多国籍共同開発によって生み出された戦闘機。EF-2000とも呼ばれていた。
概要
NATO加盟国であるドイツ、イギリス、イタリア、スペインの4ヶ国が共同して開発した、
カナードデルタと呼ばれる機体構成を持つマルチロール機。
計画当初は上記の4ヶ国に加えフランスも参加していたのだが、
要求する内容の食い違いなどから脱退した。
機体サイズに対し大出力のエンジンを備え、F-22同様スーパークルーズ能力を備えている。
また、正面からのレーダー反射面積が少ないため、隠密性はステルス機に次ぐという評価もある。
現在、対地攻撃能力を完全に実装するトランシェ3Aは開発中(トランシェ3Bは計画中止の可能性が出ている)であり、欧州諸国で運用されている現行のトランシェ2はAESAレーダーなどを装備していない。
ちなみに、日本でも次期主力戦闘機として当機(トランシェ3)を導入する可能性が高まっていたが、F-35に決定した。