「そういうのじゃない!!トクンじゃない!!このオレ様がこんな庶民の女に…ないない!!」
「兄貴と同じ"皇帝の学徒"にならないと…! でないと…父上にふりむいてもらえない…‼」
概要
SPY×FAMILYに登場する少年。【黄昏】の標的ドノバン・デズモンドの息子(次男)。
イーデン校に通う学生でアーニャの同級生。
プロフィール
本名 | ダミアン・デズモンド |
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家族 | 父、母、兄 |
年齢 | 6歳(イーデン校の就学年齢が6歳のため) |
身長 | 110cm |
好きなもの | ステラ,サッカー |
嫌いなもの | ピーマン,虫 |
CV | 藤原夏海 |
人物
性格
国内でも有数の家柄で育った為、性格は高慢で他者を見下しがち。それゆえアーニャとは良く対立する。
しかし父に認められたいという気持ちもあって勉学に関しての熱意は真剣そのもの。実際に成績も優秀であり、優秀な生徒のみがなれる皇帝の学徒(インペリアルスカラー)を目指している。
普段こそ年相応の悪ガキだが、根の部分は非常に生真面目で男前。他人(特にアーニャ)に対して悪態こそつくが、実力や実績が正当であるならそれをきちんと認め、決して相手を貶したり僻んだりしない潔さも持っている。実際、一つ目のステラを獲得したアーニャに対しては、先を越されたと悔しがりながらも他の生徒のように陰口を叩かず、逆に彼女を中傷する生徒達を冷たく非難した。
親の都合で退学になると知ったジョージに対して、愛用していたペンケースを渡して励ましたりという優しさも見せている(実際は勘違いだった為、翌日登校した彼にジュース代を請求していた)。
時に学友のために体を張ることもやってのけており、既にこの歳にしてカリスマ性の小さな芽を発しており、取り巻きのエミールとユーインから打算なしに敬意を抱かれている。家柄目当てに取り入ろうとする生徒も多いとはいえ、女子からも基本的にモテる。
しかしそれでもまだ6歳の子供。バスジャック事件でテロリストから首に爆弾(偽物だが)を付けられた際には「テロリストの気分次第で首が飛んで死ぬ」と内心で恐怖に震えるなどの一面もある。
下記の通り家族とはギクシャクした関係にあるが、清掃時間に悪ふざけする、サッカーが好き、皇帝の学徒ごっこに興じる、図工の時間で一年生にはハードルが高すぎるグリフォンを作ろうとする、など年相応の子どもらしく邪気の無い一面もあり、今のところグレる心配は無い。
家族関係
家族との関係は希薄で、入学式すら一人で出席していた。また、父のドノバンに認められたい、愛されたいという強い想いを胸に秘めており、皇帝の学徒を目指すのも父に認められたいがゆえである。それゆえ、父親が絡むと普段以上に感情的になったり、夜を徹して勉学に励むなど無茶をしがちな一面を見られる。
母・メリンダの愛情については諦め気味であり、アーニャの母・ヨルがメリンダと接触した際には、動向を気にする素振りを見せたが、特に自分への言及は無いと知ると無表情になっていた。メリンダはメリンダで息子に複雑極まる感情を抱いているが、ダミアンが気付いているかは不明。
兄・デミトリアスとの関係は親達よりは悪くないようで、電話で頼みごとをする場面も見られた。(しかし、電話で話すときのダミアンの緊張した面持ちや、兄の口調から「仲が良い」とは言い難い。)
ジーブスという壮年の男性が執事として付いており、家族の様子を彼伝いに聞くこともある。ジーブスもダミアンを気遣って優しい嘘をつくなど、思いやりのある人物と思われる。
実家にはジャーマンシェパードと思われるマックスなる飼い犬もおり、かなり可愛がっている様子。
能力
優秀な兄に負けじと必死に努力している甲斐あって、前期中間考査では総合11位に入るほど成績が良い。
得意教科は歴史。一方で国語の成績は揮わず、テストの成績は50点。ダミアンの執筆したレポートを読んだヘンダーソンからも「国語は要努力だな…」と評されていた。
勉学のために夜更かしの癖があったが、担任のヘンダーソンの指導もあって早起きする方針に切り替えている。
また、勘が鋭いところもあり、アーニャに対して「心が読めるのでは?」「殺し屋に育てられた娘なのか?」と考えていたりもした。アーニャ自身も「じなんもこころよめる!?」と困惑していたほど。
人間関係
クラスメイト。アーニャからは「じなん」と呼ばれている。
入学早々自身を殴ってきたアーニャに対しては、基本邪険な態度で接するものの、何だかんだ真面目に応対してしまうことが多く、振り回されがち。意外にも初対面時のダミアンからアーニャへの第一印象は(上から目線ではあるが)悪くはなく、話しかけたのもダミアンからである。
