概要
一説には無印版の隠しボスであったセフィロスが一部プレイヤーから「余裕です」と言われたことから13機関との再戦バトルとともに追加されたらしい。
製作者側の本気によって生み出されたボスであり(それでも開発当初よりは弱くなっているらしい)、その強さはシリーズでも屈指である。みんなのトラウマ。
「キーブレードマスターの真の強さ」をコンセプトとして作られており、ソラよりも遥かにキーブレードを使いこなしている・・というかなんでもあり。
具体的にいえば、「キーブレードをエアバイクに変形させて突進する」、「巨大なキャノン砲に変形させてどでかいエネルギー弾を撃つ」、「巨大なドリルに変形させる」・・キーブレード怖い。
しかもこれらの能力が後にキーブレードマスターとしてはむしろ当たり前の能力であることが語られる。ソラ涙目。
ボスキャラクターとしての特徴は、全ボスキャラクタートップのHPと攻撃力を併せ持ち、
更にこのボス独自の要素として、「着地や攻撃直後のわずかな硬直時間以外には攻撃を受け付けない」、「コンボを当てても特殊なダメージ補正により威力が大幅に軽減される」の二点がある。
前者はともかく後者は凶悪で、事前情報なしに他のボスと同じ感覚で戦っていると、「何度攻撃してもHPが全然減らない!」と驚愕することだろう。
この補正はコンボを切れ間なく当て続けることによって少しずつ弱まっていくので、「一回の攻撃チャンスにどれだけコンボを繋げられるか」が攻略のカギとなる。といっても格ゲーほどシビアなものではなく、「コンボを一回フィニッシュまで当てる→敵が着地する瞬間にもう一度コンボを当てる」という方法でもダメージを通すことは可能。アクションゲーが苦手なプレイヤーへの配慮だろう。
攻撃も多彩で、なおかつ一定のローテーションやパターンを持たないのも特徴。
開幕でどの攻撃を使用するか分からないので初見殺しの趣が強い。
攻撃には「魔法、物理攻撃いずれかのコマンドを封印する」、「HPを減らしつつコマンドを『ショック』『かいほう』の二つに変えてシャッフルさせる(ショックを選択するとダメージ)」といった嫌らしいものがあるが、これら以外の攻撃はきちんとガードさえ出来ればあまり怖くない。
あと、スティッチを召喚すると割と楽に戦える。
HPが一定まで減少すると「超乱舞」を使い始める。
瞬間移動でソラの背後に現れキーブレードで連続で斬りつける攻撃・・だが、最初の二回はグライドで飛んでいればかわせる。
最後の乱舞も一旦着地して待機し、敵が瞬間移動してきた瞬間にガードを連打すれば簡単に回避可能(リフレガでも可)。
また終盤では相手にコンボを当てる回数を制限すればこの攻撃しか使わなくなってくるので、これを知っていればかなり楽に戦える(正直他の攻撃を使われた方が厄介)。
その正体はゼアノートに肉体を乗っ取られたテラの鎧に焼きついた残留思念。
バースバイスリープでは鎧のみの状態になってもなおゼアノートに抗おうとしていた。
ちなみにKH2FMの隠しエンディングではこのテラがゼアノートにフルボッコにされているシーンが描写されており、バースバイスリープにて改めてゼアノートがボスキャラクターとして登場した際にはテラの強さを知るプレイヤーに「こいつとんでもなく強いんじゃないのか」と思わせたが全然そんなことは無かった。