影樹とは、黄金樹の影であった
律とは呼べぬ、暗い思いから生まれ
それ故に脆く、ねじくれていた
概要
『エルデンリング』DLCに登場するボス。レガシーダンジョン「影の城」の水没した教区の水を抜いた先にある「影樹の麓」に佇んでいる。
DLCの舞台である「影の地」に聳える影樹、その化身。“影輪草”とも言われ、捻じくれた太い蔓が絡まり合った、巨大な黒いヒマワリのような姿をしている。
狭間の地の各所に出現する「黄金樹の化身」の影樹バージョンとも取れるが、あちらがフィールドボスなのに対し、こちらは倒すと追憶が得られる大ボス扱いとなっている。
DLCシナリオの最重要人物「聖樹のミケラ」に関わる存在なのだが、その詳細は殆ど語られない。フレーバーテキストから読み取れる情報も非常に少なく、DLC追加ボスの中でも特に謎が多い存在である。
戦闘
最大の特徴として、撃破すると地面から2度復活する為、合計で3体倒さなければならない。実質的にHPバーが3本ある特殊なボスとなっている。
HPを削り切った際に致命の一撃を入れる隙があり、これを成功させるとそのぶんHPを削った状態で次のラウンドを迎えることができる。積極的に狙っていこう。
- 第一ラウンド
左右の蔓を両腕のように使った薙ぎ払い攻撃と、地面に生じさせる「拒絶の刺」がメイン。
ヒマワリのような頭部が明確な弱点部位となっており、ここに高威力の攻撃を当てるとHPをゴッソリ削れる。頭を叩きつける攻撃をしてきたらチャンス。よく燃えそうな見た目どおり炎属性も有効。
- 第二ラウンド
出現直後に、大地を滑るように突進してくる。以降は突進が攻撃パターンに追加される。かなりのスピードで何往復もしてくることが多く、「拒絶の刺」と織り混ぜられると更に厄介。
また、頭部から多数の光弾を放つ「影の地」も発射後の隙が少なくなる。
- 第三ラウンド
身体をもたげて影樹の似姿を取り、黄金の衝撃波を放つ。極めて範囲が広く避けにくいが、幸い(DLCボスの放つ波状攻撃の中では)そこまで威力は高くない。この攻撃の後はぐったりと項垂れて大きな隙を晒すので、なるべく離れ過ぎずに回避したいところ。
戦利品
どういうわけかミケラが棄てた大ルーンを宿していたようで、撃破すると『影輪草の追憶』と共に『ミケラの大ルーン』を入手できる。追憶は特大武器『影輪草の大花』もしくは祈祷『影の地』と交換できる。
影輪草の大花
影樹の化身の、ヒマワリのような頭部をそのまま引き千切ったような特大武器。
専用戦技『影輪頭突き』はヒマワリ頭を大地に叩きつけて聖属性の衝撃波を発生させる戦技。2回までボタンを追加入力でき、最大3発の追撃を放つことができる。全てヒットさせた場合の威力は凄まじく、また最後の1発にはダウン効果もあるため、怯む相手には無類のゴリ押し性能を発揮する。
影の地
自身の周囲に多数の光弾を生じ、一拍の間を置いて標的に殺到させる祈祷。影樹の力、その迸りを振るう技であり、放たれる黄金の中には黒い影が差している。
見た目は派手だが、発動の隙が大きい上に全弾命中させても威力は今ひとつ。一方で射程はかなり長いので、苦手なエネミーの駆除にはそれなりに使える。
ミケラの大ルーン
ミケラが自身の肉体と共に棄てていった大ルーン。完全に壊れており、他のデミゴッドたちが落とす大ルーンのように恩恵の力を得ることはできない。ただ魅了に抗う力だけは残っており、とある戦闘で心を奪われそうになった時に役立つアイテムとなっている。
この大ルーンが壊れたことでミケラに魅力されていた者たちはその支配から解き放たれ、影の地の物語は大きく動き出すことになる。