また、上記の暴力を謝ってきたアーニャの涙顔がどストライクだったらしく、「泣くほど謝るくらいに反省している」と思って無自覚に恋に落ちてしまう。以降も日常のやり取りの中で、彼女を度々異性として意識してしまっている。
英語版ではアーニャは彼のことを「sy-on boy」と呼んでいる。
どうやら御曹司などの意味を持つ「scion」という単語を言い間違えているらしい。ちなみにsy-onという単語は存在しない。
彼女のイメージシーンでのダミアンはよくキャラ崩壊しており、目の焦点が合ってない上常に鼻水を垂らしているアホ面で描かれてしまうことが度々ある。アニメ版では音声もアーニャが吹き替えている(一応最初の頃はまともなタッチで描かれていたがぐりほんさくせん辺りからアホ面タッチなことが多くなっている)。
クラスメイト。大手軍事企業ブラックベルCEOの娘。
初対面のいざこざが原因でダミアンを嫌っているが、後にアーニャがダミアンに惚れていると勘違いして、その恋を応援するようになる。それ以外にもアーニャが最初にステラを獲得した際にはダミアンがそれを認める態度を見て認識を改めたり、バスジャック事件の際には協力して救助を要請する作戦を実行したり、期末テストでダミアンが教科別首位を獲得した際には素直に賞賛したりとアーニャを通して良好な関係になりつつある。
学内でダミアンに付き添っているコンビ。ダミアンの子分のような立ち位置ではあるが、その関係性は腰巾着というより友人のそれに近く、時折見せる男気ある姿から、打算抜きにダミアンに敬意を持っている。時折冷静にツッコミを入れたり、罰則を受けた彼に付き合ったり気兼ねない付き合いをしており、教師のヘンダーソンはそんな三人の友情に「プレシャスエレガント」という評価を下したこともあった。
一方で二人は友情故か忠義故かダミアンの行く所にはいつでも何処でも付いて行こうとするため、プライバシーが余り守られていない。場合によってはダミアンの意志を無視した行動も取るため彼が困惑する場面もある。
ダミアンとは幼稚園時代から一緒にいた事が11巻の裏表紙で判明する。
アニメ版Season2最終話では夜遅くに読書をしていたところで枕投げをしていた2人に巻き込まれる形でそのまま興じる姿が描かれている。
イーデン校のエレガンスな老教師。ダミアン達の担任。
総裁の息子であるダミアンに委縮する教師もいる中、物怖じすることなくダミアンを叱る厳正さを持つ人物。
一方で無茶をしがちなダミアンのことを案じており、諭したり罰則の名目でリフレッシュさせる一面も。
ダミアンの父親。東国の最大野党、国家統一党総裁。
親子関係は良好とは言えないらしく、ダミアンは父親は自分に関心が無いと感じている。
ダミアンからは愛されたいと思われる一方、失望されたくないあまりに対面することを恐れられてもいた。ただの気まぐれであると言いながら懇親会の後でわざわざダミアンに会うために時間を作ってくれたり、ダミアンの努力を褒めていたりと全く情がないわけではない言動をうかがわせるがその真意は不明。
ダミアンの母親。
作中でなかなか登場せず、長らく謎に包まれていたが、原作65話で初登場し、ついにその姿を見せた。
ダミアンの顔は母親から遺伝したと見られ、ダミアンと顔がよく似ている。
バスジャック事件後に息子の無事を泣きながら喜ぶなどの愛情が見られる一方、ダミアンが父の話題を出した途端に機嫌が悪化するなど父や兄に劣らず親子関係は複雑。しかしそれでも内心で(母上の料理、おいしかった…)と思っていたりと、母に対する思慕の気持ちはある。
ダミアンの兄。ダミアンと同じくイーデン校の生徒。
成績優秀で既に皇帝の学徒になっている。
アニキと呼んで慕ってはいるものの、デミトリアス自身がかなり虚無的な性格をしていることもありやはり関係はぎこちない。
アーニャの義父。彼がダミアンの父ドノバンとの初接触の際に面識を持つ。おっさんと呼んでいるがアーニャの性格がハチャメチャ過ぎて教育に難儀していることを聞いた際は内心でエミールとユーイン共々(おっさんも苦労してんだな…)と同情していた。ロイドからすればダミアンはドノバンへの接触のために利用することも厭わない存在だが、アーニャが怪我をさせた件に関しての負い目があるのか「ダミアン君」と呼ぶなどロイド個人としてはダミアンには好意的であり(任務上必要だからでもあるが)これからもアーニャと仲良くしてもらえたら嬉しいと声をかけられたりしている。
アーニャの義母。入学式でダミアンが怪我を負ってしまった間接的な原因。彼女からはアーニャやベッキーと同様「さん」付けで呼ばれている。バスジャック事件後にアーニャを走って迎えにきた際に面識を持ち、ロイドと違って会話らしい会話はしてないが彼女からメリンダも現場に向かっていることを伝えられていた。アーニャ伝いにメリンダが彼女と懇意になったと聞いた際は驚愕していた。
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