アポリアとは、
- 哲学では、哲学的難題または困惑の状態の事。
- 修辞学では、修辞学的に役立つ疑問の表現の事。
- 遊戯王5D'sに登場した人物。
本項では3番目について説明する。
概要
初登場は134話。
シューティング・スター・ドラゴンの連続攻撃によって機皇帝グランエル∞が破壊された事により、
ホセ・ルチアーノ・プラシドが光を放ちながら宙に舞い上がり、三人の右目・左目・口元に装着されていた「∞」の仮面(トリニダートマスク)がひとつに超融合した事により登場した三皇帝の本当の姿。
アポリアと言う一人の人間の幼年期、青年期、老年期の姿と記憶が三皇帝の元となっている。
だが容姿にホセ・ルチアーノの面影は殆ど無く、プラシドを超進化させたような姿になっている。
幼年期に両親を失い、青年期に恋人を失い、老年期に世界の終焉を見届けた。
その後、同じく終焉世界に生き残ったZ-ONE、パラドックス、アンチノミーと共に世界を救うために行動を起こす。
だが、次々と仲間が死んでいき、ついにZ-ONEとアポリアだけになった時、過去の体験から生み出された三つの絶望をZ-ONEに託して死亡。
そして、絶望によって作り出された3体のロボット(ホセ・プラシド・ルチアーノ)は過去に送られ、イリアステルを組織して、ネオドミノシティ抹消を実行に移している。
幼少期の姿はルチアーノ、青年期の姿はプラシド、老年期の姿はホセに酷似している。
これは、幼年期の「愛してくれる者のいなくなった絶望」からルチアーノが、
青年期の「愛する者のいなくなった絶望」からプラシドが、
そして老年期の「愛さえいらなくなった絶望」からホセが作られたためである。
それはそれとして、いきなり敵キャラが合体した超展開っぷりと三つの仮面が顔にくっ付いたシーンは、
視聴者の腹筋に強力なダイレクトアタックを叩き込んだ訳だが……。
(放送前の予想絵図)
その後、遊星の活躍により倒されて海に水没するもZ-ONEによって回収され復活、本拠地であるアーククレイドル内にてジャック・龍亞・龍可の前に立ちはだかる。そしてフィールド魔法「機動要塞フォルテシモ」と合体した。
その後アーククレイドル内で絶望から立ち上がり、シグナーとして覚醒した龍亞、そしてライフ・ストリーム・ドラゴンの力によって回復したジャックと龍可の三人によってスカーレッド・ノヴァ・ドラゴンの一撃を受け敗れる。
その際、ジャックから「チーム5D'sが遊星に希望を託したように自分もゾーンに希望を託している」ことを諭され、自分が持つ感情は絶望ではなく希望であることを知り、満足気な笑みを浮かべながら力尽きた。
ちなみに同回では顔芸を多数披露した。
その後、Z-ONEの元に辿り着いた遊星たちの前にボロボロの状態になりながらも現れる。
絶望から立ち直り、シグナーに進化した龍亞の姿に希望を見出した彼は、今度は遊星たちの希望を信じてZONEに希望を思い出してもらうために、Z-ONEとデュエルする。
「機皇帝」のギミックを利用したデッキ圧縮戦術を用い、自らの希望を象徴するカード「アフター・グロー(”太陽の残光”の意)」を使用する。
しかし、アポリアすら知らなかった第二以降の時械神により敗北。だが遊星に希望を繋いだとして最後の力を振り絞って遊星のD・ホイールに力を与えて機能停止した。
使用カード
機皇神マシニクル∞3
アポリアが使用する第4の機皇帝。
「きこうしんマシニクルインフィニティ・キュービック」と読むアポリアの切り札。
OCGでは「3(キュービック)」の部分が削られて「機皇神マシニクル∞」が正式名称になっている。
機皇神龍アステリスク
アーククレイドル内にて使用したカード。
機皇帝の特徴である胸部の∞が、3つの∞が重なり合った「*(アステリスク)」になっており、その後ろから蛇のような体が生えた姿をしている。
マシニクルの進化系であるのだろうが、その奇抜な姿がどうも鰻っぽいやら回虫っぽいやら龍に見えないなど散々な扱いをされている。
そしてOCG化の際にマシニクル以上に弱体化し、余計にネタにされている。
余談
ルチアーノ時代は赤い髪だが、プラシド時代は白髪になっている。これはおそらく両親を失ったショックによるものだと推測される。また、キチアーノ化したのも同じ理由だと思われる。
サラサラヘアーだったルチアーノがプラシド時代には重力に激しく抵抗する厨二病な髪型になったのは、おそらく若気の至りというやつだろう。
そのツケがホセ時代のハゲ頭である。
(実際はプラシド時代の髪型は父親の遺伝だと思われる)
また、登場当初、およびアーククレイドル戦では「絶望」を連呼したため「絶望野郎」等と呼ばれている・・・のだが
Z-ONE戦では一転、短い時間の間に「希望」を連呼していたため、今度は「希望野郎」などと一部で呼ばれてるとか。
また、タッグフォース6では、コナミ君の冷蔵庫に魔改造を施して行った。