地霊殿とは、
- 東方projectの作品『東方地霊殿 ~ Subterranean Animism.』関連のイラストに付けられるタグ。
- 東方地霊殿の舞台のひとつとなる、古明地姉妹やお燐、お空が住んでいる地底世界内の建物。これらキャラのいずれか、ないし全員が描かれている絵につけられることが多いタグ。
本項では主に2について説明する。
概要
地獄の縮小計画によって切り捨てられた地底の土地、旧地獄。
元地獄の都であり、今は地上を追われた荒くれ者達が住まう「旧都」。
「地霊殿」は、その「旧都」の中心にある灼熱地獄跡の真上に建てられた古明地姉妹の屋敷である。
屋敷の主人は妖怪サトリの古明地さとり。住人はさとりの妹古明地こいしと、残りはさとりがペットとして飼っている大勢の動物や妖怪である。
勇儀曰く「偉そうにしている奴ら」が住んでいる。
さとりは心を読める能力ゆえに、地上の人間と妖怪から嫌われて地上から追放され、この地底に来たが地底の妖怪からも嫌われている。この事から他人は誰も地霊殿に近寄りたがらないため、ここに来客は無い。さとりも他人とのコミュニケーションを避け、引き篭もるようにして本を読みながら暮らしており、殆ど外に出ない。
反対にさとりの能力は言葉を持たない動物に好かれているので、地霊殿には動物が多く集まっている。屋敷は古明地姉妹だけで暮らすには広すぎるが、敷地内の殆どにはペットがおり、動物園のような状態になっている。
こいしは動物たちからも好かれていないが嫌われてもいない。唯一姉からは心配されている。
旧地獄は地獄としての役割を終えているが、未だに蔓延っている怨霊と、使われなくなった灼熱地獄の跡地が残っており、その管理が必要である。
怨霊の心が読めるさとりと、怨霊と会話ができるペットの火焔猫燐(お燐)を筆頭に、灼熱地獄の暑さが平気で温度管理を任されている霊烏路空(お空)など、前述の管理事項全てを地霊殿住人が役割分担をして行っている。
ただしさとりは、怨霊に灼熱地獄の管理、おまけにペットの世話自体までの諸々を、自身のペットに任せている。ペットにしている地獄の動物は、放し飼いにしているだけで、怨霊や魑魅魍魎を食べて勝手に強力な妖怪に育っていく。そうしてペットをペットに任せてほったらかしのような状況に加えて、前述のさとりの引き篭もりがひとつの原因となり『東方地霊殿』の本編となる異変が発生する。
さとりのペットたちは彼女を慕う事で強い仲間意識を持っている。特に地霊殿で飼われ始めた事から一緒に居るお燐とお空は非常に仲が良い。
場所
幻想郷からは、妖怪の山の麓の地獄谷や博麗神社にある間欠泉などから地底に入り、旧都を抜け、更に奥深くに行くとある。
旧地獄全体でみれば、ほぼ中央に位置するようだ。
デザイン
外観
東洋的な名前とは裏腹に、西洋風のお屋敷である。
内装
黒に、赤色または紫色の市松模様に彩られた床や、ステンドグラスの天窓が特徴。
中庭には灼熱地獄跡に続く穴がある。
ちなみにこのステンドグラス、実は床についていて、光っていて、温度が高い。床暖房完備。そのため灼熱地獄跡の光と熱を受けているのではないかという説がある。
住人
主人:古明地さとり
主人の妹:古明地こいし
ペット:火焔猫燐
ペット:霊烏路空
その他多数のペットたち(人化できるかどうかは不明)
『心綺楼』では、人化していない猫、犬、ライオン、黒豹、アライグマ、ハシビロコウ、コモドドラゴンが地霊殿ステージの背景に置かれた。ちなみに水橋パルスィと黒谷ヤマメも居る。