菓子の謝礼と言わんばかりに、ダミアンがアーニャのために買った『カリカリのお菓子(実際は“貸しを作る・借りを返す”のアーニャ語翻訳)』をもらおうとしてダミアンに怒鳴られる(お菓子は結局食いしん坊のエミールに全て食われた)
- 107話で父と祭りに赴いた際には鉢合わせたダミアンから自分の事を思い出されるまでビルと違い少し間があったりロイドからは内心で「(グルーマン家からは)特に得る情報はないな」と言い切られる
など、アーニャ達とはそこそこ交流がありながらも不憫な役回りが絶えず、いじられキャラが定着しつつある。
原作では28話で初登場だが、アニメ版では7話に先駆けて登場している。