概要
CV:比上孝治
バリアン世界からの刺客の一人。幹部の中で一番小柄だがリアルな戦闘力は高い。
熱血漢で、一つのことに真剣になるあまり他の事に気が回らない性格。常に本気でぶつかっていき決して屈しない。仲間からは「単細胞」呼ばわりされており、「果たし状」を「はたしじゅう」と書くなど、頭はかなり悪い様子。
「カウンター」が口癖であり、それは行動やデッキにも表れている。
遊戯王の敵幹部としては非常に珍しい、楽しむためのデュエルをする決闘者である。どのような状況でも自分のデュエルに対するポリシーや戦い方を変えず、お互いの全力のやり取りを心から楽しむ。そのため九十九遊馬も彼と意気投合し、本気で彼とのデュエルを楽しむのと同時に彼がバリアンであることを嘆いていた。
劇中での活躍
人間世界ではバリアンの本来の力を発揮できないことから当初はめんどくさがっていたが、一向にナンバーズを回収できないギラグを見かねて送り出された。
そして学校に潜入して偶然出会った小鳥に一目ぼれし、彼女を天使と呼んでアタックをかけるが、すべて通りがかりの遊馬に邪魔されたことで彼に敵意を燃やし、デュエルを挑む。そして遊馬に敗北した(ナンバーズを賭けておらず出してもいないので消滅していない)ことで今度は遊馬を天使とあがめ、遊馬のライバルとなることを宣言した・・・最初の意気込みはどこへ行った、バリアンの使命とはなんだったのだろうか。ちなみに遊馬に対象が切り替わったことで小鳥のことは完全に眼中になくなっている。
以降はギラグ共々体育倉庫を拠点として活動している。その後、遊馬打倒のためにギラグと共に山奥で特訓(遊戯王ではよくあること)していた(引きの力を鍛えようとでもしているのだろうか)。そこに二人の状況を見かねたドルベによって派遣されたミザエルが現れる。ミザエルから現実世界でも本気を出せるアイテム「バリアンズスフィアキューブ」を渡され、「これが最後のチャンスだ」と最後通告されてしまう。
これを受けてあくまで策を巡らせて遊馬を倒そうとするギラグに対し、アリトは真っ向から全力で遊馬とぶつかり、勝つことを宣言。ギラグが洗脳した真月零たちを解放し、バリアンズスフィアキューブで真っ向から遊馬に挑む。究極体ZEXALとなり本気でぶつかってくる遊馬とアストラルにアリトもカードゲームのアニメとは思えない演出と共にバリアンの姿となり本気で迎え撃つ。バリアンである事を悲しむ遊馬に楽しもうと言うなど、バリアンである前に一人のデュエリストとして遊馬と向き合っていた。
切り札であるナンバーズも投入された激闘の末に敗北。バリアンの戦士としてナンバーズを吸収されて消滅すると思われたが何故かナンバーズの吸収が出来なかった。更に何者かに別の場所に転移させられ、闇討ちされて倒れる。その際アリトは真月の名前を出していたが・・・。
その後ミザエルに回収されてバリアン世界に撤退し、バリアン世界にて長き眠りにつくはずであったが、ドン・サウザンドの力を得たベクターの力により、ギラグ共々復活を果たす。しかし復活の過程でドン・サウザンドによる干渉を受けたらしく、以前のような正々堂々とした性格は消え、洗脳などの卑劣な手段を平気で使う悪しき性格に改編されてしまった。遊馬との再戦への熱意も、遊馬に敗北したことへの恨みに置き換えられている。
スパルタンシティの遺跡でゴーシュを洗脳し、遊馬、ドロワにタッグデュエルを挑む。「どちらかが完全に壊れるまでデュエルを続ける」と笑うアリトの姿には遊馬も動揺を隠せなかった。
外見の特徴
現実世界では浅黒い肌の少年の姿になる。体格は遊馬と同じくらい。思いっきり不審者な感じだったギラクとは違い学校に紛れていても違和感は無かった。
バリアンとしての姿は見事な体格を誇り、革ジャンみたいなのを着用している。世紀末世界でありそうなお面(素顔?)を付けている。なんか蟹っぽい。
OPや幹部の集会場面では赤色のフードを身に纏っている。
使用カード
使用デッキはBK(バーニングナックラー)と名のついた炎属性モンスターを主軸としたデッキ。相手の攻撃に反応するカウンター戦法を信条としており、罠カードを中心とした戦術を得意とする。エースモンスターは「BK拘束蛮兵リードブロー」。また、本来の力を発揮したときのみ使える真の切り札として「オーバーハンドレットナンバーズ」である「No.105BK流星のセスタス」、およびそのカオスエクシーズ体である「CNo.105BK彗星のカエストス」を所持している。