ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

エルデンリング』DLCにて追加されたボスキャラクター。

倒すと“追憶”が得られるボスの一体である。

「エンシスの城砦」に居を構える双剣の女騎士。精巧な銀色の甲冑を着込んでおり素顔はうかがい知れないが、その正体は魔術学院レアルカリアにいる女王レナラの妹。

かつてはカーリアの王女であったが、生家を捨てメスメルの傍らを選んだ。

「メスメルの剣」いつしか彼女はそう呼ばれた。

なお、人型の追憶ボスにしては珍しく台詞が一切無い上に各種フレーバーテキストから読み取れる情報もごく僅かで、その人物像は殆ど謎に包まれている。

戦闘

双剣による連撃に加えてカーリアの輝剣魔術とメスメルやその騎士たちが用いる火の祈祷を使い分ける。

マレニアを彷彿とさせる緩急のついたステップからの素早い斬撃は回避が非常に難しく、おまけにマレニアと違って殆ど怯まない。距離を取ろうとする相手には時間差で襲う「魔術の三輝剣」や広範囲を薙ぎ払う「ロイヤル・カーリア」で追い詰めてくる。

ただでさえ近接、遠隔共に隙のない難敵である上に、後半戦になると双剣にエンチャントを施してより苛烈な攻撃を繰り出すようになる。

更に追い込まれると、一度だけ姉を彷彿とさせる大技「レラーナの双月」を解禁。フィールドほぼ全域に広がる衝撃波を3発、連続で放つ。最初及び2発目を受けてしまうと残りの衝撃波が確定で入ってしまい、状況によっては即死が見えるが、凌ぐことができれば討伐まであと一歩。

なお衝撃波は全てジャンプで回避できる。また、斬撃はとにかく避けにくい一方でパリィできるものが多いため、腕に自信があるなら盾を中心とした戦法も有効。いずれも攻撃のタイミングを正確に掴むのが攻略の秘訣と言える。

まともにやり合うならばプレイヤーも十分にレベルと装備を整え、影の地限定のバフ「影の地の加護」を得てから挑むのが常套なのだが、寄り道をせずにストーリーの導線に従って進んだ場合、十分な強化がなされていない状態で彼女のもとに辿り着くケースが多く、そういう意味でもDLCにおける忌み鬼マルギット的な位置付けになっている。

ちなみに協力NPCとして針の騎士レダを召喚できるのだが、使用する戦技が敵味方のバフや状態異常を全て打ち消してしまうのが大きな問題。レラーナの性質とも全く噛み合わず、はっきり言って邪魔になることが多い。

戦利品

撃破すると手に入る『双月の騎士の追憶』は軽大剣『レラーナの双剣』か魔術『レラーナの双月』と交換できる。

レラーナの双剣

両手持ちで二刀となる二刀一対の軽大剣で魔力と炎の攻撃力を持った知力信仰ビルド向けの双軽大剣。

固定戦技『月と火の構え』は戦技ボタンで双剣を構え、魔力と火を纏い通常攻撃で光波の連撃を、強攻撃で炎の嵐で薙ぎ払う戦技。

レラーナの双月

発動すると空中に浮遊、満月を二つ形成。真下へと着弾させて円形範囲攻撃を2回行い、更に杖を地面に突き刺しながら着地した際も円形範囲攻撃を行う魔術。ただし彼女が使用してきたとき程の攻撃範囲はなく要求知力72も相まって使い所を見極める必要のある魔術。

余談

  • 褪せ人の倍近い体躯を持つレナラの妹なだけあって長身(カーリア王家の遺伝だろうか)。ついでに鎧の形状(特に胸部)から分かるようにふくよか
  • 姉レナラは王家を捨てた妹に怒るどころか、自身の黒髪を餞別に送り出している。また「レラーナの双月」のフレーバーテキストでも姉妹仲が良好であったことが示唆されている。
  • 同じエリアに出現する「カーリア騎士ムーンリデル」はレラーナの介添人であるという。レラーナがメスメルの正式な伴侶であったかは不明だが、介添人まで連れて嫁入りに来たと考えると彼女の本気度がうかがえる。
  • レラーナが惚れ込んだメスメルとレナラの伴侶であったラダゴンは共に赤髪の英雄であり、血縁も非常に近しいと言えるため、「姉妹で男の好みが似ている」と一部のプレイヤーから勘ぐられている。
  • 進行方向にあるダンジョンのボスなのでストーリー上撃破必須のボスと思いきや実はエンシスの城砦へ行き、彼女と戦わなくても迂回ルートを進めば戦わず無視して先へ進むこともできる。気になる人は城砦正面から東の谷へ下りてみよう。

