神獣獅子舞
しんじゅうししまい
『エルデンリング』追加DLCに登場するボスキャラ。
英名は『Divine Beast Dancing Lion(ディバイン・ビースト・ダンシング・ライオン)』
影の地では、かつて黄金樹設立以前の文明の守護者であったらしく、角人の老婆からは強く慕われ尊崇の対象であったようである。
かつては、串刺し公、メスメルと敵対し、「メスメルの火」と呼ばれる粛清事件においてメスメルの軍勢と戦っていたと思しき描写がある。
ちなみに最初のDLCトレーラーの発表当時から、その外見から獅子舞と言われていたが、実際に名前が獅子舞だった為に、驚いた褪せ人も多かった。
塔の街、ベルラートのボス。影の地の人種「角人」たちにとっての「勇人」に選ばれた者達が代々獅子舞に扮する事ができる。
2人の勇人により構成されており、獅子を持って攻撃の中核を担う勇人、まるで胴のように追従して激しい足腰で暴れまわる勇人の二人が舞台を絢爛華麗に舞い踊る。
塔の街ベルトラートの「神獣舞台」の前でぐでっと倒れていたが、どこからか聞こえてきた老婆の声に応えてその腕が持ち上がり、獅子舞に命が吹き込まれ、姦婦の子をブチ殺せという怨嗟の声に従って褪せ人に襲い掛かる。
絢と舞い、絢と舞い、すべてを祓い給え
体力を削っていくと戦闘力が増していくタイプのボス。
序盤は主に伸縮自在な体を使って、噛みつきや体当たりに加えて、風属性のブレスという組み合わせが基本の戦闘モーションとなる。
厄介なのは噛みつきや体当たりで、上下左右に飛び跳ねる激しい動きと、そこから繰り出される伸び縮みする体の噛みつきは、スピードもさることながらカメラの視点移動が追いつかない。
また歯をカチカチと鳴らしてから行う噛みつきは掴み攻撃となっており、食らうと即死級のダメージを受ける他、獅子舞にこちらの聖杯使用に合わせての体力回復というえげつないバフまでかかる。
そこに慣れると、HPが7割を切ったあたりから曲が転調。更に天候を従えたかの如く雷属性を纏った攻撃をやりはじめる。例としては雷槍を握って投げ飛ばしてくる、獅子舞の口から雷属性ブレスがまき散らされるようになり厄介度が加速度的に増していく。この形態は、通常時にはあった隙を雷の追撃でカバーしており、こちらの攻撃手段が武器のみだと事実上の無敵モードとなる。
更には氷属性を纏い始め、「神獣霜踏み」というかなり広範囲を狙った強力な霜踏みをするようになる。当然の如く冷気属性攻撃のため下手な防御は凍傷リスクがあるため、こちらの攻めを一気にけん制していく。
更に更に風属性を纏って嵐の戦技をような技をぶちかましはじめる。風属性をまとうとほとんどやってることがクシャルダオラである。
HPが3割を切るとこの属性纏いの舞を連続して行ってくるようになり、やりたい放題暴れまわる。この豪華絢爛な舞いで見事に祓魔されてしまわないよう、攻撃のチャンスを掴んでいこう。
「赤獅子フレイヤ」と話していれば彼女が救援サインを書いているため、オンラインでなくても助っ人を呼ぶことができる。
DLCトレーラーでは、かつてメスメルの軍勢を相手に戦っている姿が窺える。
また、神獣獅子舞については、アイテムのテキストから以下の事が分かっている。すくなくとも元々は天候を神に例えた神獣を模したただの五穀豊穣の神事であったこと、それがメスメルの火をきっかけに神降ろし(による天候の力)を目的とした軍事になったこと、その甲斐もむなしく敗北し、一部の角人の戦士に神降ろしの力だけが受け継がれて脅威となっている事がうかがえる。
獅子舞の追憶
メスメルの軍勢が塔を襲ったとき
獅子舞は神事から軍事となった
その怒りも、絢爛な舞も
荒れ狂う神獣
塔の祭祀で行われる神獣の舞い
その荒れ狂う様を象ったお守り
嵐の威力を高める
神獣は天の使いとされる
その怒りは、空の乱れであり
嵐とはその最たるものである
神獣の頭
獅子舞に用いられる神獣の頭部
最も優れた勇人が被るとされる祭具
それはもう、老婆の祈りに応えることはない