プロフィール
概要
レスミスと同じ小鬼族の女性ガードで、「女帝」の異名を持つコダマの街のエース候補の一人。
年齢は20歳で「魔物使い」のジョブに就いている。
レスミスとは2cmしか身長差はないがある部分には圧倒的に格差が存在しキクルの手で掴みきれない程に大きい。
普段は無言で他人を威圧するかのような振る舞いをしている。必要以上の馴れ合いを好まず、敵や舐めた態度で絡んでくる人物や知り合いに手を出した相手には、人間相手でも容赦しないクールな性格で、先述の異名は小柄な体格の自身を見下す他人を、片っ端からシメている内に付いたもの。
一方で家族ぐるみの付き合いであるハナバタに対しては、本当の妹のように大切に思っていて、ハナバタも慕っており、サン姉様と呼んでいる。
ハナバタの幼馴染であるトキシッコとも面識がある様でサン姉と呼ばれている。
キクルとはコダマ山の一件で知り合う事となり、マダンと呼んでいる。
社会貢献度が高い事を口にしたり『五感まで化け物』と心の中で呟いており、彼の実力や人柄は認めている模様。
また他の男を撒く為に腕を組んだり、キクルの容姿をひっそりと褒めた事を本人に聞かれたのに気づかれた際、赤面した事から異性としての意識もある模様。
新人時代は当時ガードを務めていたハナバタの父トゥルーが彼女の教育係を担当していた。
実は過去にとあるネームドに命を救われた事があるらしく……?
ジョブ「魔物使い」
使用武器は鞭。スキルカテゴリは「調教」。
その名の通り魔物を操って戦うスタイルが主体だが、彼女の場合は高い身体能力に加えて攻撃的に強化されたスキルの存在も相まって、自身の戦闘能力も高い。
スキルは魔物だけでなく人間にも有効であるが、人間を調教すること自体は本来認められておらず、発覚した場合は罪に問われることもある。
主な調教
飼(テイム)
鞭や手で叩いた対象を一時的に支配下に置き、命令を下すことができる。
対象が既に他の支配スキルの影響を受けている場合は、十分に効果を発揮できないことがある。
躾(パニッシュ)
鞭を両手で引っ張る動作を行い、命令に抵抗した飼(テイム)の対象にダメージを与える。
本来は激しい頭痛を引き起こす程度の威力だが、彼女のそれは脳の全ての動脈を断ち切って死に至らしめるという、殺処分に等しいものとなる。
上述の通りこの技単体では効果を成さず、飼(テイム)の過程を経た上で使用する必要がある。
植物特効(プラントキラー)・獣特効(ビーストキラー)
自身に特殊な形状のマナを纏い、それぞれ植物系・獣系の相手に与えるダメージを増幅させる。
纏うマナの形状はスキル名の元となった種族をモチーフとしたものになる(植物系だと木の葉や蔓、獣系なら獣耳と尻尾、といった具合)。
餌(フィード)
触れた相手に自分のマナを分け与えるスキル。
余談
名前の由来は星三つを表す「星三」からか。
また、彼女の持つ頭部にダメージを与えるスキルの存在や、とあるキャラクターとの関連性から「三蔵法師」のモチーフも含んでいる模様。
女性キャラの中でも屈指の実力者である為か、殺されかけた経験こそあるが魔物から辱められる描写は殆どなく、単行本発売記念おまけ漫画に出演した際もマモノリ君をスキル未使用で手懐けてトキシッコの毒牙を退けて返り討ちにしたりとそういった描写とは無縁であったが71話のコミックス版で(男性モブガードによる妄想の形でだが)マモノリ君が貼られ、単行本版にて遂に解禁された後に77話にて魔物に辱められてしまった。