関連タグ

黄金樹の影 満月の女王レナラ 串刺し公メスメル

法王サリヴァーン 冷たい谷の踊り子

魔力と炎の双剣を振るう過去作のボス。特にサリヴァーンは特徴的な構えと光波を射出する点が、踊り子は性別と右手に魔力、左手に炎の剣を持つ点が一致。

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • エルデン飯

    双月の騎士レラーナとロールアイスつきラダの紅茶

    漫画版のエルデンリング、買って読みました!それの影響ももろに受けてかなりはじけた内容になってると思われます!読む際にはご注意ください! あと、いろいろと無理やりな展開、ご都合主義あるかもしれません。何でもる許せる方向けです!それでもよければどうぞ!
  • エルデンリング、メスメル×レラーナ(メスレラ)が家族になる話

    【メスレラ】ーーーーもしも、(2)【エルデンリング】

    褪せ人は、影の城を探索する中で、とある絵画を見つけた。それは気づかなければ通り過ぎる、地下の脇道。 ちょうど死角になるよう、意図して飾られていた。 大きなカンバスには、蛇の鱗、だろうか。青く赤く、色付けされた鱗で沢山の花が描かれていた。綺麗だ……そう思い、手を伸ばすと、幻のように絵は消えて、褪せ人の身体は空中へ放り出された。 慌てつつも転がって着地すると、きゃあ、という可愛らしい少女の悲鳴。 見上げれば、椅子に腰かけた少女がいた。 ーーーーその髪は燃えるように赤く、ひと房は、白い蛇であった。 「まあ、患者さま?ここには来てはいけないのよ、休んでいないと」 鈴を転がしたような、可憐な声だった。 彼女は花嫁衣裳のような長い裾をちょいちょいと引きづりながら、褪せ人に近づく。その足音はズルズルと、なにか大きなものを引きずるような音だったのが気がかりだった。 「あら、あなた、お父様と同じ目をしてるのね」 彼女は微笑む。月が微笑むならこんな感じなのだろうな。……そう感じさせる、柔らかな微笑みだった。常に生命を狙われる褪せ人は、彼女の微笑みに癒しを求めて惹かれた。 名を問えば、彼女は言った。 「メルよ。蒼月の騎士と、みんな言うの」 その後褪せ人が部屋を物色しても、メルははしゃぐ子を見守るようにニコニコとしていた。 部屋は子供部屋の造りで、簡素な寝台にはいくつかのぬいぐるみと、壁一面にはその高い高い天井を埋め尽くすほどの本に覆われていた。上から落ちてきたらしいと分かればその高さに少しゾッとする。 こんなに高ければ、ここから出られないではないかと思ってたずねれば、脇に階段があるから使っていいわよと彼女は言った。 「私は、使えないの。その階段は……私はここに隠れていないといけないの。騎士は主を裏切らないのよ」 彼女の言う主が誰かはわからない。ただ、誰にも知られることなくひっそりと暮らす心地というのは、もの寂しい気がした。 「またいらしてね」 去り際に小さく手を振った彼女からの約束は、いつまでも、何度死のうと、褪せ人の心に小さな棘のように引っかかり続けた。 以下キャプション 前作でいいね等々ありがとうございます! どうにかしてメスレラも家族にしたくてこねくり回した結果です 何回かに分けて投稿するつもりです ※attention ・妄想捏造てんこ盛り、啓蒙高めて見てね ・ちゃんと結婚してるメスレラ ・レラーナが妊娠してます ・子どもの名前が出てきます ・キャプションも良かったら楽しんでください
    11,111文字pixiv小説作品
  • エルデン飯

