概要
架空の人物や集団の行動を追い、ドキュメンタリー風にまとめ上げた作品のこと。
映画限定のジャンルであり、『記録映像風の動画の挿入』や『関係者へのインタビューが挟まれる』といったドキュメンタリーの定法が多用され、そこから生まれるリアリティが大きな魅力である。
1999年にホラー映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』がヒットしたことで有名になったジャンルで、SFとの相性もいい。
松本人志第1回監督作品『大日本人』にもこの手法が用いられている。
同様の手法でテレビ番組向けに制作された作品は「フェイク・ドキュメンタリー」と呼ばれ、日本においても『放送禁止』や『ぜんぶウソ』など、いくつかの番組が制作されている。また放送当時は明言こそされていなかったが、『水曜スペシャル』で放送されていた『川口浩探検隊シリーズ』もフェイク・ドキュメンタリーの一種であったと言えよう。
名前の由来はかばん語である。