「…」
概要
『エルデンリング』DLCに登場する人物。
ミケラの導きによって影の地に集った同志の一員である寡黙な僧であり武人。同志の中でも針の騎士レダより前からミケラに仕えていた古株であるという。
無口…を通り越して作中でもほとんど一切言葉を発することがなく、付き合いの長い盟友のレダですら彼の言葉を聞いた事がないほど。しかし性格はレダから信頼を置かれるほど生真面目であり、褪せ人や他の同志たちに直接口を聞かずとも、しばしば置き手紙やメッセージによる伝言を残している。
厳格な信仰と武術を追求する修行を己に課している「落葉派」と呼ばれる求道者の一人でもある。
特徴的な目深に被った帽子は視線の交わりすら「堕落に繋がる」として避けるためのものであり、彼の尋常ではない寡黙さもまた、孤独な修行者として他者との交流に徹底した禁欲を貫いているが故であるのだろう。
本編での動向
同志のNPCの中ではやや遅れて「影のアルター」到達以降に褪せ人と邂逅することとなり、「街道の十字」に褪せ人へ置き手紙を残している。
君が、格闘者たるを望むなら
東に私を探せ
そして、ただ手合わせを所望せよ
言葉は要らぬ
置き手紙に従い影のアルター東にある「モースの廃墟」に向かうと、ミケラの十字の側にてダンが待っている。直接話しかけても返答はなく、手紙とともに入手できるジェスチャー「手合わせ所望」を行うことにより、ダンとの戦闘が開始。撃破するとメッセージを残して姿を消し、「落葉格闘」と「ダンの帽子」を入手できる。
弛まず、己を鍛え続けよ
「ラウフの古遺跡」中腹にあるミケラの十字にも置き手紙を残しており、神の門に至るための封印の木の発見と、それを焼く方法を同志たちに伝言している。
さらに古遺跡最深部の「蕾の教会」前では協力者として召喚することが可能。封印の木を前に立ちはだかる「蕾の聖女ロミナ」との戦いで共闘してくれる。
針の騎士レダと同志たち
「エニル・イリム」終盤にて、レダの同志として褪せ人に敵対。NPCイベントの進行に関わらず、最低でも彼とレダの2人とは必ず戦うことになる。
戦闘では格闘による連続攻撃に加えて祈祷「光輪」による遠距離攻撃、さらに味方のバフや回復も行ってくるため要注意。
レダと同志たちの撃破後、ダンの遺体から「ダン流蹴術」を入手できる。
この戦闘でダンを倒した時、今まで一度たりとも口を開かなかった彼から、ついに最初で最後の言葉が発せられることとなる。
…ミケラ様
神に、おなり下さい
アイテム
落葉格闘
武と礼を認めた者にのみ伝承される落葉派の武術。
DLCにて追加された新武器種「格闘」のひとつ。ゲーム上は武器という枠組みで戦灰の付け替えも可能だが、武器を持たずに素手の拳と体術で戦う文字通りの格闘術である。
流れるような掌打と蹴りの組み合わせで打撃を繰り出すことができ、両手持ちで二刀(?)流となり連撃に磨きがかかる。
今までのシリーズにはなかった完全な格闘術を一筋に極めるか、必要能力値や重量の軽さを活かしてサブウェポンとして運用するかはプレイヤー次第。
手合わせ時のダンが使用するのはこちら。
ダン流蹴術
ダンが滝に打たれ、身を投げることで会得した彼独自の蹴術。
本作における2つ目の格闘であり、落葉格闘と比べて蹴り技モーションが主体となっている。
蹴りによる攻撃はパリィされず、特定の防具やタリスマンによる強化の恩恵を受けられるというメリットがある。
必要能力値や重量は落葉格闘と同じであるため、状況や好みによって使い分けると良いだろう。
発勁
落葉格闘に最初から戦灰として付いている戦技。
気を込めた掌底を打ち出し、それを爆発させる技。タメ攻撃で衝撃波が大きくなり威力も上昇する。また攻撃動作中は怯みにくく、被ダメージが軽減される状態となる。
落葉旋風脚
ダン流蹴術の奥義たる戦技の戦灰。
連続回転蹴りを繰り出しながら舞い上がり、最後に蹴り下ろす技。蹴撃は気を纏っており攻撃範囲が広く、強靭削りやガードを崩す力も高い。
ダンシリーズ防具
ダンが着用していた聖職者の旅装束一式。
「落葉派のローブ」は「落葉派のローブ(軽装)に調整可能で、テキストの内容も若干変化する。
「ダンの帽子」以外の一式は「影のアルター」の隠者川下流にある遺体から拾うことができるが、その付近にはダンか、あるいは名もなき求道者のものと思われるメッセージが残されている。
…滝に打たれてくるとしよう
落葉の聖印
落葉派と呼ばれるたちの聖印。
装備者であるダンが使用する「光輪」を始めとした黄金の光輪の祈祷を強化する効果がある。
かつて、落葉に黄金樹の衰えを見た者たちは
律の揺らぎに備え、厳格な信仰を自らに課した
そして、新しい神に仕えようとした