概要
エルデンリングに登場するボス。ケイリッド南東あたり、大竜餐協会という場所の近くに陣取っている巨大な竜の一体。フィールドボスの一体でストーリー進行にあたって撃破が必要なボスではない。
ケイリッドではその地の王であったデミゴッド「将軍ラダーン」と、そこに侵攻した「朱き腐敗のマレニア」との戦争で敗れたマレニアが自身の能力である「朱き腐敗」を解き放った結果、将軍ラダーンは腐敗をモロに受けて理性亡き怪物と化して相打ちとなった。また、ケイリッド全体が彼女の腐敗に覆われ、血を滴らせたキノコや赤白いカビ、内臓のような実を結ぶ枯れ木に異形の怪物が溢れたこの世の終わりのような腐敗にまみれた地獄と化してしまった。
そんな地獄にも竜がおり、その朱き腐敗から逃げられずに肉体が白い菌糸に覆われ、皮膚も鱗から血が滲んでズタズタに爛れた、まさしく「腐りゆく」身体となった個体がこのエグズキスである。
何故翼もあるんだから飛んだりして逃げなかったのかについてだが、エグズキスは人間が竜の心臓を喰らう事でその身に竜の力を宿す「竜餐」という行為を憎んでおり、その復讐のために大竜餐教会の前に陣取っており、「竜餐の復讐者エグズキス」として昔からその名は有名だったようだ。朱き腐敗に侵されていなければ今もなおその名で呼ばれていただろう。
なお、ケイリッドの北東側には「グレイオールの竜塚」という、マレニアの朱き腐敗を逃れて北上したドラゴンたちの巣窟があり、そこに「大老竜グレイオール」という超巨大な竜がいる。しかしこの竜もエグズキスのように白い菌糸に覆われ、身動きが取れなくなっている。結局ケイリッドには腐敗に苛まれない安全地帯など無かったのだ。
強さ
まずデカい。明らかにデカい。そのサイズは最初に出会うだろう大型の飛竜アギールに匹敵し、特大武器でジャンプしても頭部に攻撃が届かないことがザラ。近接戦を挑むときは翼か脚を狙おう。踏みつけこそあるが基本的に狙うのなら足がおすすめ。
基本的な攻撃動作は他の飛竜系ボスの動きとほぼ同じであるが、朱き腐敗に侵された身体は少しの動作でその腐敗が漏れ出るため、一挙手一投足から「朱き腐敗(毒の上位互換となるスリップダメージ)」という状態異常を起こす腐敗の霧を放出する。特に咆哮の時に出る腐敗は顔の真下に出るため、うっかり逃げ損なうと結構な確率で腐敗ゲージを貯められることになる。
また、ブレス攻撃も朱き腐敗の霧に変化しており、一発で即死級の大ダメージと共に朱き腐敗を大きく蓄積させてくる上に、アギールやスマラグのブレスとほぼ同じ感覚で腐敗ブレスを撒き散らすため攻撃範囲が半端ではない。
他にもエグズキス固有の特徴として攻撃範囲のわりにテリトリーがかなり狭く、エグズキスのいた場所から少し離れるだけでもすぐに最初の位置へ戻ってしまう。
これらの特徴からエグズキスは褪せ人からは強敵として認識される傾向にある。
そもそもケイリッド自体がストーリー中盤を想定したレベルデザインをしているため、オープンフィールドを適当に散策してケイリッドに入ってしまったばかりの褪せ人や、最初のストーリーボスである接ぎ木のゴドリックを破ってすぐの強さではこのボスには到底かなわない。
朱き腐敗対策のためにアイテムや祈祷・魔術を充実させるも大事となる。
まずはエグズキスより攻撃力面で弱い飛竜アギールや輝石竜スマラグ等の竜系ボスと戦って立ち回りを理解してから挑む方がいいだろう。
報酬
見事撃破に成功すると、エグズキスが立ちはだかっていたその先、大竜餐教会に新たな祈祷、「エグズキスの腐敗」が見出される。
その名の通りエグズキスの腐敗ブレスを再現したものであり、凄まじいFP、スタミナ消費に見合う圧倒的な攻撃力、射程、攻撃範囲、そして朱い腐敗の状態異常効果により、多くの褪せ人たちの旅の助けとなっている。
ただし竜祈祷の常で隙はかなり大きいので注意。
関連タグ
他の飛竜
飛竜アギール 輝石竜アデューラ 大老竜グレイオール 凍てつく霧ボレアリス
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