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セントロサウルスの編集履歴

2013-08-26 21:37:34 バージョン

セントロサウルス

せんとろさうるす

白亜紀後期の北米大陸に棲息していた角竜である。

属名の由来

鼻の上の一本角から「先の鋭い爬虫類」を意味する。・・・というのは微妙に誤解。最初に発見された標本はフリルの一部であり、フリルから垂れ下がったトゲが折れて分離した状態であった。当時知られていた角竜(トリケラトプスモノクロニウスなど)のフリルには発達したトゲは存在しなかったことも手伝って、折れて分離したトゲは鼻角と解釈された。

結果、このトゲにちなんで「先の鋭い爬虫類」となった。フリルについて正しく解釈されるようになるのは命名から数年後のことである。

名称問題

セントロサウルス(Centrosaurus)は1904年に命名されたが,先にトカゲの仲間に使用されており、エウセントロサウルス(Eucentrosaurus)に改名が試みられた。その後そのトカゲも改名されてしまったりなんだりで、大混乱(やや誇張)となった。結局、現在ではセントロサウルスの方を用いている。

またケントロサウルスとも表記できるため、ステゴサウルス類のケントロサウルス(Kentrosaurus)と混同されてしまう事もある。

特徴

全長は6メートル、推定体重2トン。

樽状の胴体と太く頑丈な四肢に短い尾(ただしケラトプス科の中では長い部類に入る)を持っていた。

発達した鼻角は、個体によって前方にカーブしたり後方に反ってみたりまっすぐ伸びたりとまちまちである。また鼻角以外にも眼窩上部に小さな突起が存在する。湾曲した一対の突起(先述のトゲ)などの短い棘がフリル周縁に並ぶ。

大きな群れで行動して、ダスプレトサウルスゴルゴサウルスなどから身を守っていたと考えられている。

白亜紀のアルバータ その2


化石

カナダ・アルバータ州から大規模なボーンベッドがいくつも発見されており、成長段階の研究に一役買っている。また、関節の繋がったほぼ完全な骨格や、「ミイラ化石」も知られている。

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