「心配ありがとう、総裁の息子ダミアンくん」
「でもボクには当たらないから大丈夫」
概要
アーニャ・フォージャーが通う東国屈指の名門イーデン校の1年4組(ウォルド寮)に在籍している小学生。
……なのだが、血筋故か小学生とは思えない筋肉質の体格を有しており、ダミアンからは「おっさん」、アーニャからは「ボールぶつけてくるいじわるおじさん」と呼ばれた。
アニメ化した際には声も小学生とは思えない渋い声をしていた。
プロフィール
本名 | ビル・ワトキンス |
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家族 | 父(人民陸軍司令部少佐)、他不明 |
年齢 | 6歳 |
異名 | 魔弾のビル、ポーダムの怪童 |
身長 | 不明 |
CV | 安元洋貴 |
人物
能力
恵まれた体格と頭脳を活かして幼稚園の時代から数々の球技大会で優勝してきた怪童であり、初登場のドッジボール回でその実力を発揮。敵の位置はもちろんのこと、コート内の気流から湿度までを把握し、どんな球でも片手で受け止め、一度の投球で4人を同時に仕留め、更には分身していると錯覚させる球や敵の目の前で突如軌道を曲げる魔球を放つ活躍を見せ、結果3組のメンバーの大半を1人で仕留める戦果を残した。
これで6歳である。ツッコミどころしかないが、気にしてはいけない。
このように計算が得意のようであるため、期末試験では数学は2位の成績を残している。
性格
一人称は「ボク」。父親のことを「ダディ」と呼んでいる。
ドッジボール回では当初は余裕の笑みを見せながらセシル寮チームを圧倒していたものの、自身の球を余裕で回避するアーニャに対してだんだん苛立ちを募らせはじめ、軌道が曲がる球まで避けられた際には一転涙目になり、アーニャを仕留める好機が訪れた際には「死ねぇいッ!!」という暴言と共に容赦ない一球を投げるなど、年齢に見合わない体格とは対照的に、精神面では良くも悪くも小学生といった性格をしている。その暴言により、あやうくヘンダーソン先生から雷(トニト)をもらうところだった。
ただその一方、トニトおばさん襲来時にはアーニャ達に逃げるように警告をしに来たり、バスジャック事件に巻き込まれて怯えている同級生達に励ましの声をかけ流石に銃を向けられた際はビビってしまったがダミアンからは(スゲーな、こいつ…!)と内心で感心されており、爆弾をダミアンが首に付けられてしまった際にも「あの状況で取り乱さなかっただけキミはとても立派だ」「ボクたちは子供なんだ。非力なんだ。守ってもらうことは全然恥なんかじゃない」と励ましたりしている(あまりの成熟した考えゆえダミアンから「おまえほんとは中身オッサンだろ…」とツッコまれたが)。
根は善良且つ仲間想いな子であり、クラスメイトからも「ビル君」と呼ばれて親しまれており、ダミアンに対してもバスジャック事件が起きる直前での同じバス内で「違う寮で親交を深める機会じゃないか」と気さくに話しかけるなど基本的には友好的であり彼から「他のやつはみんなライバルだ」とそっけなくされてもどちらが恐竜の名前をたくさん当てられるか勝負を持ちかけるなど気にしていなかった。
バスジャック騒動の後にアーニャ、ダミアン、ベッキーと共にステラを獲得しており初めての星(ステラ)獲得に「感無量だ〜!」と泣きながら喜んでいた。おそらく怖がる仲間達に率先してメンタルケアを行った点が評価されたものと考えられる。
メタ的に見ても彼が周りの生徒達を励ましたおかげでクラスメイト達の負の感情が脳内に流れて不安定になっていたアーニャが落ち着いて行動できるようになるきっかけを作っている。
余談
アニメ化に際し、低音でドスの効いた声質に定評がある安元洋貴氏がキャスティングされ、ある意味ハマり役だと、爆笑と共に評判になった。
ビルの父親である人民陸軍司令部少佐(見た目はベガっぽい)のCVも安元氏が担当。アニメオリジナルの父親との会話の場面(当然一人二役)では、声が若干小学生らしくなっており、父親に甘える一面や父親の期待に応えようとする場面が描かれた。
関連タグ
アーニャ・フォージャー ダミアン・デズモンド ベッキー・ブラックベル
ヨル・フォージャー:同じ作品内で異様に高い身体能力を持つ人物繋がり。彼女がボールを投げれば軽めに投げても激突した木々を薙ぎ倒し、本気で投げた一球は光の矢を彷彿とさせる豪速球となる。
ジョージ・グルーマン:同じく男性声優が起用されているイーデン校生徒。
茶渡泰虎:中の人、年齢不相応な筋肉質体型及び「オッサン」呼ばわりされるほどの老け顔、頭脳明晰で極めて善良な性格など、とにかく共通点が多い。
陸王冬馬:「炎の闘球児ドッジ弾平」より。おそらくは彼の投げた全力投球の元ネタ。
彼もボールを圧縮させて放つ「プレスショット」「パワーショット」を必殺技に持つ。
ついでにいうと彼もまた小学生らしからぬ身体をしている(こちらは性格まで大人びている)
世紀末リーダー伝たけし!:正直な話、この作品に登場しても違和感がない。