ノクステラの竜人兵
のくすてらのりゅうじんへい
竜たるものとして産まれ、だがそうなることはできず老いた竜擬きとして滅んでいったという哀しき背景を持つ竜人兵の一体。かつて栄華を誇り、そして悪意ある星によって滅ぼされた永遠の都、ノクステラで産まれた個体がノクステラの竜人兵である。
通常の竜人兵と違い綺麗な装飾をまとっており、赤い旗のようなマントを背中に携えている。
既に滅んだ存在であるためか、竜人兵は地上で出会うことは決してできず、滅ぼされて時の流れがおかしくなったノクローン、ノクステラ等の地下世界でしか戦えない。
ウルの王朝遺跡という、死亡・ファストトラベル・ゲーム開始時等のローディング画面で、玉座に座ったガイコツとそれに駆け寄る痩せこけた人々のようなカットシーンがあるが、その画面とまんま同じ光景の場所に本ボスは登場する。
「カットシーンでよく見たガイコツが動いてボス戦か!?」と思わせてのノクステラの竜人兵の登場で度肝を抜かれた褪せ人も多いのではないだろうか。
竜人兵は動きが緩慢な代わりにその長い手の届く範囲は全て彼のテリトリーと言わんばかりの暴れっぷりを見せる。
厄介なのが「手を引く”攻撃”」の存在。大きく振りかぶった一撃を避けたと思って攻撃を加える、そのまま攻撃のために接近すると、そのまま振りかぶった手を引く動作をそのまま攻撃に転じてくる。ここに来るまででこうした攻撃をしてくるのは忌み鬼マルギットやガーディアンゴーレム(斧)の叩き付け、武器抜きの攻撃くらいで遭遇機会が非常に限られるため、初見ではこの反撃に対応できず、攻撃のリズムを読むことも非常に困難。「永遠の都、ノクローン」で竜人兵との遭遇経験があればそれがしっかり活きるため、まずはノクローンの竜人兵を撃破して経験を積もう。
そして苦労してHPを半分まで削ると、
翼を生やし、空に飛ぶようになる。翼が生えるのはこの個体のみである。
更にこの状態から「氷の雷槍」という雷属性ダメージ+凍傷デバフというただでさえ高威力な一撃にいやらしい要素の加わった武器を使った大技を開放するようになる。
扇状に不規則な雷撃を落とす、自分の周囲に突き立て大爆発を起こす、雷槍を握ったまま飛び込んでくる等のトリッキーな技が急激にこれまでの攻撃から置換されるため、竜人兵のために築き上げた前半の攻略方法が急に役に立たなくなる。
そのため、前半での戦い方、後半での戦い方をそれぞれ備えて挑む必要があり、トロフィーコンプリートのためには撃破必須のボスとしての貫禄を見せる。
前述の隠しステージ「永遠の都、ノクローン」と、ストーリー後半、隠しステージであるノクステラのさらなる隠しステージとも言える「腐れ湖」にも竜人兵が登場する。
こちらはただの「竜人兵」であり、攻撃もほとんど動かないままノクステラの方の前半とほぼ同じ戦い方をする。ただし腐れ湖の個体は「通常の朱き腐敗よりも割合ダメージが極めて凶悪になっている朱き腐敗」で満ちてまともな足場が存在しない場所での戦闘になるため、人によってはこちらの方がキツいという方もいるかもしれない。
撃破報酬はノクローンの個体撃破で斧槍「竜のハルバード」を、腐れ湖の個体撃破で刀「竜鱗刀」をそれぞれ入手できる。どちらの武器も戦技を繰り出すことで氷雷をエンチャントする点が特徴。