概要
相手の墓地に存在するモンスターを1体選択してゲームから除外する効果を持つ。
相手の墓地に存在するカードを利用する事を妨害できるというだけでも強力なのだが、それに加えてこのカードは相手のターンでも発動でき、カウンター罠以外のカードにチェーンできる。
つまり相手が死者蘇生などで自分の墓地にあるモンスターを蘇生しようとした際にこのカードをチェーンして除外すれば、このカード1枚で相手は墓地のカードを失うのに加えて蘇生カードまで無駄遣いすることになるのである。
ハンデスカードでこのカードを手札から墓地に落とそうとしてきた場合でもそれにチェーンして発動することで相手の墓地に存在するカードを除外できるため、高い確率で相手の墓地利用を妨害できる。
このカードが登場したばかりの頃は墓地に高速で狙ったカードを落として利用するタイプの1ターンキルが横行していたため、それを妨害できるカードとしてこのカードの評価は更に高かった。
現在ではそうした1ターンキルのキーカードになるようなカードは禁止カードや制限カードになってしまったが、それでも自分の墓地に存在するカードを利用するデッキは多いため依然このカードは強力な妨害カードとして使われている。
ちなみにカードイラストの背景には次元の裂け目が描かれている。相手モンスターをそこに放り込むのだろうか。
アニメ『遊戯王5D's』ではクロウ・ホーガンの回想で幼少期の彼がこのカードを拾っている。上記の通り強力な効果を持つこのカードを捨てるというのはもったいない話である。
このカードはクロウが使用するBFの大半のカードとは種族・属性が共通するため相性が良く、OCGでは実際にBFデッキに投入されることも多いのだがアニメで描かれた限りではクロウがこのカードをデッキに投入した様子は確認できない。