概要
2008年にアメリカで公開された映画。PG-12指定。
正式名称は「クローバーフィールド/HAKAISHA」。
「巨大怪獣が大都会を襲う」という古典的モチーフの作品。
しかし、怪獣よりもその足元で逃げ惑う人々の状況に焦点を当てたドキュメンタリー風の作風となっており、それら人々がデジタルカメラで撮影した(という形式の)主観的映像などが話題を呼んだ作品。
CMなどでは自由の女神像の頭部が破壊された映像を出すだけで内容や作品名は発表しないなど、作品の内容をぼかして宣伝する事で視聴者の興味を煽るという手法がとられた。
ちなみにタイトルのクローバーフィールドとは、作中の事件で行方不明となった人物が残したテープが見つかった地名を指すが、元ネタは制作会社のある通りの名前である。
2018年には続編の『クローバーフィールド パラドックス』がネット配信された。
ラストに超巨大な怪獣が登場し、主人公らののった脱出ポッドを捕食する。
コミカライズ版
正式名称は「クローバーフィールド/KISHIN」。
自分に自信が持てず、クラスメイトの男子3人からいじめを受ける男子高校生の相葉キシンは、影で唯一味方をしてくれる女子高生の笹原アイコに支えられ、いじめに耐えようとしていた。そんな中、ある“巨大怪獣”の襲来から、キシンは大きな事件に巻き込まれ、自分に隠された真実を知っていく物語。
コミカライズ版での舞台は日本で、男子高校生が主人公になっている。また、映画と異なり、謎は比較的明確な形で回収されている。ちなみに同映画がコミカライズされているのは日本のみである。
余談
後年の作品にならってアトランティック・リムと称されることもある。(同名の某Z級スタジオから出された作品は存在するが)。