現代において、冥王ハーデス、ヒュプノス、タナトスの三柱もの神々が、人間たち(聖闘士たち)によって倒されたことを、「天地始まって以来の大罪」と見なして現世に甦り、紀元前に存在したネメシスの聖域を甦らせて居城とし、英魂士たちを率いて神罰に乗りだす。
聖闘士たちが神々を殺めた理由が「地上を守るため」であることから、その守るべき地上そのものを消し去ることが相応しい罰として、自身の分身である小惑星アドラステアを地球近くへと導き、それを地球の引力によって崩壊させ、無数の破片として地上へ降り注がせることで、地上を焼きつくし、人類すべてを滅ぼそうとしている。
地上と人間たちに対する脅威という点では、星矢たち聖闘士が戦っていた海皇ポセイドンやハーデスと同じだが、ハーデスは「人間とは生かさず殺さず支配するもの」「生あってこそ我が死の恐怖も力を持つ」として、地上の一切を滅ぼして無とするネメシスのやり口を「何の価値があろうか」と批判している。同様にポセイドンも「あのじゃじゃ馬は加減というものを一切知らぬ」と批判している。このことで、星矢たちに敗れた海闘士(海将軍)が、ハーデスの力によって冥界から現世に甦り、ポセイドンのもと、ネメシスと英魂士たちとの闘いを繰り広げることとなる。