人種の概要
塔の街ベルラートを拠点とする人種。「輪廻転生」の概念や神獣「獅子舞」といった宗教的な要素を多く携えている。神事のために勇士を募っており、そのうち「戦士」と呼ばれる人は顔に大量の角が生えている角の仮面を付け、大曲剣を携えて戦う強敵として登場する。
「角人の戦士」と呼ばれる彼らは強靱が異常なまでに高く、特大武器二挺持ちの攻撃ですら怯まない。なんなら怯むモーション自体が現状存在しない。また、一部個体は神降ろしの技術を持っており、天候を操り、雷槍や霜踏みといった凶悪な技を繰り出すことができる。ただし睡眠及び雷の耐性は低いため、有効活用できればかなり優位に立ち回れるだろう。
影の地の外れには呪剣士といわれる者たちもおり、逆手剣(見た目上はチャクラム)と体術を織り交ぜながらこちらに襲いかかってくる。彼らは剣士でありながら即身仏にならんとする修験者でもある。(各地に存在する霊灰付近のオブジェクトこそが即身仏?)
狭間の地の癒しとも言える壺人の発祥でもあるが、発祥の製法は筆舌に尽くしがたい所業であり、その行為がマリカの怒りを買ったのは想像に難くない。
ボニ村に出てくる角人の大壺師が解体包丁を手に襲い掛かってくることからもその所業が察することができるだろう
狭間の地において角が生えて生まれてきたものが「忌み角」として地下に幽閉されるなど人として扱われないような存在となっているのもこの過去に由来すると思われる。
人物の概要
…あの捩じくれた、影の大樹に向かうがいい
そして、精々殺し合え。黄金樹に与するもの同士でな
『エルデンリング』DLCに登場する人物。角人の復讐者の装束を纏い、毛蟲の仮面を被った双曲剣「ファルクス」を振るう剣士。
影の地にて、針の騎士レダをはじめとする同志と共にミケラを追う旅に参加する。集団の中で唯一影の地出身で、土地勘があるため案内役として同行するが、彼だけは思惑が異なる。
影の地の先住人種「角人」の戦士で、角人の都市「塔の街ベルラート」を、自身が居留守にしている間に永遠の女王マリカの命を受けたメスメル軍が侵攻してベルラートは陥落。妻子と両親を失い、角人はマリカ達デミゴッドへの復讐を決意する。
他の同志達も彼の思惑を看破しており、レダに至ってはミケラに仇成す可能性があるとして注視している。
影樹の破片が落ちているミケラの十字の場所が書かれた地図を主に渡してくれる。
角人の老婆のイベントを進めることで彼女から貰えるアイテム「サソリ煮込み」を渡すことが出来、渡すと故郷の味を懐かしむ様子を見せ、礼としてアイテム制作素材「焼炉の面」を貰える。2度目はサソリ煮込みを渡そうとしても断られてしまう。
彼のストーリーを進め、ミケラの魅了が壊れた後、影の城、内部の召喚サインで「レダと共に角人を斃す」「角人に協力してレダを退ける」の2ルートに分かれる。
レダに協力した場合
出血属性付きの双曲剣「ファルクス」の戦技「復讐の刃」による連撃と白い弾を5発作り出し、時間差で相手に飛ばすアイテム「角水子」を使う難敵。特に角水子はフルヒットすると即死級のダメージを受ける為絶対に回避したい。強靭と防御力が低いためレダと共に猛攻を叩き込もう。
粛清に現れたレダを忠義面の雌犬と罵り、主人公に対しても駄犬の類と罵倒し失望と共にミケラの魅了の意図に気づいたような様子も見せ、最期は戦火で失った両親と妻子へ詫びながら事切れる。
粛清後、彼の防具一式と双曲刀「ファルクス」を入手、またレダに話しかけるとタリスマン「刺し貫く交差樹」を入手できる。
…すま、ない…
母よ。愛する、妻よ。幼…
角人に協力した場合
レダは接近戦では避けにくくこちらのバフも解除する戦技「針の貫き」、離れた相手には祈祷「重なり合う光輪」で攻めてくる強敵だが角人の戦技による連撃に対応している隙を突いて戦おう。
粛清に現れたレダを忠義面の雌犬と罵るが、主人公に対しては急な加勢を訝しむ。レダは主人公の協力した理由に角人の境遇への同情かと問い、愚かではあるが人の情に理解を示す。
角人に協力してレダを退けた場合は戦灰「速斬」、アイテム「レダのルーン」を入手できるが、レダイベントはここで終了となる。
俺の復讐を、邪魔するな…
協力してレダを退けた後、影の城の深部、種の保管庫のボス「串刺し公メスメル」戦でボス部屋内に召喚サインを出しており(なお、大司祭、ユミル卿のイベントも進めていた場合夜の剣士ヨラーンもボス部屋内にサインを出しており召喚できるのは角人かヨラーンのどちらか片方となる)ここで彼を召喚してメスメルを倒すか、召喚せずに倒すかでイベントがまた分岐する。
共闘した場合
メスメル!一族の仇よ!
火の報いを、今こそ、お前に刻んでやるぞ!
出血の状態異常の付いた手数の多い双曲剣の連撃で出血により大ダメージを与えてくれる心強い味方だが強靭及び防御力は低めの為メスメルの猛攻の前に倒れてしまう事も多い。
メスメルを倒し、家族の仇を討った後、主人公へも感謝の言葉を述べるが同時に復讐を止める気はなく、ミケラの救いも拒み、マリカと黄金樹に連なる者たちすべてに刃を向ける事を明かす。
…ミケラが、その救いが、復讐を忘れさせるのなら
俺は、もはや、そんなものは要らぬ
その後、ラウフの古遺跡の朱い腐敗の遺跡内でかつての復讐者の様に復讐に狂った角人が侵入してくる。
倒すと防具「角人シリーズ」と曲刀「ファルクス」を入手し、角人イベントは終了となる。
召喚せずメスメルを倒した場合
…ああ、母よ。愛する妻よ、幼子よ
復讐は、もう何処にもないのか?
…我が刃は、何を刻めばよい…
仇を討つ相手を先に主人公に倒されてしまい、ボス部屋内で嘆く姿が見られる。この分岐の場合針の騎士レダと同志たちとの戦いで現れ、彼と戦う事となる。
お前が、黄金樹の、マリカの王ならば
確かに、復讐に相応しい
即死級の威力を持つ角水子で乱戦に横槍を入れられるのが非常に危険なため最優先で倒しておきたい相手の一人。強靭、防御は低いため仲間と協力して早めに倒しておこう。レダと同志たち撃破後に大広間に出現する遺体から彼の防具一式と双曲刀「ファルクス」を入手できる。
…ミケラよ
一族を、救って…