    串焼き公メスメルと黄金カバのラーメン

    えー、時系列としましてはこちらのあせんちゅはまだエルデの王にはなっていない状態です。あまり細かいことは気にならないぜって方呼んでください! ご都合展開あり。そしてメスメルに幸せになってほしくてメリナとメスメルの会話シーンをいれてあります!!薄っぺらいフロム脳を総動員して書きました!ほんっとごめんなさい! それからぽけっと先生(https://www.pixiv.net/users/824231)!コメントでいつもヒント教えてくれてありがとうございます!カバの肉を今回出してみました!喜んでいただけたら…素敵だぁ♡
    13,371文字pixiv小説作品
  • エルデンリング、メスメル×レラーナ(メスレラ)が家族になる話

    【メスレラ】ーーーーもしも、(最終話)【エルデンリング】

    ーーーー走り続けた。 何かとても、嫌な予感があった。 当たって欲しくない予感は、大概、当たる。 彼女の行く先に検討はなかったが、ふと、見つけた隠し扉の話をした。外を知らない彼女の慰めになればと思った。いつかそこに行ってみたいと、彼女はーーーー (こんな、はずじゃ) 噎せ返るような花と血の匂い。 褪せ人は言葉を失う。 マリカの願った癒しの黄金の下で、凄惨な行為が行われていた。 ……あれは本当に、メル、だろうか。 優しい微笑みを浮かべた彼女の顔は腫れ上がり、両目の眼球は在るべきそこにない。口は微笑みの形に耳まで裂けて血を溢し続けている。痛みにのたうつ下半身。真っ二つに裂かれた蛇の徴は、もはや致命傷であることに疑いようはない。 「……ああ、お前か」 角人が、顔を上げる。 返り血で染まった面の向こう、彼はケタケタと笑い出す。 「見ろ!俺はついに!!穢れを全て祓い清めた!!仲間たちよ、妻よ、子よ、見えるか!!」 咆哮が空を劈く。 褪せ人は、無意識に獲物を抜いていた。角人に切りかかる直前ーーーーか細い声が、聞こえた。 「や、めて……」 メルの、血に焼けた、もはや可憐な面影のないその声は、耐え難い苦痛を滲ませながら必死で何かを訴えていた。 「やめ、て……そのひとを、ころさ、ない、で……」 メルが咳き込む。もう残り少ない生命を振り絞って、彼女は殺すなと言った。 これには角人も、殺意を失う。 「わたしは、だれも、うらみません……死する、ことを、のろいません……」 血の涙が流れていく。 メルは、見えぬ目で、角人を見た。 「どうか、あなたの、きの、すむまで……」 ぜいぜいと、呼吸が細くなっていく。もう、誰の目から見ても、彼女の生命は消える寸前だった。 「……あ、あ、ああ……」 突然、角人が呻き始めた。獲物を落とし、頭を抱えた。 「やめろ、やめろやめろやめろ!! 俺たちは奪われた、これは当然だ、当然の報いだ!!何故だ、何故だ、思い出せぬ……ああ、妻よ、子よ、消えるな、消えないでくれぇえ……ッ」 掻きむしるようにしたせいか、角人の象徴ともいえる面が落ちる。そこに現れたのは、角が生えただけの、絶望に歪む男の顔。メルの傍らに、まるで胎児のように蹲り、取り乱して泣いている。 メルが、震える手を伸ばした。血まみれの手が、角人の頬を撫でる。 「……いき、て」 ハッ、と、男が顔を上げる。 メルは、きっと、笑って言った。 「あなた、は、いき、て……いきねば……」 角人は、よろよろと立ちあがり、ブツブツと何かを言いながら、後ずさりーーーー背を向けて走っていった。褪せ人は弾かれたように動き、メルの、力なく落ちた手を取った。 「……やさしい、かた……また、お会い、しましたね……」 「今、祈祷を……!」 「……やさしい、かた」 メルは、小さく首を振って、褪せ人の祈祷を拒んだ。彼女は、もう、楽になりたがっていた。 「あなたの、ように……できました。父と、母を、たおした、あなたは……わたしから、けっして、にげなかった……あなたの、おかげです。やさしい、かた……」 苦痛でメルの身体が震える。 せめて、せめて、何か。 ーーーー褪せ人はハッとして、小瓶を取り出した。ティエリエから貰った、永遠の眠りを約束する秘薬。 震える手で、瓶を開く。 褪せ人は、彼女の口元にそれを運んだ。 彼女は素直に、それを飲み下す。 「……おとう、さま……おかあ、さま……メルは、やさしく…、あれ……た………………」 ……やがて、何も聞こえなくなった。彼女の身体はさらさらと崩れ、風がさらっていく。 落ちていたのは、小さな指輪だった。 少女の指におさまるのだろう。華奢なつくりのそれは血に汚れていた。 褪せ人はそっとそれを拾い上げる。 【蒼月の指輪】 蒼月の騎士メルの、血に汚れた青い指輪。 医療に従事する娘へ、父メスメルが贈ったもの。裏面に文字が掘られている。 「せめて、幸いに生きよ」 メスメルは知っていた。 この地に家族の安寧など、どこにもないことを。 それでも、メスメルは願った。 弱く、剣など持たず、ただ優しくあれ。 以下キャプション 前作でいいね等々ありがとうございます! どうにかしてメスレラも家族にしたくてこねくり回した結果です。ここまでお付き合い頂きありがとうございました。 ※attention ・妄想捏造てんこ盛り、啓蒙高めて見てね ・ちゃんと結婚してるメスレラ ・レラーナが妊娠してます ・子どもの名前が出てきます ・よければキャプションもお楽しみください
  • 火に摘まれた花の事

