概要
『仮面ライダーガヴ』の主人公・ショウマが第1話で吐き捨てた啖呵であり覚悟の言葉。
仮面ライダーへの初変身を果たし、始を襲うグラニュート・ハウンドに立ち向かうショウマ。
切りつ切られつの大立ち回りの最中、始の母が彼を探しにやって来るや、「ば、バケモノ!!」とハウンドだけでなくライダーにも恐怖してしまう。始は弁護しようとするも、彼女は聞く耳を持たず慌てて始を連れて立ち去ってしまった。
「ハハハ、聞いたか!?お前バケモノだってよ!!」
何も知らない一般人から見ればライダーも怪人だと、ハウンドは嘲笑いながら突き付ける。
「そうだな…バケモノだ。オレも、お前もな!!」
しかし動揺するどころか、ショウマはその現実を真っ向から飲み下し、ガヴから赤い剣を吐き放った。
自分は人間とグラニュートのどちらの共同体にも居場所がない異分子で、得体の知れない力や外見は忌避も拒絶も免れないことなど百も承知。
それでも守りたい光景のため、仮面ライダーは奮い立つ。
自分より弱い者しか相手にしてこなかったハウンドは、自分より圧倒的に強いショウマに一方的に攻撃された末、ショウマに最後の情けをかけられる。
「答えは“お前をブッ倒す”だぁぁぁッ!!」
屈辱のあまりに激昂しながら襲いかかるも、必殺のライダーキックを食らいあえなく爆殺された。
その最期はショウマをバケモノ呼ばわりした「本当のバケモノ」にふさわしい末路だった。
この一件を境に、周りから恐れられようとも、名も知れぬ誰かの幸福を犠牲に際限無く快楽を貪る凶行を止めるため、例え同族が相手だろうと、ショウマは眷属達と共に戦い抜く覚悟を決めるのだった。