概要
PHASE-18『ペイバック』の終盤において、アンドリュー・バルトフェルド率いるザフトに対して無謀な戦闘行為を行った「明けの砂漠」のメンバーに、キラ・ヤマトはこう言った。
「死にたいんですか……?」
「こんなところで…何の意味もないじゃないですか…」
キラのこの言葉に対して、カガリ・ユラが反発する。
カガリ「みんな必死で戦った…戦ってるんだ!大事な人や大事なものを守るために必死でな!」
その瞬間、キラはザフトに対して無謀な戦闘を行った一人でもあるカガリを平手打ちし、こう叫んだ。
「気持ちだけで、一体何が守れるっていうんだ!?」
キラのこの叫びは、嘗ての憧れだった少女の父や折り紙の花をくれた女の子を、守り切れずに死なせてしまった自分に向けた言葉だったのかもしれない。
その後、キラは搭乗機であるストライクガンダムのコックピットで寝泊まりするほど精神的に追い詰められていき、それを知った時点でキラのメンタルが危険な状態だとようやく気づいたマリュー・ラミアスとムウ・ラ・フラガはキラの気分転換とキラとカガリの仲直りをさせるために2人を「バナディーヤ」の町へ買い出しに向かわせるのだった。
尚、上述の発言はキラが後に至る「思いだけでも、力だけでも」という信条の伏線とも考えられる。