概要
園子が参加した「奇術愛好家連盟」のメンバーの1人。小太りの男。ハンドルネームは「レッドヘリング」
オフ会に参加していたが、メンバーの1人が殺され、更にグループのリーダーが殺されている事を知り慌てて戻ってきたコナンの話から、殺人犯はメンバーの中にいることから容疑者の1人となっている。
コナンは、彼の不可解な行動に、かなり疑っていたが…?
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この先ネタバレ注意
真相(ネタバレ注意)
結論から言うと、彼は犯人ではなかった。
犯人は別のメンバーで、グループが尊敬してきた奇術師の孫であり(犯人によると、密かにチャットに参加していたそうである)、事故死した奇術師の事を心のないコメントを書き込まれた為に、その2人を殺害したのであった。
コナンが園子を使って推理をしたが、蘭がトリックの再現をしようとした時に、何故か彼が代行を申し出た。更に、土井塔は事故死する前日に、奇術師に励ましのコメントを書き込んでいた。何故そんな事をしていたのか。
園子(コナン)「それは、彼も奇術(マジック)の使い手だからよ。気づかないの?土井塔克樹はアナグラム。その名前をひらがな7文字にして並び替えると…」
どいとうかつき
↓
かいとうきつど
そう、土井塔克樹の正体は怪盗キッドだったのだ。
キッドと蘭にいる部屋にコナンが乗り込むと、そこにいたのは、小太りの男ではなく、白衣をまとった奇術師の姿だった。
推理クイーン園子のカラクリを見破っていたのか、キッドは「見事な推理だったぜ」を評してきた。
蘭の姿がなかったが、隣の部屋で眠っているそうだ。曰くあの手の顔には弱いらしい。
キッドが変装してまでここに来たのは、死んだはずの奇術師が未だにコメントを投稿し続けていた事を不審に思っていたから。
犯人が孫である事を見抜いていたが、まさか殺人を行っていることは気づけなかったようで、気づいた時には手遅れだった。
コナンは哀しい殺人を止めることができなかったと悔やんでいたが、キッドは「お前は風邪で寝込んでいた」とフォローをしてくれた。
日が明ける時に、小五郎と目暮達警察がヘリで来る音が聞こえてきて、キッドは退散をしようとした。
キッド「また会おうぜ名探偵。世紀末を告げる鐘の音が鳴り止まなぬ内に…」
そう言ってキッドはハンググライダーで空の彼方へ消えていった。
コナン(相変わらずギザな野郎…)
その直後、警察のヘリは到着し、犯人は自首をして事件は静かに幕を閉じた。
…静かじゃなかったのは園子。事件が終わったその足で、なんとカラオケにコナンと蘭を連れていき、延々と4時間もオンステージに付き合わされた(眠っていたとはいえ、事件が起こった後に長時間カラオケをした園子のスタミナが高すぎるであろう)。どうやら、今回もキッドに会えなかったのが相当悔しかったらしい。
余談
キッドが付けたハンドルネーム「レッドヘリング」は、昔の奇術用語で「人を欺くもの。ニセの手がかり」と言う意味である。
アニメ放送の3ヶ月後には、キッド初登場である世紀末の魔術師が公開され、文字通りコナンとキッドは再開できた。