WISE(SPY×FAMILY)
わいず
『SPY×FAMILY』の主な舞台となる東国（オスタニア）と対峙する西国（ウェスタリス）の諜報組織。主人公であるロイド・フォージャーも本組織所属。
正式名称は西国情報局対東課。『黄昏』過去編を見る限りでは西国の陸軍情報部が管轄しているらしい。
以前の戦争の残火が未だくすぶる東国にスパイを送り込み、東西平和を脅かす活動や組織、人物を察知し秘密裡に阻止・壊滅させることで、戦争の火種を消すのが主な役目。その為、傘下のスパイたちの仕事は多岐に渡る。
アーニャの合格祝賀会に動員された職員の数から推察するに 東国には3桁近い数のスパイ、あるいは協力者が存在するようだが、下記通り任務の内容は広くまた物語開始直前に東国からスパイ狩りが行われたらしく、これでもかなりカツカツな模様。
現在の東西平和が見せかけだけの薄氷の上に成り立っているとの評の通り、東国内では反西感情を抱いて反乱やテロを企てる者が少なくないため、常に対策に追われ任務が絶えることがなく、また組織のメンバーが東国の秘密警察SSSに検挙されることもあって慢性的に人員不足。
現在はロイド＝黄昏を主体とし、東国の政財界の重鎮ドノバン・デズモンドの企む（とされる）戦争計画を打破するオペレーション『梟』＜ストリクス＞を遂行中。ストリクス（strix）とは梟の学名（ラテン語）を指す。
アジトは大使館の秘蔵された地下に位置し、エレベーターのボタンを特殊操作することで立ち入りが可能となる。
任務の際には動物に準えた暗号を使用する（作中では動物の英単語の頭文字を呼称）事が多く、その際には語尾に動物の鳴き声が入ったり、料理のソースの模様で暗号文が書かれたりする妙なユーモアがある。
局長（CV：大塚明夫）
WISEの最高責任者で現状では声と後ろ姿のみの登場。オペレーション〈梟〉で黄昏を派遣する決定をした。
黄昏から高額経費の請求書を渡された際には「これケタ間違ってない？」と慌てていた(原作では無言の反応だった)。
メイン画像の人物。■■歳、独身。表向きは大使館の書記官。
『鋼鉄の淑女<フルメタル・レディ>』の異名を持つWISE司令官。通称・管理官（ハンドラー）。ただの少年兵だった『黄昏』を凄腕スパイに鍛え上げた張本人。
本作の主人公。WISE最高と称される凄腕のスパイ、「千の顔を持つ男」。東国内でもその名は知れ渡っている。
バーリント総合病院の精神科医として勤務する傍ら、人材不足に伴い「オペレーション <梟 (ストリクス)>」以外の任務も複数同時に引き受けることが常態化している。
『黄昏』の弟子であり側近（？）。ある大きな野望を抱いているという噂が…。
普段はバーリント総合病院の事務員として働いている。
『黄昏』の同僚（仮）（CV.後藤ヒロキ）
よく黄昏と組んで任務に携わっている、黄昏を「たー坊」と呼称する先輩。『機動戦士ガンダム0083』のベルナルド・モンシアに似ている口ひげのおっさん。
今の所モブだが、その容姿やシルヴィアにタメ口をきいている描写などから年配であることが推察され、黄昏回では現場指揮官としてコンスタントに出番が多い。
名称は公式ガイドブックでつけられた仮称。アニメのEDテロップでは『〈WISE〉機関員』表記。
- 猜疑心と警戒心の強いドノバン・デズモンドから情報を探るため、『黄昏』に家族を作らせ(しかも期限が１週間以内という無茶振り)、その娘をなんとかして皇帝の学徒にしてドノバンの出席する懇親会に参加させる。
- 軍事基地からの大型ミサイル（原作漫画では核）の発射妨害。
- 東国内のハト派失脚のためにタカ派の仕組んだ工作の妨害。
- 戦後のどさくさに紛れて東国内に流入した西国の文化財・財宝・機密文書等の奪還。
- 過激派によるテロ行為の阻止。
- 東国へ武器を密売する業者への破壊工作。
- ボルン社から新型自白剤のサンプル奪取。
- 東側へ寝返った裏切者の拿捕。
- 『黄昏』の娘の合格祝賀会の開催。その結果目を疑うレベルの高額経費を組織が払うハメに。
- 『黄昏』の娘がドノバンの次男をぶん殴った後の仲直り工作。
- 『黄昏』の娘のテスト成績の改竄（実行されず）。
- 上記の際にドノバンの子息の点数を改竄しようとしたアホの妨害。
- 『黄昏』の娘の成績を上げるための学習アニメ作成。
他多数。
ほとんど黄昏担当の業務であり人手不足の深刻さが覗える。今後の彼の胃の具合が心配される…。
- 国家保安局『SSS』
所謂「秘密警察」。スパイや売国奴の逮捕・拷問を行う東国の治安組織。劇中でも西側を裏切った一部筋との情報交換が行われ、WISEが彼らの眼を盗みながら情報奪還を余儀なくされた。
ロイドの義弟（妻ヨル・フォージャーの弟）のユーリ・ブライアもここ所属であり、警戒されているが、その強権故にロイドらが度々成りすますなど逆に利用もしている。
WISEの情報網をもってすら名前すら知られていないという、東国で秘密裏に活動している暗殺集団。国家保安局にもその存在はごく一部の局員にしか認知されていない。東国の「敵」となる者を全て排除し、その姿を見た者は一人として生きて帰れないという（依頼人は除く）。
