ファイナルファンタジーシリーズ
高名な聖剣エクスカリバーの偽物としてFF5から登場している、シリーズ恒例のネタ武器。「エクスカリパー」。
プレイヤーが武器として手に入れられるのは、ギルガメッシュと4度目の戦いに勝利した時。
同作に登場するギルガメッシュを語るのに外せない武器となっている。
これで攻撃すると、必中になる代わりに通常攻撃で与えるダメージは常に1になる。
所謂「固定ダメージで1与える武器」なので、ごく限定された用途であれば使える状況もあるが、普通にゲームを進めているうちは不要の役立たずアイテムであろう。
また、ギルガメッシュはこんな武器を普通の剣と同じように使って2桁ダメージを与えてくるあたり流石の武芸者である。すごいんだかすごくないんだか。
ちなみに本物・エクスカリバーは柄のところの模様が「太陽」で、パーは「月」になっている。
FF12に登場する「トウルヌソル」はバーと同じデザインをしており、
12のギルガメッシュが持つエクスカリパーはトウルヌソルの偽物と言われている。
上手な使用例
攻撃力自体は100あるので、「投げる」と強い。
同様に、ステータス上の攻撃力数値によってダメージが変わる青魔法「ゴブリンパンチ」の媒体にしても、しっかり攻撃力100に相当する威力を発揮してくれる。ナイトしか装備できない「騎士剣」であるエクスカリバーと違って青魔道士でも装備できる「剣」なので特に使い勝手が良い。
盾や分身も無視して必中なので、味方を攻撃して混乱や睡眠を解除したり「歌う」を止めたりといった用途にも使える(GBA版まで)。
各作品における特徴・性能
FF1(GBA版以降)
武器としては登場しないが、追加ダンジョンの隠しボスとして登場するギルガメッシュが特技として使用する。
威力はお察しの通り。
FF4(GBA版以降)
追加ダンジョンの月の遺跡にて、セシルが受けられるパラディンの試練に二回間違えると入手できる。
オリジナルとは性能が異なり攻撃力+1となっているので、投げてもダメージは1。これといった使い道もないので歴代で最も役に立たないエクスカリパーでもある。
ちなみに、この試練に成功すると強力な武器である「ライトブリンガー」が手に入る。
FF6(GBA版以降)
世界崩壊後、ジドールの競売場にて50万ギルで競り落とせる。
FF4の時と同じく性能は攻撃力+1となっているので、武器としては全く役に立たない。
しかし、これを竜の首コロシアムの賭け品に出すと戦闘中にギルガメッシュが乱入、戦闘に突入する。
この時彼を倒すと、召喚獣として仲間になってくれる。
召喚技としてもこれが発動することがある。やっぱりダメージは1。
FF8
特殊な条件を満たすとG.F.として仲間になるギルガメッシュの使用技の一つとして登場。
敵全体に1の固定ダメージを与える。
ちなみに、他に使用する技はオーディンから受け継いだおなじみ即死技の「斬鉄剣」、敵全体に9999の大ダメージを与える「まさむね」、同様に敵全体に大ダメージを与える「エクスカリバー」がある。
FF9
4本腕の男関連のイベントにて、名前だけ登場。
見た目はエンキドゥ曰く「ド派手な飾りがついている」らしい。
FF11
2015年のログインキャンペーンにて入手できた。武器のカテゴリーは片手剣。
元ネタ同様威力は武器としては最弱クラスで、見た目もまるでバルーンアートのように丸っこく頼りないものとなっている。
ちなみに、エクスカリパー二つを錬成すると「エクスカリパーII」になる……が、元が元なのでやはりまともに扱おうとするには非常に難がある。また、エクスカリパーIIにすると固有WS「ナイスオブラウンド」が使えるようになる。
FF12(インターナショナル版)
モブとして登場したギルガメッシュの討伐報酬として入手できる両手剣。
相変わらずダメージは1しか与えられないが、クリティカルヒットが発生すると2〜3のダメージを叩き出す。ダメージ3倍だぞ3倍!
ちなみに、本作のギルガメッシュはエクスカリパーの偽物である「エクスカレプリカ」という剣を使う他、歴代タイトルの主人公達が使っていた武器の偽物も所持している。
FF7リバース
クラウド達との戦闘中に伝説の剣の気配を感じ、剣を手繰り寄せるが、その剣は案の定エクスカリパー。即座に防御不能な技として「でんせつの一撃」を発動、しかし当然の如くろくなダメージを与えられず落胆するが、「剣豪は得物を選ばず」とすぐに開き直り、なんとそのままバトルに使用。この剣で放たれるへっぽこ斬り、ぽんこつ斬りは食らった際発生する夥しい1の弾幕の通りダメージ1を何千連続も食らわせるという技で普通に洒落にならない火力となっている。(ダメージが1なら何千発も殴ればいいと言うのは単純だがそれを他の剣でやった方が強いのではないだろうか)
なお、この技は特殊な処理がされており物理でも魔法でもない「確定で1ダメージ」の特殊攻撃×数千なので防御やウォール系のダメージ軽減が効かないのは勿論、エアリスレベル2リミット「星の守護」による物理無効すらも貫通するうえ怯まないのでぼーっとしていたり操作を誤ってフルヒットすると一瞬で瀕死になるという下手すると他の技より恐ろしい性質を持っており、エクスカリパーだからと油断しているとあっという間に削り殺される、「ネタ技だが安全な技ではない」ことを肝に銘じて、他の攻撃と同じく扱おう(というかヘタをすると一番危険な技である)
ちなみにギルガメッシュの召喚技「究極幻想」は、全ての得物で無属性物理ダメージを与えるものだが、エクスカリパーは使い方に悩んだのか、ろくに使わず決めポーズのみで使用している。
DFFシリーズ
ショップで合成武器として購入できる。素の攻撃力は68だが、「物理ダメージ-100%」の効果があるのでやはり使い物にならない。
召喚獣として登場するギルガメッシュは、エクスカリバーとエクスカリパーのどちらかをランダムで使用。バーが発動するとブレイブが3倍に増えるが、パーの方が発動するとブレイブが強制的に1になる。
また、続編のDDFFにてプレイアブルキャラクターとして参戦したギルガメッシュが武器を使う攻撃(ブレイブ攻撃、HP攻撃どちらも)を発動するとランダムでエクスカリパーを使用する。こちらは相手のブレイブに防御力無視の1固定ダメージを与えるものとなっている。相手の防御力によってはダメージが0になる事もある本作においては、なかなか侮れない。
EXバースト技では沢山の青い「パー」と一本だけある赤い「バー」を選ぶものとなっており、赤いエクスカリバーを選べれば無事究極幻想に派生するが、エクスカリパーを選んでしまうと1ダメージ連打な上相手が怯みすらしていない有様を見せられた挙句「最強の剣じゃないのかぁー!」と投げてHPダメージが剣選択前のバースト演出のダメージと直前のパー5連撃で溜まったブレイブで発生する(「投げると1ダメージ固定にはならない」というネタ)