概要
チカエルとはハデスマンの手下の一人で「インパイア」というコウモリの魔物のネームド。性別は雌である。初登場は73話であるが影に潜む形の登場であり、姿の全貌が判明したのは76話である。
姿
全体像は少女に蝙蝠を合わせた様な見た目で長い耳に長い髪で髪色は薄いピンク、白い部分が黒い目で目の色は赤。犬歯と異形であるが可愛らしい顔立ち、ゆったりとした服を着ていて隠れているが腕には蝙蝠らしく翼を生やしている。
そして服の上でもはっきりと分かる程の山がある。
性格
一人称は「私」で口調は柔らかい。ハデスマンや他の魔物達を「家族」として慕っており、フォーネ・ペールに文字を習い、日記に書きその想いを綴る。非好戦的で心優しい性格な様でハデスマン達と交戦したセイテンを無償で看病する程、しかしその行為が原因で貧血となって倒れてしまうドジっ娘な一面もある。
経歴
キムジナが連れてきた二人とは関わるつもりがないのか隠れて傍観していた。そして時魔法でフォーネの身に起きた事を知るが、直接行動を起こす事も無く、遠くからハデスマン達のやり取りを聞いて、サン・ホシのスキルで逃亡、負傷して倒れたセイテンを自室に連れ込んで、状況を説明して看護している。
能力
血液を使用する能力を持つ。76話時点では治療のみにその能力を行使しているがハデスマンのスキル『隠者の兜』でマナが解放されると同時に同じネームドである『ショウキ』が強大なマナを感知と断言した事から、ネームドとして高い戦闘能力を保有している模様。
まだ名前がなかった頃のチカエルはこの能力を危険なものとして忌み嫌っていたが、その身の上を憐れんだフォーネに「天使の名前」を与えられたことで、呪名の力によって回復能力に目覚めた。
主な魔法
ブラッドヒリル
自身の血を使用する事で怪我を治す回復魔法。だが難点があり回復する相手のマナに性質を変換する工程が必要な為に治療速度が遅くなる模様。
血の操作(正式名不明)
チカエルの魔法の届く範囲にある血であれば他の生物のものも操る事ができる。血を鋭利な刃物に変換する事であらゆる護りを穿ち。土地神であるハデスマンでさえ傷を与える事が可能である。
余談
名前の由来は能力が血を媒体としている事が判明している為に『血(ち)から得(え)る』を短縮したものだと思われる。また、上記の事情から『ミカエル』ともかけている。