黄金樹の化身
おうごんじゅのけしん
エルデンリングが砕けた後、現れた化身たちは
滅びゆく黄金樹の、子孫を守る意志であるという
―「化身の儀仗」テキストより
フロムソフトウェアのゲーム「エルデンリング」のボス。
「黄金樹の化身」という名前の通り、ゲーム中マップに点在する「小黄金樹」という巨大な樹木の周辺に行くとそのど真ん中に守護者のように佇んでいる。実際に小黄金樹の守護者らしく「子孫を守る意志」が彼らを産み出したという。いわば小黄金樹の免疫である。
樹木の化身らしく、その姿は大きな樹洞ができた樹木に手足が生えたような異形の見た目をしており、巨大なハンマーである「化身の儀仗」を手にしている。小黄金樹には「雫」という貴重なアイテムがあるのだが、それを目的に群がってくる褪せ人を今日もこの儀杖で粉砕する。
小黄金樹は狭間の地の各地に散らばっているため、場所によっては狭間の地を蝕む恐るべき病巣とでもいう朱き腐敗の被害に遭っているものもあり、そうした黄金樹の周辺には「腐敗した化身」という赤黒く変質した黄金樹の化身が眠っている。
また、巨人の山領という雪に包まれた土地にいる化身は体力が半分になるとなんと分身する。同じ挙動をする化け物が増えるため苦戦は必須となる。
強さ
マッシブな体型と巨大なハンマーを振り回す姿から想像がつくがものすごく攻撃力が高い。中途半端な装備やHPでは叩き付け一発で昇天である。
悍ましい見た目と破壊力のある大ぶり攻撃の威圧感は初見のプレイヤーにはかなりのプレッシャーを与えるため、かなりの苦戦を強いられるだろう。
一方でほとんどの攻撃が大ぶりで意地悪なディレイもかけてこないため、操作に慣れてくるとかなり攻撃はよけやすく防御もしやすい。また、化身とはいえ所詮は樹木なので炎属性や凍傷デバフにめっぽう弱く、「腐敗した」でなければ朱き腐敗も効く。
注意すべき技は戦技「黄金樹の尻撃」と「黄金の地」。黄金樹の尻撃は言ってしまえば聖属性がついただけのヒップドロップなのでジャンプやローリングで回避可能だが攻撃範囲自体はかなり広いため、走って逃げようとすると間に合わないことが多い。下向きの攻撃の為盾もめくられやすい。
「腐敗した化身」の場合、ヒップドロップの後に腐敗属性の毒沼を正面から扇状に向けて生成するため、避ける方向を間違えるとヒップドロップこそ避けられても毒沼のダメージと朱き腐敗によるスリップダメージで即病没である。
「黄金の地」に至っては小規模な爆発のあと化身の周囲に光弾を召喚し、それを一発ずつプレイヤーに向けて飛ばしてくる。狭間の地製のファンネルミサイルである。走って逃げられる技ではあるものの少しでも向きがブレると一発弐発は当たってしまうし盾で防御しようとすれば大量の光弾が当たって一瞬でスタミナを削り切ってしまう。しかもこの光弾が飛んでくる間化身はフリーのため、普通に接近してくるわ攻撃もしてくる。光弾に注意しつつ化身の挙動にも気を配る必要があるため最後まで油断はできない。
小黄金樹を守っている個体は撃破するとそれぞれの黄金樹から抽出された「雫」を得ることができ、霊薬の聖杯瓶にこうして手に入れた雫を組み合わせると色々な効果を得られる。一発だけダメージカット90%だったりHPやFPの持続回復だったり。
ストーリーが後半になると専用bgmが流れない道中モブとして登場する化身も出てくるが、モブ化身を破ると彼らの獲物である「化身の儀仗」を入手可能。特大武器のカテゴリーのため相当な筋力を要求されるがそれに見合った破壊力に戦技として彼らが使ってくる戦技「黄金樹の尻撃」が使用可能になる。