関連語
ロシア語を語源とするインテリゲンチャでは無く、英語のインテリジェンス(英:Intelligence・知性や知力と訳される)の略語でもインテリと表現される場合がある。
日本国内における動向
日本では明治時代以降に、学問が広く大衆に開かれたものとなっていく過程において、労働者階級の対比語として略語のインテリが用いられるようになっていった。第二次世界大戦以降は学問の大衆化が更に加速し、かつては高等教育として一般大衆には無縁と考えられていた大学や大学院で多くの人が学問を修めるようになり、次第にインテリ層の拡大が起こっている。
ただ、更に時代を下がって1970年代以降に、学問が単なる就職のための踏み台として利用されるようになり、他方では知識を持っている事と選民思想が連携して、知識の無い層を否定的に扱うような風潮が出始めた辺りから、世相の上でインテリの在り様に対する否定的な見解が現れはじめた感は否めない。
知識を得る事自体が否定的に扱われ、先に挙げた活字離れ・理科離れを加速させる傾向にある。これらでは本来、学問を修めるべき学生に在ってすら学問から遠ざかるという状況も見られる。この場合では学問を真面目に修めている側が、「ガリ勉」などとして揶揄されるケースもあり、学問の習熟を妨げる事態も発生している模様である。
最近ではそのようないわゆる「ガリ勉」と同様の蔑称として使用されることも多い。