概要
フロムソフトウェアの開発したゲーム、エルデンリングの舞台となる世界。
フロムソフトウェアの開発した従来のソウルシリーズにはない特徴として、この狭間の地は、オープンワールド(ディレクターを務めた宮崎英高はオープンなフィールドと表現している)として製作されているので、広大で詳細な世界が描かれている。
主な地域
黄金樹と言う巨大な樹木を中心に、大きく五つの地域に分かれており、それぞれの地域は気候や地形に特徴がある。
各地に存在する地図の欠片を集める事で全体的なマップを入手する事ができる。
リムグレイブ
本作で主人公の褪せ人が最初に探索することになる地域。
概ね植物が豊かに繁り、草原や丘陵といった穏やかな地形が広がっており、概ね序盤の舞台となる。
本作で最初の巨大ダンジョンであるストームヴィル城が存在し、忌み鬼マルギットや接ぎ木のゴドリックと戦うことになる。
また、ストーリー後半では地下世界である永遠の都が解放される。
湖のリエーニエ
リムグレイブの東に存在する地域。
土地の中心部に広がる湖が特徴的な地域だが、魔術学院レアルカリアやラニの魔術師塔が存在しており、魔女ラニのイベントを中心に、本作のメインストーリーに関わるクエストをこなす事ができる。
ボスとしては、満月の女王レナラと戦うことになる。
ケイリッド
リムグレイブの西に存在する地域。デミゴット同士の戦いの結果、大地は「朱い腐敗」に汚染されてしまっている。
荒涼とした砂漠地帯であり、リムグレイブとは一転して真っ赤な土壌が広がる危ない土地。
土地だけでなく、出現するエネミーも朱い腐敗に犯されており、厄介なものが多い。目的もなく序盤から探索に向かうのは非推奨なのだが・・・
星砕きのラダーンと戦うことができ、ラダーンを撃破することで永遠の都が解放される。
アルター高原
湖のリエーニエから北に存在する地域であり、黄金樹が存在する地域。
黄金樹の根元には王都ローデイルが存在しており、ストーリー中盤で一度訪れる事になる。
また、アルター高原の西側にはゲルミア火山が存在しており、火山館という組織を通して冒涜の君主ライカードと戦うことができる。
本作においては、中盤に到達する地域というだけでなく、ストーリーそのものの最終的なゴールであり、エンディング分岐に関わる様々なイベントやクエストをこなした後で、黄金樹に存在するラスボスを倒す事でゲームクリアとなる。
巨人たちの山嶺
狭間の地の北方に存在する地域。
吹雪の吹き荒れる雪山であり、この地域では聖樹のミケラに関係するボスと戦う傾向にある。
特に、西側に広がる聖別雪原を通ることでモーグウィン王朝とミケラの聖樹に向かう事ができる。
モーグウィン王朝では血の君主モーグと戦うことになり、ミケラの現在の状況を知ることになる。
一方で、ミケラの聖樹と呼ばれるもう一つのダンジョンでは、一つの街に匹敵するほど巨大な聖樹の根元に存在する聖樹の支え、エブレフェールに存在する、ミケラの妹であり本作の看板ボスであるミケラの刃マレニアと戦うことになる。
オマージュ要素
ソウルシリーズ自体、過去の名作のオマージュが取り入れられていることで有名なゲーム作品だが、本作では殊更にその要素が強いことで話題になった。
特に、ディレクターの宮崎氏がファンであることを公言し、過去作でもとりわけオマージュされていたベルセルクに関しては、今作では各種装備のみならず、王都ローデイルをはじめとするゲーム背景にもベルセルク要素が反映されている。
また、崩れゆくファルム・アズラや歩く霊廟に関しては、スタジオジブリの天空の城ラピュタやハウルの動く城を思わせるとして、この点も大きく話題になった。
オマージュ要素 | 元ネタ | ネタ部分 |
---|---|---|
黄金樹 | ベルセルク | 世界双樹と似ている。 |
王都ローデイル | ベルセルク | ファルコニア |
ウィンダムの廃墟 | ベルセルク | ミッドランド王国の王都の名前がウィンダム。 |
剣の碑 | ベルセルク | 剣の丘のオマージュ。 |
崩れゆくファルム・アズラ | 天空の城ラピュタ | ステージがラピュタのオマージュ。 |
歩く霊廟 | ハウルの動く城 | 設定が動く城のオマージュ。 |
風車村ドミヌラ | ミッドサマー | 村の様子がホルガ村のオマージュ。 |