概要
『エルデンリング』DLCに登場する人物。
全身に緑青鎧を着ており、「拾い虫」と呼ばれる仲間たちと物資調達をしている。
影の地の各地にいる拾い虫から製法書を集める。
物資調達と精製に長けており、その技術を請われて旅に同伴しており、時折ティエリエから材料の精製を頼まれる事がある。
自身の決して良いとは言えない半生に対して同志達が名高い者達ばかりな事にコンプレックスを抱いている。
拾い虫の製法書
人ならぬ拾い虫たちの製法書 名も知らぬ恩人に宛てた特別な善意 |
拾い虫の製法書【1】:祝福「モースの廃墟」から南西、高台を回り込んだ所の崖際。
拾い虫の製法書【2】:祝福「崖路の終わり」から南東の高台。
拾い虫の製法書【3】:祝福「エラク川下流」から南の滝を下り、東へ行った所の崖の近く。
拾い虫の製法書【4】:聖戦教会の北にいる弱った拾い虫をぬくもり石などで回復して助けた後、ロードして話す。
拾い虫の製法書【5】:祝福「モースの廃墟」の北東の洞窟から毒沼地帯に出て、ずっと北に直進したところ。
拾い虫の製法書【6】:大ルーン破壊後、祝福「教区街道」から北西に行き、トンネルの左にある坂から登って西の突き当り。
拾い虫の製法書【7】:【4】の虫を助けた後、ムーアと話す。拾い虫を1体倒している場合は貰えない。
余談
選択肢イベントで「ずっと、悲しいままだ」を選択すると拾い虫のそばで死亡している。
一方で「忘れてしまえばいい」と伝えると、彼はミケラに自分のすべてを委ねる事を決意し、そこを去る。
どちらも選ばず「分からない」と言葉を濁し続けると、彼はずっとベルラート前で店を続ける。ある戦闘を終えたあとも彼は一人で物を売っており、「誰も来なくなったけど君だけは来てくれる」と寂しげに喜ぶ。
どの時期であっても、各地の拾い虫を傷付けるとムーアが敵対者として侵入してくる。
選択肢イベントにつながる独白と質問の内容は「母は子を愛さず、子を捨ててしまった」「なら、その子供たちはずっと悲しいままなのか?」というもの。
話している内容はかなり抽象的だが、実は似たような事を口にしている者が本編にいる。
それは「賢者ゴーリー」。彼の正体は人に化けた腐敗の眷属で、創造主が自分たちを生み出してそのまま放棄したという事を嘆くシーンが存在する。
加えて、敵として戦う際のムーアは重厚な鎧と大盾で身を守りつつ、大盾の戦技での吹き飛ばしか大腐敗壺の投擲が主。
おまけに彼の装備である「緑青シリーズ」のフレーバーにも「緑青は外なる神の贈り物」「腐食によって強度と重量を得ている」という。
そしてなにより、彼の協力者である拾い虫だがその姿は腐敗の眷属そのものである。
「腐食の力を持つ装備」「朱き腐敗を相手に与える壺」「腐敗の眷属と仲良くできるという謎の特性」「ゴーリーとほぼ同じ内容の独白」という情報。
そこから推測できるのは、彼もまた人に化けた腐敗の眷属か、腐敗とエオニアの花を信奉する信徒だったのではないかという、少し薄ら寒さを感じる背景である。