その暴竜は、名をベールという
かつて古竜の王に挑み、共に傷つき倒れた
怒れる破壊者であるという
概要
古き時代、竜王プラキドサクスに反逆し、戦いを挑んだ凶竜。
竜王を大きく傷つけるも戦いに敗れ、今は影の地の「ギザ山」の山頂を縄張りとしている。
飛竜に属するが、他と比べかなりマッシブな体型。かつての戦いの傷が生々しく残っており、両翼はもがれ骨が露出、左脚も欠損しており常に尻尾でバランスを取っている状態である。
プラキドサクスを慕う竜餐の巫女は、ベールを「いと憎き我らの仇」と呼んで憎んでおり、それを打ち倒す戦士を待ち望んでいる。
また、ギザ山に至るまでに出会うことができるエーゴンにとっては、かつて挑んだものの四肢を砕かれ敗北した怨敵とも呼べる存在。
第一形態
暴竜の名のとおり、荒々しく苛烈な攻撃で攻め立ててくるボスであり、炎と雷が混ざったエネルギーを主体に戦う。
また左脚が無いのにもかかわらず動きも凄まじく機敏で、もげた翼から露出した鋭利な骨に炎雷を纏わせ、まるで武器であるかのように突き立ててくるほか、炎雷そのものをブレスとして放出して襲いかかってくる。暴竜の名は伊達ではない。
他の飛竜タイプと異なり、頭部しかロックオンできないが、そのかわり攻撃を終えるたびに頭部を下げる傾向にあるため、戦いやすいという声もちらほら。
イベントを経て「エーゴンの鉤指」を持っていればフィールドのサイン溜まりから「竜の戦士、エーゴン」を召喚できる。
サインはボスエリア内にあるため、ベールの猛攻を掻い潜りながら喚ばなければならない。その代わりかマルチ補正によるHPの増加はない。
第二形態
HPを60%まで削ることで第二形態に移行。
大咆哮をしつつ、なんと無いはずの翼を背中から生やして飛翔するモーションが追加される。その姿は祈祷・坩堝の諸相を彷彿とさせる。
その後はさらに攻撃が苛烈になり、飛び上がってゲロビブレスを放って大爆発を起こしたり、足元を踏み鳴らし溶岩を噴出させるようにもなる。
天から撃ち下ろされる炎雷ブレスの雨霰、足元からは溶岩が大噴火とその暴れっぷりはもはや災害の域。一時も気を抜けない激戦となるだろう。
見事討ち倒すと「ベールの心臓」を入手。これを竜餐の大祭壇で喰らうことで、かの暴竜の力、ベールの頭を召喚し咆哮と共に熱風を爆発させ周囲に激しい落雷と溶岩噴火を起こす「ベールの暴虐」か浮かび上がりながら右手を巨大なベールの尖骨に変化させ、炎雷を纏ったそれを突き立てる「ベールの炎雷」を祈祷としてその身に宿すことができる。
狭間の地や影の地で多数見られた飛竜たちは彼の一族である。
プラキドサクスは反逆者とその一族への呪いとして、竜の心臓を喰らうことでその身に竜の力を宿す術を人間に広めた。それが竜餐のはじまりであったという。
余談
ベールの首にはプラキドサクスの顎が二つ噛み付いている(「古き王のタリスマン」を見るに元々四つ首)