宇宙の騎士テッカマンとは、タツノコプロ制作のTVアニメである。
概要
地球人が宇宙進出を果たしていく中、地球は環境汚染により滅びゆく運命にあった。再生計画であった「クリーンアース計画」もとん挫し、残る手段は別の惑星に人類を移民させる事であった。
しかし、突如悪の異星人軍団「ワルダスター」が地球に襲来。主人公・南城二の父親もワルダスターにより殺されてしまう。
父を殺された怒りに燃える城二は地球人の宇宙活動用システムの試作型「テックセットシステム」により超人「テッカマン」へと変身し、ワルダスターとの戦いに身を投じていく。
本放映当時(1970年代)は宇宙を舞台としたSF作品は軒並み打ち切りに合うというジンクスを抱えており、本作も例外ではなく1年放映の予定が半年で打ち切り。非常に中途半端な形で物語は終了してしまう。
しかしシリアスなストーリーと宇宙での慣性を生かしたアクションからか多くのファンを獲得しており、タツノコ公式サイトでは一時期「早すぎた傑作」と本作を評していた。
MADムービーの先駆け?
まだインターネットが無かった昔、本作の主題歌のサビの部分である「ジャッジャッテッカマ~ン♪」の部分をテープ編集(!)などで抜き出し、他の歌に無理やり繋げるというMADテープなるものが流行していた。
ある意味で本作が無かったら今のYouTubeやニコニコ動画は無かった…のかもしれない。
関連作品
本作のリメイク作。ただし共通要素は「テッカマン」「ペガス」「スペースナイツ」「ブルーアース」といった固有名詞ぐらいでほとんど別物といってもいい。
また本作のキャラがカメオ出演した事もある。
ブレードとの区別で本作は「元祖」と呼ばれる事もある。
大張正己監督のOVA。本作のオマージュ作品であり、オーガンのデザインはテッカマンに似ている部分がある。
本作のパロディ「時空の騎士テックメン」が展開されている。