概要
狭間の地の各地のダンジョンに潜む黒衣の暗殺者たち。また、一部ダンジョンではモブ敵としても登場する。
かつて古い黄金樹の盛期、まだエルデンリングが砕ける前、何者かの手引きで黒き剣のマリケスから死のルーンの欠片を盗み、冷たい夜に、黄金のゴッドウィンを暗殺した実行犯でもあり、その暗殺事件は後に黒き刃の陰謀の夜と呼ばれ、破砕戦争のきっかけとなった。
姿隠しの衣を纏い、銀の鎧に身を包んだ、女性のみの一団であり、彼女たちの武器である捻じれた短剣、黒き刃には、儀式によって黒き剣のマリケスから盗んだ死のルーンの欠片の力が宿っている。
戦闘
まさに暗殺者というべき身軽な動きでこちらを翻弄し、短刀での連撃を得意とするスピードタイプのボス。苛烈な攻めに織り交ぜてくる背後からの掴み攻撃や死のルーンの力を用いた光波による最大HP減少・スリップダメージが厄介。
一方で軽装であるためか強靭が低く、怯みで攻撃を中断させることが出来る為遺灰で呼びだした霊体と連携して連撃を加えていけば勝利は近いだろう。
また一部ダンジョンでは完全に姿を消しており、視認及びロックオンができない個体が出現する。実体はあるため攻撃を当てればダメージは与えられるが苦戦は必至だろう。
対処法としては水面の波紋での捕捉したり、隠れた刺客の姿を暴き立てる特殊な松明「歩哨の松明」が有効。また、遺灰で呼び出した霊体はステルスもお構いなしに普通に視認して戦うためそれに追従するのもいいだろう。
死に触れた地下墓の個体撃破で致命攻撃時HP回復のタリスマン『緋色の凶刃』、
黒き刃の地下墓の個体撃破で致命攻撃時FP回復のタリスマン『青色の凶刃』とイベントアイテム『黒き刃の刻印』、
アルター高原、貴き者たちの英雄墓入口を守る個体撃破で彼女たちの得物『黒き刃』、
賢者の洞窟の個体撃破で一定距離以上でしゃがめばステルス状態となるタリスマン『身隠しのヴェール』をそれぞれ入手。
また、彼女たちの装束は典礼街オルディナ奥の大階段の下で入手可能。
刃の長の封牢
黒き刃の長、アレクトー
魔女ラニのイベント終盤で訪れる月光の祭壇にある封牢に幽閉されている刺客たちの長。刺客たちとは比べ物にならない強敵で、封牢戦という事もあり霊体が召喚できない事も難易度に拍車をかける。
こちらの攻撃命中の度にステップで抜け出し、聖杯瓶での回復も的確に狩る。また、長と言うだけあり死のルーンを用いた攻撃が増えており大ジャンプからの突き刺しで無数の刃を生じさせる大技は何としても回避したい。
弱点は刺客たち同様強靭が低い事であり、戦技を有効活用して戦っていきたい。
撃破で伝説の遺灰『黒き刃、ティシー』が手に入る。
黒き刃、ティシー
陰謀の夜、黒き刃に死のルーンを宿し
黄金のゴッドウィンを殺した暗殺者の一人
ティシーは、黒き刃の長アレクトーの娘であり
王都からの逃亡時、母を守り命を落としている
『伝説の遺灰』の一人であり召喚することで黒き刃の刺客の霊体を呼び出せる。
FP消費が132と全遺灰の中で一番高く、ビルドによっては呼び出せない程重いFP消費だが、極めて高性能であり、『写し身の雫の霊体』が弱体化した今では全遺灰の中でもトップの性能と言われている。彼女に攻略を頼り切った褪せ人は「むしろティシーがエルデの王だ」とのたまうとか・・・
短剣による連撃で敵のダウンを誘発させ、死のルーンの斬撃と光波で一定時間最大HPを約15%低下させ、スリップダメージを与られるなど攻撃面でも最上級の働きをしてくれる。
その上敵の攻撃も軽やかなステップ回避で躱してくれるため、元来の打たれ弱さも殆ど感じさせない。
ティシーを呼び出すFPに達するには、精神力のステータスが23以上必要となる。
最大FPが足りず呼び出せなくとも、彼女の為だけに青色の秘雫(15秒間、すべてのFP消費がゼロになる)を配合した霊薬を使用してでも召喚する価値があるだろう。
謎
陰謀の夜に暗躍した彼女たちであったが、実は一説によると彼女たちはマリカと同じ「稀人」と呼ばれる存在であったという。
つまり見方によれば、ゴッドウィンの暗殺にはマリカもまた一枚噛んでいた可能性もある。
しかも、陰謀の夜の首謀者のひとりである魔女ラニもまた、ゴッドウィンと同時に殺されていたことが明らかになる。また、魔女ラニのクエストが終わると彼女の塔がある「スリーシスターズ」に死体としてしか登場しないが、黒き刃の刺客が送り込まれている。
陰謀の夜が終わった後、彼女たちの間に何があったのかは不明だが、その関係性は非常に険悪な物になっていった事が窺える一場面である。