豊橋市電

とよはししでん

豊橋鉄道の軌道路線で「市内線」と呼ばれる東田本線（あずまだほんせん）のこと。

概要

豊橋鉄道（豊鉄）が愛知県豊橋市で運営している路面電車の軌道路線である東田本線（あずまだほんせん）のこと。同線がかつて営業していた柳生橋支線を含めて「市内線」または「市内電車」と呼ばれることから付いた通称であり、現在では豊橋鉄道公式サイトでも取り上げられている。

豊橋鉄道では「4月10日は市電の日」として4月上旬に赤岩口車庫でイベントを開催している。

一般的な「市電」はもともとは市営電車の略称であり市の部局が運営する鉄道の総称であり、この点においては開業以来民間企業が運営している豊橋鉄道市内線に対する呼称は誤りである。

しかし「市電」は路面電車であることがほとんどであり、路面電車の通称として「市電」という呼称が用いられることが多かったこともあって民間企業が運営する路面電車に対しても市街電車ないし市内電車の略称として「市電」が用いられることも多い。

他事業者の場合でも北陸鉄道金沢市内線が「市電」と呼ばれていたとされているほか、広島電鉄は中国新聞がSNS上でアンケートを取ったところ「市電」が1位で公式略称である「広電」が2位だったとされている。