曖昧さ回避
- 沖縄名産の揚げ菓子。本項で説明。
- バラエティ番組『クイズ!ヘキサゴンⅡ』で誕生したアイドルユニット。→サーターアンダギー(ユニット)
概要
首里方言で、サーターは砂糖、アンダーギーはアンダ(油)+アギ(揚げ)+語尾を伸ばすことで「油で揚げたもの」という意味。
その名の通り砂糖を使用した生地を用いるボール状の揚げドーナツで、縁起の良い菓子として結婚式など祝い事でも振る舞われ、家庭で作られるほか、街角や市場の天ぷら店でもよく見かける。沖縄だとコンビニのホットスナックにもしれっと並んでたりする。
名前は『サーターアンダギー』『サーターアンラギー』、標準語に直訳して『砂糖天ぷら』とも。宮古列島では『さたぱんびん』と呼ばれる。(宮古方言で「さた」は砂糖、「ぱんびん」は揚げ物の意味。)
四角に揚げたものは、『サングァチグァーシ』(三月菓子)と呼ばれる。
2020年代の沖縄県内ではどちらかというと高年齢層に人気で、若者はそんなに食べないらしい。おいしいのに…
作り方
小麦粉、鶏卵、砂糖ないし黒砂糖・三温糖とベーキングパウダーなどを「やや緩いクッキー生地程度」の固さに混ぜ合わせ生地を作り、適量を丸めて低温の油(摂氏140 - 150度)で数分間揚げる。
生地にカボチャ、紅芋、ウコン、オレンジピール等を練り入れるなど、バリエーションも豊富。
余談
本格的なウチナーグチ(琉球語)首里・那覇方言訳が話題となったポプテピピック第9話Bパートにてチェリーパイをサーターアンダギーと訳すという、ウチナーグチはよく分からない視聴者でもふざけた訳だと気付ける仕掛けがあった。クソアニメだからこういうユーモアはあり。