全てを焼かれた教会で、
異形の神性を見出し禍々しい朱き腐敗に縋った
概要
『エルデンリング』DLCに登場するボス。
ストーリー上必ず倒さなければならないボスの一体。一方でDLC発表までその存在が狭間の地でも全く触れられていないタイプのキャラクターでもある為、彼女について明かされている情報は少なく、掘り下げも少ない。
その為、多くのことがプレイヤーの想像に委ねられているタイプのボスでもある。
外見
DLCに登場するボスキャラクターの中でも、上位に来る異形系のボス。
美しい女性の上半身に異形の下半身を持つタイプの半人系のボスなのだが、その中でもかなり特殊な造形をしている。
まず、女性の上半身にはトンボやカゲロウを思わせる半透明の昆虫の翅が生えており、妖精のような印象を受ける。
しかし、下半身はサソリの尾を持つムカデという虫のキメラとも言うべき形をしており、いわゆる半人半虫の姿をしている。
それも、ムカデの頭の先に上半身が融合しているのではなく、ムカデの体の半分ほどの長さの部位に上半身が融合しており、そこから左脚の部分がムカデの頭、右脚の部分がサソリの尾という形になっている。
下半身の異形ぶりから、DLC登場ボスの中でも特に好悪が分かれやすいタイプのボスで、生理的に彼女のデザインを受け入れない人も多い一方で、上半身と下半身のギャップに惹かれる褪せ人も多い。
戦闘
戦闘においては下半身のムカデの頭とサソリの尾が意志を持った生き物のように襲いかかってくる攻撃と、上半身の頭上からの攻撃を組み合わせが基本的なモーションになる。
特に気をつけるべきなのは、彼女の攻撃には猛毒に当たる状態異常である朱い腐敗の属性が付与されている為、単に防御に回っているだけだと、強力な継続ダメージを受ける事になる。
また、飛行できるタイプのボスでもあり、一度飛び上がり、空中から回転しながら襲いかかってくる落下攻撃も仕掛けてくる。
一定以上ダメージを与えると、朱い腐敗を撒き散らす蝶を多数召喚して朱い腐敗を撒き散らす範囲攻撃を行うようになる。
総じて、搦手と力技を組み合わせて戦うタイプのボスと言える。
考察
彼女について明かされている事は多くなく、本編にも一切彼女にまつわる記述は無い。
その為、考察しようにも考察にたるだけの情報が少ない。
そこで本編で、彼女について関係のある事柄だけを集めると以下のようになる。
- 朱い腐敗
外なる神によりもたらされたとされる恐ろしい毒のようなもの。
また、この腐敗は人の体を蝕んだ末に、朱きエオニアという花を咲かせる存在でもあり、この朱きエオニアは狭間の地にも幾つか存在している。
通常の生き物では触れることすら憚かられるようなものだが、腐敗の眷属と呼ばれる一部の種族はこれを神のように崇めてもいる。
- 腐敗の眷族
甲殻類や節足動物を人型にしたような種族。特に朱きエオニアを重要視しているようで、その花を開花させる為に暗躍する様子がある。
その生まれから朱い腐敗に侵された女性。ルート選択によっては彼女を生贄に朱きエオニアが開花することになる。
腐敗の女神。生まれながらに朱い腐敗に身体を侵されており、朱きエオニアによる朱い腐敗を操る事のできるデミゴッド。ミケラの双子の妹であり、デミゴッドの中でも特別な存在である神人と呼ばれる存在である。
余談
上半身が美しい女性で、下半身が異形の虫という造形はダークソウルに登場する混沌の魔女クラーグや、ダークソウル2の蠍のナジカなどに類似している。