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西河善吉の編集履歴

2024-11-12 12:43:30 バージョン

西河善吉

にしかわぜんきち

月刊ドラゴンエイジの連載漫画『ストラテジックラバーズ』の敵キャラクター。

本格登場した話が単行本未収録のため、本記事自体ネタバレにつき注意。


また、編集者自身の偏った見方が多いので不適切と感じた場合には遠慮なく編集し直してください。


























概要

関西で絶大な影響力を持つ東山のライバル企業西河グループの現会長。後妻の西河美也子の連れ子西河雪哉を跡取りとし、美也子との間には実子の西河摩耶をもうけている。


東山傘下に下った西河の分離、独立を企てて桜田門銀行をはじめとした多くの事業を吸収して、力を強めている。


人物

秘書の倉橋涙からは絶大な支持をされているが、実態は傲慢、横暴、自己中心的、短絡的、矮小、そして幼稚と美点と呼べるものが何一つない愚物斑鳩丈一郎と同じく、自分のことしか頭にない最低な輩。


カルト教団「南方睡蓮寺」に多額の献金を行い、本堂の建設にも協力してその関係で長らく支配下に置いている摩耶を「睡蓮寺」の教主に据えて事実上掌握している。だが、その動機は「睡蓮寺の呪いで東山の後継者の東山浩太を呪い殺させる」という、あまりにも幼稚な発想な上に摩耶が浩太に想いを寄せていることにも気づいていないとしても、高校生の娘をカルトの指導者にするなど親としても余りに下劣。倉橋はその呪いがうまくいかないのを理由に睡蓮寺を「嘘つき」呼ばわりしており、秘書共々その行動原理と思考は短絡的で幼稚、「カルトにのめり込んで子供を巻き込んだ最低の大人」としか言い様がない。


しかも、結婚の際には雪哉を会長にするという約束をしていたのだが、実際にはそんな気はなく、雪哉をお飾りにして、自分が支配している摩耶に実権を握らせるつもりでいた。


つまり、摩耶を雪哉のミストレスにしていたのも只の隠れ蓑で、桜田門志津達西側のミストレス達も雪哉共々体裁だけを取り繕っただけのものであった。


雪哉にはこの魂胆を見破られており、雪哉は自分がお飾りにされることよりも摩耶を守ろうとしており、善吉と睡蓮寺から遠ざけようと対策を練っていた。摩耶もまた、雪哉達を騙していることに苦しんでいた


自滅

東西砦崩しで雪哉が敗北して出て行った後、呪いで浩太が死なないことに業を煮やし、東山の指南書を奪うべく倉橋と共に摩耶に東山慶三の第一秘書である浅見奈緒の誘拐を命令、逆らえない摩耶は浅見を陵辱し続けるが、今回の事件を知った妻に見限られ、元々反感を抱いていた雪哉にもミストレス達共々離反される


結果、別荘の位置を特定されて摩耶は取り押さえられ、美也子に今回の件を週刊誌に記事を書かせ、自分の合図でいつでも世に出せると脅迫されてグループ最高決定権を奪われ、部下達にも見限られて失脚する。


しかも、指南書は既に慶三が処分した後で今回の計画は何の意味もなかった。更に摩耶も浩太に徹底的に蹂躙されて心を壊され、睡蓮寺を明け渡すのを条件に浩太のミストレスに戻った


余談

わずかな期間で西河を東山から独立しうるだけの力をつける経営手腕がある点では鏑坂世衣良とは一線を画している。


しかし、肝心の人間性は前述通り醜悪で雪哉と摩耶を自分の道具としか認識せず、妻との最低限の約束さえ守ろうとしない。その本質は自分勝手で我が儘な幼児で、雪哉どころか摩耶でさえも本心では呼び捨てにしているように、二人からは父親と認識されていない。


実際に摩耶は今回の計画も直前まで躊躇しており、妻との約束を反故にした件も雪哉に責任転嫁して見苦しい言い訳を並べ立て、雪哉と摩耶に対する罪悪感など微塵も抱いていない


結果、幼稚な我が儘で自分どころか会社全体を危うくするような暴挙に走ったことで幹部達にも見限られ、破滅した



関連タグ

ストラテジックラバーズ


全ての元凶諸悪の根源吐き気を催す邪悪だいたいこいつのせい…摩耶を自分の操り人形にして自分の命令だけ聞くようにして、人生を弄んだ。結果、摩耶は東山のミストレス達との関係も、浩太への想いも全て自分で壊してしまった。摩耶の人生を根本的に破壊した元凶


毒親ダメ親父クソ親父…全て、善吉に該当する言葉。


自業自得因果応報…娘を自分と宗教で縛り、自らの暴挙に協力させたために破滅したこの男の末路。


斑鳩丈一郎…同じく浩太のミストレスの親。こちらは娘に無関心だが、善吉は摩耶を支配下に置いて操り人形とし、結果摩耶は愛する浩太にさえ操り人形と睡蓮寺を乗っ取る道具以外の価値を認められず、建前だけのミストレスにされてしまった。


バカは一人いれば賢者百人分の働きをするモノさ…全く違うテーマの作品だが、この男の暴挙は正にそれ。睡蓮寺の末端の暴走にするつもりだったようだが、一歩間違えれば自分どころか会社だって危うくなるような暴挙に走った。頭の悪い人間が権力と財力を持てばどうなるか、いい見本とも言える


海馬剛三郎…自分勝手で醜悪な親、大企業のトップという共通点がある。こちらは元々の愚劣さで養子に会社を奪われたが、実の息子からは愛されていた。対照的に善吉は連れ子も実子も自分の道具としか見なさず、剛三郎に引けを取らない自己中心的ぶり。実際に逆らえない摩耶でさえも嫌っていた。

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