さあ、そこの枯れた腕に触れ、影の地に向かいたまえ
私も、じきに行く。かの地で、再び見えよう
概要
『エルデンリング』DLCに登場する人物。
聖樹のミケラに仕える忠実な騎士にして、影の地に導かれた同志たちの代表格。
モーグウィン王朝の最奥「神人眠りの繭」の前に立っており、主人公たる褪せ人を影の地へ案内してくれる。つまり、DLCシナリオにおいてプレイヤーが最初に出会うNPCとなる。
キャラクタービジュアルは2024年5月23日、公式𝕏️(旧Twitter)にて公開された。
白いマントとサーコートが特徴的な女騎士である。素顔は金髪を靡かせた中々の美形のようだが、ゲーム中では兜を常に装着しており、素顔を拝む事は出来ない。
なお、肩書きである「針の騎士」と呼ばれる者たちはかつてミケラの騎士団であったが、今やレダを除いて誰も残っていないとされる。
本編での活躍(ネタバレ注意)
序盤
影の地に赴いた当初は各地にある「ミケラの十字」を辿り、置き手紙を遺して同志たちに次なる方針を伝えている。
たとえ魅了の力だとしても、出自や思想もバラバラな同志たちが手を取り合えるのはミケラのお陰だと考えており、いたく心酔している様子。無口なダンや愛想のまるで無い角人をフォローするような言動も見せる。
ミケラを追う過程で必ず挑む「双月の騎士レラーナ」戦では協力者として召喚することも可能。レラーナはかなりの難敵なので心強い……と思いきや、その性質上(特にパリィ主体で攻略する場合)ターゲットを分散させてしまうレダは却って邪魔になることも。
また、彼女が使う剣が持つ戦技「針の貫き」はすべてのバフ・デバフをリセットする効果があるため、出血や腐敗のような状態異常で攻めようとした場合は邪魔どころか利敵行為にすらなってしまうので要注意。
大ルーンが壊れた後
ミケラ様の側に相応しくない者は、我が剣で貫く
その本性は、自身が信用できないと判断した者ならば同志だろうと冷酷に排除する粛清者である。
ミケラが大ルーンを棄てたことで魅了の力が失われると、同志たちの中にも迷いや苦悩を見せる者が出てくる。レダの場合は魅了が解けてもミケラへの忠誠心は揺るぎもしないのだが、代わりに本来の強い猜疑心が取り戻され、他の同志たちに対する疑念を深めることになる。
これ以降レダはミケラに相応しくない者、すなわち粛清対象を見極めようとする。
ミケラ以上に聖女トリーナに心酔しているティエリエか、復讐に傾倒している角人を提案できるのだが、どちらを選んでも角人が狙われる(角人の状況によっては見逃されるが)。また、モーグの忠臣でミケラに因縁があるアンスバッハは必ず粛清対象になる。
粛清の際はレダに助力するか、あるいは標的と協力してレダを撃退するかを選択できる。ただし、特にアンスバッハに関してはレダに助力すると主人公が不利になる未来が待っている。
この時、角人からは「忠義面の雌犬」と痛烈に詰られる一方で、アンスバッハからは「一人で背負い込み過ぎている」とその精神的な脆さを見抜かれている。実際、協力した褪せ人に対しては感謝と共に汚れ仕事の片棒を担がせたことへの謝罪をしてきたり、角人の復讐に関しても冷静に俯瞰した意見を述べられる等、ミケラさえ絡まなければマトモな一面も見せる。それが却ってタチが悪いとも言えるのだが。
レダ自身、元から猜疑心の強い性格であることは自負しており、魅了の力で安心を得なければ誰も信じられないと自嘲している。「レダの剣」のフレーバーテキストも彼女がかつて同じ針の騎士団の同志すら手に掛けたことを示唆しており、その不信は根深い。
下手をすれば彼女の剣は純血騎士と同じくらい血に塗れていると言える。ミケラに魅了されている間だけは素直に同志を信じられたというのが何とも皮肉である。
針の騎士レダと同志たち
ミケラ様に、近付くな
針の騎士レダが、落葉のダンが、その同志たちが
お前たちを許しはしない
封印の木を燃やした後、『エニル・イリム』にてレダとその同志たちが敵対する。
どうやら褪せ人がミケラではなく黄金樹に導かれていることを察したらしく、ミケラに仇なす者として排除を決意した模様。粛清イベントで協力した場合は戦友と呼んでくれるレダであるが、残念ながらどのルートを辿っても結果は同じである。
戦闘ではフレイヤ、角人、ムーア、ダンが順次出現し、最後にレダが参戦してくる。
褪せ人もイベントを進行していれば協力NPCとしてアンスバッハとティエリエを召喚できる。そのため、レダ戦は最大5vs3(遺灰やマルチプレイも含めれば更に多数)での乱戦となる。
レダは接近戦では避けにくい戦技「針の貫き」、離れた相手には火力・射程共に優秀な祈祷「重なり合う光輪」で攻めてくるバランスの良いアタッカーであり、シンプルに強敵。
他のメンバーでは盾持ちで耐久力が非常に高く大腐敗壺で妨害もしてくるムーアがかなり厄介。出が早い攻撃で間断なく攻めてくるダンにも要注意。逆に角人は紙装甲なので複数人で囲んで袋叩きにすると楽。
いずれにせよ、敵対NPCはHPが非常に高く設定されている上にきっちり聖杯瓶まで使ってくるので長期戦は必至。アンスバッハとティエリエを呼べば、それぞれ出血と毒で相手のHPをゴリゴリ削ってくれるので心強い。また、彼らに対するレダの特殊台詞も聞ける。
なお、敵対者のうちレダとダン以外はそれぞれのイベント進行(殺害した場合など)によっては参戦しない。周回などで攻略を楽にしたいならメンバーを事前に始末して数を減らしてしまうのもひとつの手である。
場合によってはレダ&ダンの2人に対し主人公&アンスバッハ&ティエリエ&遺灰という磐石の布陣で挑むことも可能。逆に主人公1人で4人に挑むハードモードなんてことも出来てしまう。
イラスト
余談
ミケラファンクラブ会長
DLCで新登場したNPCたちは「ミケラ様によって導かれた」「影の地にて同志と出会う事が出来る」等の台詞から、一部の褪せ人達から「ミケラファンクラブ」という愛称で呼ばれている。その代表的な存在であるレダは「ファンクラブ会長」などと呼ばれることも。
しかし、発売後に明らかになったレダの本質は、ファンクラブの会長と呼ぶには余りにも血生臭すぎた。
粛清の結果
レダの粛清だが、結果論で言ってしまうとレダが安全と判断したティエリエは裏切り、粛清対象に選んだ角人はどのルートでもミケラを裏切らない。 唯一アンスバッハに対する判断は正しかったと言えるが、彼の排除に成功したところで代わりに謎の男が参戦してくる。
つまり、彼女の粛清は殆どの場合ただ血を流すだけの徒労に終わってしまうのである。
装備について
纏っている防具は胴部分のみ「レダの鎧」で、それ以外は専用装備ではない「誓約騎士」シリーズで揃えているという少々特殊な構成。なお、誓約騎士は旅の果てに自らの手で誓約を見出し、生涯それだけに仕えるとされる。レダの場合はそれがミケラだったのだろう。
関連タグ
百智卿ギデオン・オーフニール:ストーリー上で必ず戦うNPC。