ファイナルフォームタイム ななな渚ひよ!
今や知らない人はいないHoneyWorksシリーズがお届けする笑いカオス涙ありの告白実行委員会シリーズに登場する、涼海ひよりと白波渚のカップリングタグ。
2022年から、なぜか突如としてひより関連のカップリングタグの第三勢力として参戦した。
解説するけどいいよね?答えは聞いてない!
元々ひよりと渚は昔からの幼馴染で、小学校も中学校も同じ出の者だった。
時には傍から見たらカップルにしか見えないようなやりとりをしたり、お互いに陸上部の主戦力として走ったり、オルフェノクやアナザーライダー相手に獅子奮迅の活躍を見せたり……などなど、もうお前らカップルじゃないのか?とでも言いたくなるような姿を見せつけていた。
しかし、2人が高校に上がる頃、ひよりは突然東京へと吹っ飛んでしまった。
全ては己の大義と陸上の腕を広げるためであった。
その頃(アニメの1話〜4話)は連絡を取り合う暇もなかったが、第5話の終盤、遂に渚も動き出した。
渚の目的は、ひよりに会いに行くことだったのだ。
とまあここまでわかりやすく書いたが、これ以上読むと間違いなくコンティニュー土管のお世話になりかねないので、ここからはぜひ自分たちの目で確かめていただきたい。
批判のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!
実はこの渚ひよは、他にひよりが絡んでいるカップリングタグである勇ひよや愛ひよと比べると、どうしても批判的な声があまりにも多すぎるのが現状である。
というのもその理由は、この白波渚こそが『ヒロイン育成計画という世界を某通りすがりの仮面ライダーのごとくぶち壊してるから』である。
つまりどういうことだってばよ?と思った方、そもそものひよりの役目をよく思い出してほしい。
そもそもヒロイン育成計画という物語のシナリオは、東京にやってきたひよりが染谷勇次郎や柴崎愛蔵に翻弄されるなかで、突然出会った海堂飛鳥に一目惚れ、その後なんやかんやあって勇次郎とそれっぽいようなフラグが立つというのが本来の筋書きなのである。
しかし、ヒロインたるもの!ではそれまでの世界が破壊され、飛鳥の姿は影も形もなく、代わりに渚が突然登場、なぜかひよりに片思いしている、というおっそろしいものだった。
そう、渚や渚ひよが嫌われているのは、上記の通り『本来あった世界観及び飛鳥の存在をぶち壊した上で、いきなりポッと出のキャラクターがひよりを好きになるように仕組んでいたから』なのである。
そして何より、恋色に咲けで作られていた勇次郎とひよりの勇ひよのフラグを、よりにもよってポッと出のキャラクターが捻じ曲げようとしているからでもあった。
このため、第6話が放映された後からのTwitterや動画サイトなどでは、勇ひよ、愛ひよ、渚ひよの3大勢力によるバトルが常に繰り広げられるほどであった(何なら今でもひより関係の動画が上がるたびにこの戦争がぶり返して行われている。スゲーイ!モノスゲーイ!)。
なお、終盤の11話でとある人物がひよりに向かって言ったセリフから察するに、恐らく白波渚はHoneyWorksシリーズの中でも公式となっているカップリングではなく、非公式であり、かつアイドルと一般人の組み合わせでもある勇ひよや愛ひよしか見ようともしない愚かしいジュリエッタたちへの怒りと皮肉と風刺が込めた上で作られたのだと思われる。
とまあ、ここまで書いたうえで一つの文に纏めると大体こんな感じである。
アニメで発見されたパンドラボックスが引き起こした 『白波渚の惨劇』から10年。
我が国は、勇ひよ・愛ひよ・渚ひよの3つに分かれ、混沌を極めていた……。
通りすがりの余談だ、覚えておけ
前述の通り、渚の片思いがきっかけとなって、ひより関係のカップリングネタは次々と決戦を開始したと書いたが、実は意外にも同じくひより関係のネタである成海萌奈とのもなひよ、中村千鶴とのちづひよはなぜか被害を受けていない。
もっとも、異性コンビの勇ひよ、愛ひよ、渚ひよに対して、あちら2つは百合ネタであることや、キャラの組み合わせが某むせるターボ並にマニアックすぎる(かたや勇次郎と愛蔵のライバルアイドル、かたや愛蔵推しでかつ殴り合った親友なのも大きい)というのもあってか、そこまで被害に遭っては居ないというのが理由だが……。
渚本人はひよりと絡んでいる勇次郎と愛蔵にはいけ好かない感情を持ってこそいるが、出雲市とのコラボエピソードのように、利害が一致すると急にコンビネーションを発揮するようになる。それをもっと活かせよお前ら。