概要
ダンダーン(دَّنْدَانُ, dandān)とは、『千夜一夜物語』の「陸のアブド・アッラーフと海のアブド・アッラーフの物語」に登場する巨大魚。
長音を省略したダンダンとも呼ばれ、この魚は象やラクダを一口で飲み込むほど大きい恐ろしい存在であるが、搾り取った肝油には不思議な力があり、陸に住む人間でも身体に塗ると水中で呼吸ができるようになる。
人魚のアブド・アッラーフと仲良くなった漁師のアブド・アッラーフは、この肝油を塗って人魚の国に遊びに行くが、人魚の住処に突如現れたこの魚に襲われてしまう。
しかしこの魚の弱点は陸に住む人間であり、勧められるままに叫び声を上げるとダンダーンは死に、沈んでいった。
また陸の人間はこの魚にとっての毒であり、誤って食べても死んでしまうのである。
創作での扱い
巨大魚モンスターとして採用される。
またアラビア風の世界が舞台のとき、人物名などに用いられる。
その場合王族や、偉大とされる人物とされることが多いようである。
青の種族・魚(Fish)のクリーチャー。
バグダッド王家のシャララ姫の許嫁である王子。
見た目は美男子だが姫と同じく大ボケである。
詳細は →ダンダーン