概要
自民党総裁選挙(以下、総裁選という)とは、自由民主党(自民党)内の指導者たる「総裁」を決める選挙のこと。
投票は、党所属の国会議員(議員投票)と全国の自民党員・党友などによる投票(党員投票)によって行われる。
総裁候補者になれるのは、党所属の国会議員のみである(総裁公選規程9条)。
昔は推薦人は必要なかったが、1971年から推薦人は10人に、1982年には推薦人50名が必要だとなったが出馬のハードルが高すぎるため、現在の推薦人20名となった。
過半数に達した候補者がいない場合は、決選投票となり、党員投票は地方票(47票)として数える。
与党である自民党で総裁に任命されることは次期総理大臣になれることを意味している。
逆に野党期の自民党での総裁は当然ながら総理大臣には任命されない(野党期の自民党総裁としては河野洋平・谷垣禎一が挙げられる)。
2024年自民党総裁選挙
2024年8月14日に岸田文雄総裁が再選しない意向を表明した。事実上の退任&内閣総辞職表明である。
この表明を受け、以降自民党総裁選の話題が活発となることとなった。
派閥が麻生派を除いて解消されたことにより、推薦人20名が必須だというのに総勢12人が出馬の意欲を示す異例の総裁選となっている。
出馬告示は9月12日、投票日は9月27日。
出馬意欲のある12名は青山繁治、石破茂、加藤勝信、上川陽子、小泉進次郎、河野太郎、小林鷹之、斎藤健、高市早苗、野田聖子、林芳正、茂木敏充。