曖昧さ回避
- ドラゴンクエスト10に登場するモンスター。
- ファイナルファンタジーUSAのラスボス。本項目で記述。
「いかにも。
おまえも このワシに ひざまづくのだ……」
概要
世界が荒廃し混乱に陥った元凶であるFFUSAのラスボス。安直……もといドストレートなネーミングセンスはさすがアメリカンと言ったところか。
ちなみに「ひざまづく」は誤字ではなく、本当にこう言っている。
古の戦いによってフォーカスタワーに封印されていたが、四天王と呼ばれる自身の配下(フレームサウルス、アイスゴーレム、ヒュドラ、パズズ)にそれぞれ『地』『水』『火』『風』の4つのクリスタルを確保させ、その力を奪うことで復活を目論んでいる。
これのせいで各地に異変が起こり、物語開始時点で大地震によって村が1つ沈んでしまった。主人公ザッシュも頭に来ていたようで、ダークキング討伐のため立ち上がることとなる。
容姿
黄金の王冠とビロードのマントを身に付けた緑色の顔をした人間型の魔族の姿をしているが、ダメージが蓄積されて行くと徐々にその正体の鱗片を見せて行き、追い詰めると真の姿を曝け出すことになる。
さいごのしろ(ラストダンジョン)
世界の中心にあるフォーカスタワーのラストダンジョン部分を指す。ザッシュとフェイはマックの船を借り、海路から洞窟に入り『最後の城』へと突入して上層を目指していく。
土、氷、炎、風の階層に別れており、これまで戦って来た四天王の強化版がボスとして立ちはだかる。
最初は流砂の洞窟を攻略することとなる。流砂によって下側に流されてしまうので青龍の爪で移動したり、道を塞ぐ骸骨を爆弾で破壊して進むこととなる。最強の盾であるイージスの盾があるので取り逃さないようにしよう。
ボスにはスカルレックスが登場する。HPは10000。アンデッドの上に耐性もないのでレイズ一発で倒せてしまう。
二層目は氷の遺跡を攻略することとなる。ファラオを模した銅像(スイッチ)があるので剣で突いて起動させ、ドアを解放していく。ボスのもとに行くには全てのスイッチを押す必要がある。
ボスにはストーンゴーレムが登場する。HPは10000。即死攻撃を使って来るので運が悪いと2連発で全滅する。実はこちらもテレポで即死させられる。
三層目は溶岩地帯を攻略することとなる。溶岩をジャンプで飛び越えたり、青龍の爪で移動して進んでいく。
ボスにはワイバーンが登場する。HPは15000。弱点は水風雷。だがメテオとホーリーで攻める方が効率がよい。
四層目は迷路回廊を攻略することとなる。かなり入り組んでいる上に各所に敵が配置され、通せんぼしているため最も時間を取られる。
ボスにはズーが登場する。HPは20000。弱点は飛び道具と風。最強の封印魔法フレアか、余裕がなければエアロで代用。抜け道もなく、サイコキャッチで魔法を反射して来るので強化四天王の中では最も手強い。
いよいよダークキングが待つ最上層に乗り込むこととなるが、その前に石像があるので調べるとクリスタルたちが完全回復をしてくれる。更に周囲にある宝箱には回復アイテムが入っており、ラスボス戦で重宝するだろう。
ラストバトル
上側が原曲、下側が有志によるアレンジ。下側には全形態が登場するのでダークキングの形態はそちらを参照。
ラストバトル。HPは40000。弱点はなし。全ての属性とステータス異常に耐性を持つ。
特に第二形態以降は攻撃の一発が一発が瀕死クラスのダメージのため、2発喰らったらまず死亡する。
まさにラスボスに相応しい強さを誇る。
ダメージを受けると台詞の後に形態変化を起こなうため、戦闘は中断せずBGMもそのままである。
基本的には主人公はフレア、フェイはホーリーで攻撃することとなる。魔法回数が減ったらアイテムで回復する。第二形態からは攻撃が激化するのでダメージを受けたらすぐにケアルを使おう。
このルーチンをどれだけ維持出来るかが勝利の鍵となる。
実は主人公のケアルを掛けるとオーバフローにより5桁の大ダメージを与えられる。どうしても勝てない時はこれを使おう(フェイのケアルでは回復してしまうので注意)。
第一形態
「ふん よげんのゆうしゃだと? おもいあがるのもほどほどにしろ。
しょせんは ただのにんげん。
この ワシを たおせるとでも おもっているのか!」
ダークキングの最初の姿。
この時はまだ本気を出していない為か人型の姿を保っているが、ある程度ダメージを与えると本気を出して次の形態へと変貌を告げる。
おうのつえ:威力は500ほど。
でんげき:極小ダメージと攻撃力低下を付与。
アイアンネイル:極小ダメージと守備力低下を付与。
マヒにらみ:単体にマヒ。
攻撃で特に注意するべきものはないが頻繁にクリティカルヒットで1000近いダメージを与えてくる『おうのつえ』にだけは注意したい。
第二形態
「ふん ゆうしゃのちからは そのていどかっ!
