概要
聖女トリーナとは、エルデンリングに登場する人物。
謎の多いエルデンリングの登場人物の中でも、一際に謎の多い人物であり、本編においてはフレーバーテキストで僅かに存在が言及されるだけの人物であった。
狭間の地では
エルデンリング本編においては、トリーナの灯火とトリーナのスイレンのフレーバーテキストで言及されるのみで、その詳細は一切不明である。
アイテムの効果から睡眠に深い関わりのある存在とされるが、それ以外の情報が一切なく、似たアイテムであるミケラのスイレンとの関連性からその関係や人間性を推し量る他無かった。
その為、聖樹のミケラと深い関わりにある存在であろうという事だけが、辛うじて推察されていた。
『SHADOW OF THE ERDTREE』
新たに発表されたDLCにて、その正体を含めて数多くの物事が明らかになった。
トリーナ自身が作中に登場した事に加えて、ミケラとの関係性や彼女自身の思いや言葉などが劇中に登場しており、ある意味においては今作におけるヒロイン的な存在とも言える。
外見
作中に登場する姿は、人間大の大きな花の中に埋まっている女性である。
花の中から僅かに覗かせるその顔の造形は整っており、美しい寝顔のまま固まっている。
組んだ腕の上に顔を乗せた様なポーズは辛うじて分かるものの、肩より下の様子は不明。あえて言うと、机の上に突っ伏して寝ている様な体勢に近い。
一方で、顔の位置は腰あたりの低いところにあるが、花自体はプレイヤーとほぼ同じほどの背丈があり、腰が曲がっている様な様子には見えない為、ポーズとしてはかなり不自然。
作中で動いた姿を見せる事は無いが、DLCのクリア後には死亡して花の中から上半身を投げ出した姿が確認できる。
正体
DLCで確定したその正体は、ミケラの半身。つまるところ、彼らと同様の関係性である。
しかし今やミケラの傍らには居らず、彼が目的を達する為にトリーナを捨て去ってしまい、青海岸にある石棺の大穴に封印されている。
石棺の大穴の最奥、泥濘の騎士を撃破した先「深紫の花園」におり、彼女の蜜を吸う事が出来る。
しかしその蜜は並の人間にとっては猛毒であり、吸うと問答無用で「YOU DIED」となる。
ストーリーでの関わり方
彼女がストーリーに関わる大きなポイントは、針の騎士レダの同志の一人ティエリエとのイベントである。
上述の通り、泥濘の騎士を撃破後に彼女に対面する事ができ、そこで紫の花と一体化したトリーナの姿を初めて目撃できる。
上述の通り、彼女の蜜を吸う事ができるが、花の蜜を吸うと即死する。
しかし、花の蜜を吸って死亡する事を4回繰り返すと、死亡から蘇生までの暗転の間に彼女の声が聞こえる様になる。
その際に聞こえる彼女の声は、以下の三種類である。
…ミケラを、止めて
あの子を、神にしないで…
あの子にとって、神は牢獄
檻の中の神は、誰も救えない
…ミケラを、殺して
あの子を、許してあげて…
この事実をティエリエに伝えると、彼は嫉妬して一時的に敵対するが、最終的に仲間となって最後まで戦ってくれる様になる。
オマージュ元?
作中、彼女が目を覚ました姿を見せる事はなく、動く姿を垣間見る事は無い。そういう意味では本編の金仮面卿とやや似ている。
また、美しい女性の姿をしているが微動だにしない。特定の条件を満たすと声が聞こえる。自身に近しい人を思っている。という特徴は、ダークソウルに登場する混沌の娘とも一致する。
関連タグ
聖剣のルドウイーク・初代教区長ローレンス:本編で名前だけが登場し、DLCにて活躍が描かれたフロムゲーのキャラクター。