概要
カフェユキとはメディアミックス作品『ウマ娘プリティーダービー』シリーズに登場するキャラクター、マンハッタンカフェとユキノビジンのカップリングタグである。それぞれのモチーフとなった二頭の間には実際に産駒(ユキノビジンの2006)がおり、その縁もあってトレセン学園では美浦寮の同室という間柄。
ちなみにユキノビジン号は1990年3月10日生まれ、マンハッタンカフェ号は1998年3月5日生まれ。
物静かでミステリアスなカフェと、元気な盛岡っ子のユキノだが、関係は非常に良好で、寮の部屋も穏やかな空間となっている。ドアから入って右手がカフェ、左手がユキノのスペース。冬場にはユキノの愛用品であるミニこたつが置かれるらしい。
“シチーガール”に憧れるユキノにとっては、洒脱なカフェはお手本の一人でもあり、コーヒーのマイルドな飲み方や落ち着いた喫茶店を教えてもらっている。学園に入って間もない頃の心細さを温かなコーヒーで融かしてもらった思い出もあり、強く慕っている様子が窺える。
同時に、岩手の山村で大自然に囲まれて育ったがゆえに、カフェの身辺で発生しがちな超常現象にも悠然と向き合うユキノの大らかさも、カフェにとっては安心できるものであるらしく、「ゆりかごのよう」という人物評を聞くことができる。頻発するポルターガイストも「夜中に猫が騒いでいるようなもの」と受け流しており、時には二人でカジュアルに心霊話を始めて周りを驚かせることも。
カフェが155㎝、ユキノが156㎝と、身長はほとんど同じ。
アプリ版
育成ウマ娘としての実装は、カフェが2021年10月20日、ユキノが2022年9月12日。カフェの固有スキル「アナタヲ・オイカケテ」に、後発のユキノが「ゆきあかり、おいかけて」を引っ提げて来たため、深読みをするトレーナーもちらほら……。
勝負服についても、ほとんど原案通りで実装されたカフェの[Creeping Black]に対して、大幅にリニューアルされたユキノの[めんこいめんこいむつのはな]が見事なコントラストを生み出しており、デザインの意図するところ云々を抜きにしても、並んだ時の美しさを愛でる声が聞かれる。
2023年04月のイベント「サクラ前線上昇中!花咲かヴィクトリー倶楽部」では、北日本-2エリアで岩手を訪れたサクラローレルの地域紹介に少し登場。ユキノから地域の民謡や温泉、名物料理といった情報を仕入れてきたようで、話を聞く際にはカフェも同席していたらしい。
ストーリーイベント / おでんせ!和みの幸味庵
普段からコーヒーやお菓子を供してくれるマンハッタンカフェをおもてなししようと、顔馴染みの和菓子店へエスコートするユキノビジン。
店主が和菓子需要の減少で店を畳もうか考えていることを知った彼女は、迫るバレンタインシーズンに向けて店を盛り立てようと、常連客のサクラバクシンオーや、ユキノの思いに激しく共感するウイニングチケット、店の「輝き」を信じるノースフライトらと共に、新商品の試作や広報活動に精力的に取り組むようになる。
進んでサポートに徹するカフェだったが、持ち前のタフネスでマルチタスクをこなし続けるユキノの力になろうと、虚弱な体で奮闘し過ぎてしまい……。
ストーリー中では、ルームメイトが何人も逃げ出してしまっていたというカフェの元へユキノがやって来た際の“馴れ初め”も描かれ、二人が過ごしてきた時間そのものが、新商品の方向性にもう一押しを加える形となっている。
イベントのトップ画面ではストーリーの進行に合わせて、お互いにプレゼント用のお菓子を思案する様子が差し挿まれており、ユキノはカフェ好みのブラックコーヒーに合いそうな“クリーム入りのどら焼き”に、カフェはユキノの淹れる緑茶に合うよう“ショコラオランジュの柚アレンジ”に挑戦した様子。
本イベントの最終日は、劇中のクライマックスともなるバレンタインデー当日に合わせられ、仲間たちと幸味庵での“バレンタインフェア”を一段落させた二人は、自室で完成品を贈り合った。ストーリーを全て解放すると、イベントトップで互いのお菓子へのコメントまで聞けるという手の込みようで、“カフェユキ”愛好者にとっては記念碑的なストーリーとなっている。
公式のバレンタインイラストもイベントに登場した5人の看板娘姿を描いたもの。
また、イベント実装に先駆けて公開されたプリティーダービーガチャ(2024.1.31更新分)の顔触れとして、看板娘の和風衣装[茶の子雪ん子](ユキノ)および[柳緑小夜](カフェ)が同時にピックアップ対象になるという大事件が発生。『ウマ娘』アプリ版3周年のカウントダウンでも“10日前”にあたる初日(2月14日)にこの衣装の組み合わせでログイン画面を飾った。
周辺人物
快活なダービーウマ娘。ウイニングチケット号はユキノビジン号の交配相手の一頭で、マルハチドーラン号という仔が生まれている。ユキノを「ユキちゃん」と呼んでおり、アプリ版ではちょくちょく絡んでいる。通称「チケユキ」。
カフェを交えたホーム画面でのトークではチケットも霊感を持っているらしいことが発覚したものの、本人はオバケが平気なわけではない様子。
マッドなインテリウマ娘。カフェと共に学園内のとある空き部屋を共同利用している腐れ縁で、ある種の緊張感をはらんだビジネスライクな間柄。カフェはユキノの迷惑にならないよう、私物をいくらか寮の部屋から移し、タキオンが持ち込んだ各種機材とは分けた個人的なスペースを確保している。こちらの関係については「タキカフェ」に詳しい。
モデル兼業のグッドルッキングウマ娘。タレント業をこなしながらも走者であることにこだわる茨の道を進み、その背中でユキノを中央のレースのさらに先へと導いた憧れの“シチーガール”。いわばユキノの競走者人生を決定づけたウマ娘で、彼女の中でも非常に大きなウエイトを占める一人。こちらは「シチユキ」に詳しい。