しょせん ワシの あいてでは ないわっ!」
六本の腕を現し牙が生えた姿。この形態から自身の正体の鱗片を見せ始めている。
6本の腕にそれぞれ『ダークサーバー』『アイスサーバー』『ミラーソード』『ファイアソード』『クェイクアクス(全体攻撃)』『エルフのゆみ(体力吸収)』といった異なる武器を構えている(ただし弓は同じ手に矢と一緒に持っている。どうやって射るんだ)。
ちなみに腕があたかも六本に増えたかのように見えるが、袖が六つもあるガウンを着ている所から元々マントの下に隠れていた腕が表に現れたという説が有力。
「サーバー」とあるが断じてコンピューター用語ではない。フォークとスプーンを意味するが、形状からしてサーベルを意味する「セイバー」のもじりと思われる。
どの武器がどれなのかは攻撃時の演出でダークサーバー、クェイクアクス、エルフのゆみは判別可能。他のは想像で補うしかない。ちなみに「ダークサーバー」は上段左側の武器。どう見てもサーベルではない(むしろ赤い宝玉から「ファイアソード」を連想するのではないだろうか)。
ミラーソード:単体攻撃。威力は500ほど。
アイスサーバー:単体攻撃。威力は600ほど。
ファイアソード:単体攻撃。威力は700ほど。
ダークサーバー:単体攻撃。威力は800ほど。
クェイクアクス:全体攻撃。威力は500ほど。
エルフのゆみ単:吸収属性。単体攻撃。威力は500ほどで相手は1000回復する。
属性の名前がついているが実際はすべて無属性である。唯一「エルフのゆみ」だけ吸収属性なのでフェイなら耐性がある。
クェイクアクス以外は単体攻撃なので、ここまではさしたる脅威ではない。もしもこの形態で苦戦を感じるなら最終形態には大苦戦を強いられるだろう。
第三形態(最終形態)
「ゴゲゲゲェ しつこいやつらめ!
ワシの ほんとうのちから おもいしれっ!」
ダークキングの正体である大蜘蛛形態。ここから全体攻撃を頻繁に使うようになる。
Lvがカンストしていても先手を取られる危険性があるため注意したい。ターンの最後にダメージを受けて、次のターンで回復しようとしたら先手を取られて……ということが当たり前のように起こる。
こグモ:単体攻撃。威力は700ほど。ダークキングはメスなのか?
きんのいと:単体攻撃。石化をもたらす。威力は500ほど。
ぎんのいと:単体攻撃。毒と混乱をもたらす。威力は500ほど。
レーザーアイズ:単体攻撃。威力は800ほど。
アシュラ:単体攻撃。火属性。威力は900ほど。ザッシュなら軽減可能。
ダークホーリー:全体攻撃。無属性。威力は600ほど。
中でも「アシュラ」はダメージだけならダークキングが使う最強の攻撃だが、ザッシュなら軽減可能。むしろやや威力は劣るが軽減不可な「レーザーアイズ」が厄介。
また、パートナーであるフェイには状態異常耐性が無いため『きんのいと(石化)』『ぎんのいと(毒、混乱)』にも注意したい(フェイが石化した状態でザッシュがクリティカルヒットを喰らってゲームオーバーになる事なんてザラである)。
幸いにも二連続で同じ攻撃をして来ることは殆どないため被弾したらすぐにケアルで全体回復しよう。
第四形態(最終形態負傷時)
腕の表皮が剥がれ落ち、赤色の触手が剥き出しになったグロテスクな最終形態。最早余裕がないのか顔つきが険しくなり、瞳や肌の一部が赤くなっている。
厳密には最終形態である第三形態が弱って来た姿というのが正しく、攻撃パターンには何ら変化は見られない。
ちなみにその容姿から蛸っぽい姿と一部では揶揄されているらしい。
ここまで来ればあとわずか。油断することなく回復を挟みながら全力攻撃するべし。
最後
主人公たちに忠誠を誓うように告げるも拒否されたことで激突となり、死闘の末にダークキングは敗北。跡形もなく爆発四散した。
かくして伝承の魔王は、予言の勇者によって討ち滅ぼされたのであった。
余談
さいごのしろのBGMはかなりカッコいいと評判であり、ラストダジョンの長い道中を盛り上げてくれる。またラスボス戦のBGMも好評。
主人公であるザッシュがダークキングにケアルを掛けると、万単位のダメージを与えられるという有名なバグがある。
本作のケアルは使用者の魔力ステータスと、対象の最大HPに比例した回復量となっており、ザッシュの魔力ステータスが低いのと、ダークキングがラスボスだけあって本作最高のHPを持っているためオーバーフローが発生して起きるバグである。
そのため同伴者であるフェイでは魔力ステータスが高くてケアルを使ってもこのバグは発生しない。
ファイナルファンタジー10ではなんと同名の武器が登場する。ワッカが使う武器に「暗闇攻撃改」を付けると変化する。
関連項目
エクスデス:古の戦いで封印された邪悪な魔導士。クリスタルを利用して次元の狭間を出現させ、そこに眠る力を手にすることで世界を征服しようとした。人の姿をしているが、正体は大樹の化け物である。