    ほのぼのや優しい日常を妄想するのが好きな褪せ人だからつい書いちゃった。この二人の仲がどれ程のものだったか分からないけどちゃんと愛し合ってたら良いな、と思う。 ちなみに串刺し公以外の喋り方とかは勿論全部妄想だし何なら串刺し公の喋り方も上手く書けてないので申し訳ねぇ…(腐敗沼に土下座する褪せ人)。 作品の無断転載、AI学習への使用等の行為は絶対にお止め下さい。
  • エルデンリング、メスメル×レラーナ(メスレラ)が家族になる話

    【メスレラ】ーーーーもしも、(4)【エルデンリング】

    【以下残酷な表現に注意】 夢を見た。 愛しい娘が手を伸ばす。 「お父さん!」 ……ああ、あの時、娘はなんと口にしていたか。 今はもう、思い出せぬ。 塗り替えられる惨劇。 血と肉の焼ける臭い。 串刺しにされた同胞たち。 輝きに満ちた我らの、奪われた未来の、なんと貴いことだったか。 許しておけぬ。 生かしておけぬ。 怒りをーーーーああ、もっと怒りを。 この身を滾らせ、剣に宿りたまえ。 天よ、神よ、我らにーーーー俺に。 生き残ったのならばせめて、仇敵の息の根を止めるその機会を与えたまえ。 果たして祈りは通じた。 殺したのだ。 あの男を。 串刺し公ーーーー呪いの原初たる悪魔の蛇を。 褪せ人ともに。 己の醜悪さに塗れながら逝くがよい。 業火が貴様には似合いだ。 誰に弔われることもない。魂から穢れた貴様は、泥舟ですら願い下げだろうさ。 ああ、ようやく、心の奥底から、笑うことが出来た。 ……何故だろう。 目的は果たされたはずなのに、胸のうちに残るこの虚しさは。 いいや、虚しさなど、あるものか。 戻らずとも、果たすべきことがあった。 出口に向かって城を歩き回る途中、何か生き物の動く気配を感じた。 獲物を構え、忍び寄る。階段を降りた先に、なにやら像が飾られたいた。……よく見れば、忌まわしい女の像であった。 その像を見上げる、少女がが1人。 血のような赤い髪。 その四肢はひとに非ず、蛇であった。白い鱗が滑らかに光を帯びて、暗がりでも輝いている。 角人は理解する。 これはあの男の血族であろう。 違うとてーーーー構わぬ。 あの男に僅かでも通じるものは、根絶やしにせねばならぬ。それが我ら一族への、弔い。 殺気を高める角人を、彼女は振り返った。 「あら……あなたも迷子?」 鈴を転がしたような、可憐な声であった。 その一瞬、殺意が逸れるほどには。 「あの人が、とても綺麗な場所があると、仰っていたのに……わからなくて。でもようやく辿り着いたの。この像の向こうに道があるなんて知らなかったわ、誰が開いたのかしら」 丸い、柔らかな瞳。 人の憎悪など知らぬ、無垢な輝き。 愛されて、育ったのだろう。それがわかる振る舞いに、心の昏い部分が囁く。 【ならば、教えてやれ】 この面は、道をあやまらぬ。 いかな誘惑もいかなおそれも、すべて振り払い給え。 「……そうだな、迷っている」 獲物を仰ぐ。少女の瞳に映る閃めき。あの男の血を吸った刃を、もう一度ーーーー人ならざる箇所に突き刺した。 肉に埋まる感覚。