CV:木村良平
人物像
フルネームはエルエルフ・カルルスタイン。
ドルシア軍事盟約連邦の特務機関「カルルスタイン機関」所属のエージェント。17歳。
英字表記は「L-ELF」。学生と身分を偽り仲間達と人型兵器ヴァルヴレイヴを狙い、ジオールに潜入する。
10年前、兵士に追われていた所でドルシア王女のリーゼロッテと偶然出会い、彼女に助けられる。それ以来エルエルフは彼女の写真を大切に持ち歩いている。
頭脳明晰で少ない情報から的確な状況判断を行う洞察力の持ち主で、成り行きでヴァルヴレイヴに乗り込んだ際には機体のシステムに仕掛けがある事に加え、設計者の性格すらも推理してみせる。その状況把握能力は戦況の先読みを可能とし、本人をして「予言」とまで言わしめている。
また、それと同時に兵士として高い身体能力・戦闘能力を持ち合わせており、それらの能力をフルに発揮した場合は一個旅団相当の戦力を手球に取る事ができる為、敵対勢力であるARUSからは「一人旅団」の異名で恐れられている。
ヴァルヴレイヴを起動させた時縞ハルトの前に現れ、彼を殺害するも、驚異的な回復を見せたハルトに首元を噛み付かれ、ハルトの意識に身体を乗っ取られてしまう。
そしてエルエルフの身体を乗っ取ったハルトはドルシアの人間を手にかけながらヴァルヴレイヴと自身の身体を奪還する。事情を知らない人間から見たら突然裏切ったとしか言えないその状況の為、エルエルフはドルシア軍から「裏切り者」の汚名を着せられる事になる。
かねてよりドルシアを革命する野心を秘めており、その計画の軌道修正と前倒しを兼ねてヴァルヴレイヴのパイロットであるハルトを契約という名目で利用しようとするが、指南ショーコが咲森学園をドルシアに対してもARUSに対しても独立した国にするという方針を採った為に計画は瓦解。自身の立場もあるため、なし崩し的に彼らと行動を共にする事になる。
しかし、それでも彼は計画を止める筈もなく、学園を軍事国家にしてARUSと同盟を締結させるべくショーコに提案するも断られ、その後紆余曲折を経てハルトと「学園の犠牲者を出さずに戦いを終わらせる」という条件の下に再度の契約を交わす。
その際学園に潜入してきたアードライと接触し、軍へ戻るよう説得されるが、アードライの片腕として軍へ戻るよりもハルトを片腕として新しい世界を作る事を選択し、決別している。
リーゼロッテの出会いが切欠で勝敗に対して強いこだわりを持つようになり、咲森学園に潜入した際に出会ったハルトの勝負に拘らない考え方に対して「お前はハムエッグの黄身も愛した女も、ナイフで半分に切り分けるのか。幸せは半分に出来ない」「お前が戦いなくなくても向こうから殴ってきたらどうする」と怒りを露にしている(因みにハムエッグの黄身は完熟にすれば半分に切り分けられる。ただしこれでもまた半熟か、完熟かの好みで別の争いの種を作る事になる)。
この一件のせいか、後にショーコからハムエルフと呼ばれている。
余談
第1話の「ハムエッグ」発言、そして第2話の彼の身に起こった不幸・転落ぶりや、その様子を表したかのようなEDの歌詞の一部「僕じゃない」から、早くもネタキャラな扱いを受けてしまっている。そしてそれを裏付けるかのように回を重ねるごとにネタ要素が加速度的に濃くなっている。