概要
第17話から登場する人物。仮面ライダービーストに変身する魔法使い。
旅の青年で適当な所にキャンプを張って生活している。ピンチの状況にも動じず「ピンチはチャンス」と捉え、襲われた状況でも食事を優先するなどかなりマイペースな性格。後述の契約のせいで本人曰く「明日をも知れぬ命」なのだが、その性格ゆえに凜子からは「悲壮感ゼロ」と言われている。
またすぐ「皆まで言うな」と人の話を遮って自分の思い込み(だいたいは的外れ)をべらべら喋るなど、他人の言う事は余り聞いていない。
マヨネーズ
食いしん坊かつなんにでもマヨネーズをかける生粋のマヨラーで、しかもそれを他人に薦めたり、「マヨネーズは世界でいちばん偉大な食い物だ」と豪語する筋金入り。そのため名前がはっきりしなかった登場当初は「マヨネーズ」呼ばわりされており、「ちゃんと名前で呼べ!」と怒っていた。ちなみに常に持ち歩いているマヨネーズの容器には、仮面ライダーWの鳴海亜樹子のスリッパのように何種類かの台詞が書かれている。
テント暮らしであるためか、料理をするときは焚き火を利用する。そこが他人の家の落ち葉が多い庭でも構わずに。他人の敷地内および可燃物の多い場所での焚き火は延焼の危険があるのであまり真似しないように
本編でマヨネーズをかけた食べ物
- フランクフルト
- ドーナツ
- バーベキュー
- 焼きそば
- ラーメン
焼きそばのように、実際にやってみれば美味しい食べ合わせであるものも一応存在する。
魔法使いとなった経緯
本業は大学生で考古学を専攻している。ある日研究の最中に発見した遺跡の奥で偶然ビーストドライバーを発見。そこをグールに襲われて絶体絶命の危機に陥った時、ビーストドライバーに封じられていたビーストキマイラに「力を与える代わりにファントムの魔力を喰らえ」と契約を迫られ、仮面ライダービーストとなった。そのため、定期的にファントムの魔力を喰らわなければ死んでしまう身体となっている。そういった経緯から晴人と出会うまで「魔法使いはファントムの魔力を喰うのが普通」と考えていた。
本編での活動
ファントムを倒す理由は前述のように「生きるため」であり、「ゲートを守る」晴人とは違い自らの死活問題である。そこを付け込まれ、メデューサに「ウィザードは自分の魔力を横取りされないように嘘をついている」「ファントムの側につけばゲートから生まれるファントムを分けてやる」と吹き込まれ、晴人と敵対することになる。
だが晴人の話で、「ファントムが生まれる=ゲートが死亡する」ことを知って、メデューサに騙されたことを知り、「明日の命より今日の命だ」と言われたことで考え方を改める。それ以後は晴人をライバル視し「どっちが先に倒すか」というものの、ファントムを倒すことについては共闘体制を取る。これまでの平成ライダー作品での2号ライダーは、登場当初は主人公サイドと考えが合わなかったり、正体を隠していたりして反目することが多いなか、珍しく登場当初から主人公サイドと良好な関係になっている。