鱗の継ぎ目を狙ったからか、うまく入ったようだ。少女は悲鳴をあげることも出来ずにのたうつ。その間、羽交い締めにして、柔く艶のある頬を殴った。何度も何度も、抵抗を失うまで。 「今からこの刃を抜いて、もう一度突き刺すのか。それとも、ゆっくりと引き下ろし、引き裂いてやるのか」 少女の瞳に浮かぶ涙。 まだ、輝きは消えぬか。 ああ、忌々しい。 もう一度殴ろうとした矢先、耐え難い鋭い痛みが走る。どうやら、少女の髪の1部は蛇だったようだ。噛み付かれ、呻くうちに、少女はよたよたと逃げていく。 引き摺られる血の跡が、咲き乱れる花を彩る。 「やめて、お願い、こないで、たすけて……!」 ーーーー角人は、冷静であった。 少女が何事かを叫ぶ様を観察しながら、ゆっくりと追い詰めていく。 やがて黄金に光る花畑の中央で、もう一度、捕らえることができた。すかさず蛇を切り落とし、少女の眼前で引き裂いた。 噴き出す血に、混じる涙が落ちていく。 「いや、そんな……いやぁあぁぁぁぁ!」 ……ああ、うるさい。 角人は頬へ刃を入れ、横へ裂いた。 見える舌は人のそれと同じであることが不気味だった。 「懺悔しろ、その穢れた身でもって」 もう一度、傷口をえぐるよう下腹部に刃を突き刺す。まだ悲鳴をあげる力があったので、今度はゆっくりと、下へ引きずり下ろす。 真っ二つに裂けた胴。 血の熱気と柔らかな肉の断面。 これは再誕だ。 歓喜せよ。 忌まわしき蛇の断末魔がーーーー人の身に生まれるその様を 「良かったなぁ、人に成れたぞ」 ああ、同胞よ。 妻よ、子よ。 聞き入れたまえ。 我が粛清を聞き入れ給え。 「おと……さ、ま、おか、さま……」 ーーーー最後に角人は、涙を流すその眼球を抉りとった。恋しがる父と同じにしてやった。 ようやくガランの窪みが生まれる。 消えた輝き。満ちる絶望。 角人の粛清は、足音が駆け寄るまで、続いた。 以下キャプション 前作でいいね等々ありがとうございます! どうにかしてメスレラも家族にしたくてこねくり回した結果です 次回で完結?予定!よろしくお願いします ※attention ・妄想捏造てんこ盛り、啓蒙高めて見てね ・ちゃんと結婚してるメスレラ ・レラーナが妊娠してます ・子どもの名前が出てきます ・よければキャプションもお楽しみください
  • エルデンリング、メスメル×レラーナ(メスレラ)が家族になる話

    【メスレラ】ーーーーもしも、【エルデンリング】

    オラッ、オラッ 自家製製メスレラッーーーーーー(壺パァン) 前作でいいね等々ありがとうございます! どうにかしてメスレラも家族にしたくてこねくり回した結果です 何回かに分けて投稿するつもりです ATTENTION ※attention ・妄想捏造てんこ盛り、啓蒙高めて見てね ・ちゃんと結婚してるメスレラ ・レラーナが妊娠してます ・子どもの名前が出てきます 茨の棘下方修正入ったのでDLCボス倒すのが絶望的になって来ましたわああああい!!!!!!!!!もう無理ぃ゛(血涙)
  • エルデンリング、メスメル×レラーナ(メスレラ)が家族になる話

