ハデスマン(不徳のギルド)
はですまん
モグラの魔物「ラモール」のネームド。
ショウキ同様「神性」を持つ個体で、黒髪の精悍な青年の姿をしている。
ハデスマンの名は元来のものではなく、彼が心を通わせた女性フォーネ・ペールに他のネームド共々名付けてもらったものである。
人物
何百年もの歳月にわたってカボクの村やそこに育む住民を慈しんできたこともあり、基本的には温厚かつ紳士的な性格。
人間の機微には疎い面もあるが、敵対者でも借りがあれば義理を果たすだけの度量を持つ。
反面、自身や「家族」などの大事なものをおびやかそうとするものに対しては容赦しない。
魔物に知性と言語能力を与える能力を持ち、人間の信仰ではなく彼から力を授かったネームドや魔物たちの信仰を集めることで、神性と強大な力を有するに至ったと考えられている。
戦闘の際はラモール由来の鋭い爪による斬撃をはじめ、『ツチガミ』の名を持つとおり、土を媒体とした多彩なスキルを操る。
王者の蔵
ハデスマンの棲むヨミの洞窟に設置している、箱のようなオブジェ。
蔵の中に入れた対象が習得しているスキルを、自身も自在に使うことができる。
蔵の中はただの空間のようで、一応対象に直接危害が及ぶことはない模様。
隠者の兜
自身を含めた、スキルの対象となったものの気配を遮断するスキル。
マナによる感知すらシャットアウトするが、周囲に攻撃の意思を向けると解除される。
モチーフは恐らくハーデスが持つといわれる「隠れ兜」。
賢者の教え
自身以外の魔物に対して知性や言語能力を授けるスキル。
このため、彼の「家族」をはじめとした配下の魔物は全て、会話による意思疎通が可能となる。
覚者の衣
神性を帯びないものから受ける攻撃を一切無効化するスキル。
逆に神性を帯びたものなら自身も例外ではなく、自身の身体の部位同士がぶつかった衝撃に対してはスキルの恩恵を受けられずに手傷を負うことになる。