塔では、戦士も、その武器も、依り代なのだ
概要
『エルデンリング』DLCに登場する大柄な角人の重装戦士。影の地における塔の守護者であり、神降ろしにより人ならぬ膂力を得ている。
個体数は少なめだが「塔の街、ベルラート」を始めとした各地に通常エネミーとして配置されている所謂強モブ。
曲剣二刀、大曲剣の2種類が存在し、前者は二刀流の刃による剣舞の如き連撃を、後者は大曲剣やタックルによる重い一撃を繰り出すほか、時には蹴りや武器を触媒に巨大な角を生成して攻撃する大技を駆使する。
これに加えてバックスタブが無効。更には特大武器で殴ろうが強力な吹き飛ばし、叩きつけ効果のある技をぶつけようが一切怯まないという極めて高い強靭度を誇る。
このゴリ押しの通じない高耐久・高強靭から繰り出される苛烈な攻撃は影の地に足を踏み入れて間もない多くの褪せ人たちにDLCの洗礼を与え、ボスとして登場しないにもかかわらずDLCを代表する強敵の一人としてプレイヤーの間で語られる存在となった。
弱点としては正気耐性が低く、特定の武器やアイテムによる攻撃で簡単に睡眠の状態異常を発症してしまうという耐性の穴がある。睡眠状態になっても昏睡はせず一時的によろけるだけだが、この間のみ強靭度が大きく低下し、例外的に怯みや吹き飛ばしが有効になる。
さらにその身に降ろした存在の性質故なのか、後述の強化版ともども本来獣の類を引き寄せるアイテムである「獣誘いの壺」による誘引が効いてしまう。
また、他の多くの敵の例に漏れず武器による攻撃はパリィが有効。特に連続攻撃が厄介な曲剣二刀の個体に対しては、大盾で連撃を防ぎながらガード攻撃をねじ込む「盾チク」戦法も効果的な戦い方となるだろう。
強化版
神鳥の戦士
「ラウフの古遺跡」「エニル・イリム」に出現する、混じり角の神鳥を模した黄金の鎧に身を包んだ戦士。角の戦士の始祖とされ、適合者の数少ない神鳥の力を神降ろしにより宿した者であるとされる。
角の戦士(曲剣二刀)をさらに強化したような強敵で、二刀流による連撃に加え神鳥の力を自在に操り背中から翼を生やして鳥のように宙を舞い、空中から剣や鉤爪で襲いかかる、黄金の羽を礫のように飛ばすなど、多彩な攻撃を繰り出してくる。
神獣の戦士
「エニル・イリム」に出現する、神獣の面を象った頭部が目を引く戦士。角の戦士の中から選ばれた精鋭であり、この中でも特に神降ろしに優れた者だけが勇人として獅子舞の名誉を得るとのこと。
勇人の候補だけあって、各々が雷、氷、嵐といった天候の力を操る固有攻撃を備えた強敵中の強敵。神鳥の戦士に対してこちらは角の戦士(大曲剣)の強化版に近い存在で、武器に角を降ろしそれぞれの属性を纏わせて豪快に振り回す大技も追加されている。
アイテム
- 角の戦士の曲剣
角の戦士、神鳥の戦士の得物である、刀身に混じり角が象られた曲剣。
角の戦士、神鳥の戦士からランダムでドロップするほか、ベルラートの毒沼エリアにいる角の戦士を倒すと確定で入手可能。
両手持ちで二刀流となる二刀一対の武器で、信仰に補正を持つ武器としては珍しく物理属性のみが伸びる。
専用戦技「角降ろし」は触媒とした武器を地面に刺し、相手の足元に突き上げる角を生じる技。
- 角の戦士の大曲剣
刀身に混じり角が象られた大曲剣。角の戦士、神獣の戦士がその膂力を生かすための重武器。
エニル・イリム終盤に出現する、倒すと復活しない嵐を操る神獣の戦士が確定でドロップする。
角の戦士の曲剣と同じく信仰補正を持ちながら物理属性のみを有する。
専用戦技「角降ろし・嵐」は刀身に降ろした混じり角に嵐を纏わせ、回転斬りで大きく薙ぎ払う技。
- 角の戦士シリーズ防具
角の戦士がランダムでドロップする防具一式。
兜は逞しい混じり角を冠とし、鎧、足甲は古英雄の裸体を象っているという。
「角の戦士の兜」は神降ろしにより装備者の筋力を高める効果があるが、それを好まない黄金樹の祝福によって雫の聖杯瓶の回復が減少、さらに正気耐性も低下してしまうデメリットを持っている。
- 神鳥戦士シリーズ防具
神鳥の戦士がランダムでドロップする防具一式。
神鳥の面を象った兜と、頭から足先まで黄金色の金属で作られた神々しい姿が特徴的。
「神鳥の兜」は神降ろしにより筋力と技量を上昇させ、さらに祈祷「神鳥の羽」の威力を高める効果を持つが、こちらも雫の聖杯瓶の回復量と正気耐性が下がってしまう。
「神鳥戦士の足甲」は鋭い鉤爪により、足蹴りと地を踏む技の威力が強化される。
- 神獣戦士シリーズ防具
神獣の戦士がランダムでドロップする防具一式。兜、鎧のみで腕甲、足甲は角の戦士シリーズと共通。
「神獣戦士の兜」は神降ろしにより筋力と技量、嵐を扱う技の威力を上昇させ、やはりデメリットとして雫の聖杯瓶の回復量と正気耐性が低下する。
- 神鳥の羽
両手を羽のように広げ無数の黄金の羽を射出する、神鳥の戦士の技を振るう祈祷。歩きながら使用でき、長押ししている間は羽を連射し続ける。
この技、そしてこれを操る神鳥の戦士のあり様は、黄金の坩堝なる存在に近しいのだという。
- 角の戦士の遺灰
角の戦士(大曲剣)の霊体を召喚する、霊魂の宿った遺灰。
敵として猛威を振るったその強さは味方となっても健在。あらゆる攻撃に一切怯まない強靭まかせにガンガン重い攻撃を叩きこんでくれるため、しっかり強化すれば通常遺灰の中でも随一の強さを誇る心強い相棒となる。
- 神鳥の戦士、オルニス
神鳥の戦士の霊体を召喚する、霊魂の宿った遺灰。
消費FPは高いが、ただでさえ強い角の戦士の強化版だけあって実力は折り紙付き。鉄壁の強靭から繰り出される猛攻に加え翼で飛び回るおかげで機動力にも優れ、攻守共に一級品の味方として活躍してくれる。