    【メスレラ】ーーーーもしも、(3)【エルデンリング】

    串刺し公と呼ばれるその男の総てを知り、辛くも勝利した時、褪せ人の胸にひとつの確信が浮かんだ。 彼女が父と呼んだ人物が、誰であったか。その面差しが、誰に似ていたか。 なぜ彼女が、地下に収容されるよう、隠れ暮らしているか。 血濡れた身体で会いに行くには緊張が走ったが、褪せ人は彼女の居る場所へ向かった。青い月明かりが入り込むその場所へまたしてもとびこみながら転がり込むと、彼女はすうすうと寝息を立てていた。柔い寝具に埋もれる姿は胎児のそれで、起こすには忍びなかった。 「お父様……」 寝言だろうか。囁きのように、彼女は父を呼ぶ。 「お父様、いつか……お母様と、3人で……」 ーーーーまるで普遍の、ささやかな夢を、褪せ人は聞いてしまった。もう二度と叶うことはない。褪せ人が今しがた打ち倒した。 いつもそうだ。自分は誰の事情も、思惑も知らぬまま、屠り、それでも進むしかない。 「んん……」 身じろいだ彼女が目を覚ます。まだぼうと、夢を見ているかのような彼女が、ふぅっと微笑んだ。 「まぁ、来てくださったの……ふふ」 メルは、穢れを知らない無垢さで、歌うように夢を語る。 「いつか、あなたに紹介したいわ。私のお父様と、お母様。とっても強くて、とっても優しいのよ。最近は会えてないのだけれど……あら?まぁ、どうなさったの、その血しぶき……お怪我なの?私に治せるかしら……」 褪せ人は、ふたつの選択肢を浮かべた。 彼女に真実を話すか、それとも、このまま幸せな夢に居させるのか。 ーーーー褪せ人は、真実を告げた。 永遠に訪れない人物を待つ寂しさを負わせるより、恨まれる方が、余程、楽だったからだ。 「……あなたは、強いのね。お父様も、お母様も、最期まで戦ったのね……」 メルは、泣きそうになりながらも、受け止めた。褪せ人は彼女を、その強さを見誤ったのだと絶望した。 鱗が浮かぶ肌が月明かりで照らされ、美しい白い花のようだった。 「ありがとう、あなた。……私本当は知っていたのよ、お父様が、こんな戦い、望んでいないこと。それでもずっと、匿ってくださっていたの。私はほら、人と違うでしょう?それでも私、愛されていたの……」 もうなんと声をかけて良いかわからなくなった褪せ人は、逃げ去るように、部屋の隅の、祝福の黄金にふれた。 そうして再び彼女のいた天幕を見れば、そこはもぬけの殻で、見上げた先の扉が開いていた。 ハッとして寝台を探れば、短い手紙と、柔らかな光を放つ花冠がそこにはあった。 【幻視の花かんむり】 「赤と青い花で編まれた花かんむり ちょうど幼い少女の頭にすっぽりと嵌る大きさ 炎のようにほのかな燐光を放つそれは、魔力が見せる幻である。 父と母の、物言わぬ祝福であった」 【蒼月の騎士メルからの手紙】 「何故か途中から崩れていく文字で書かれた手紙 月がとても綺麗なので、今夜、遠く旅に出ようと思います 父の姿で、いつかこの世界を……愛せるなら…… 私が生まれたことにも、意味があるような気がするのです さようなら 強くて優しいあなた 私は、誰もうらみません もう誰も呪いません」 ああ、また、取り零した。 褪せ人は、天を仰ぐ。誰もいないその部屋を、青い月が照らす。 もの寂しさに目眩がする。 褪せ人は、遠く離れた彼女に、せめて幸いがあるよう祈った。 ーーーーこの世界がそんな祈りを聞き届けることは、無いことを、もう何度も目にしてきていたのに。 以下キャプション 前作でいいね等々ありがとうございます! どうにかしてメスレラも家族にしたくてこねくり回した結果です 何回かに分けて投稿するつもりです ※attention ・妄想捏造てんこ盛り、啓蒙高めて見てね ・ちゃんと結婚してるメスレラ ・レラーナが妊娠してます ・子どもの名前が出てきます ・よければキャプションもお楽しみください

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

双月の騎士レラーナ
5
編集履歴
双月の騎士レラーナ
5
編集履歴